それは「エスクァイア」というファッヨン誌に載っていた。タイトルは「科学が証明した世界で最もハンサムな男トップ10」。
どういう風にしたかと言うと、その記事から「デジタル・フェイス・マッピング技術で唇、鼻、目、眉毛、顎、額、顔の外辺など12箇所にマーカーを置き、それぞれの距離の平均値を算出、その結果を黄金比(詳しくはネットで検索して……)と比較してスコアを付けていく内容だ」というもの。
どんなものかは下記の写真を参照。
結果は1位ジョージ・クルーニー(映画俳優)91.86%の精度で完璧な顔とある。
2位ブラッドリー・クーパー(映画俳優)
3位ブラッド・ピット(映画俳優)
4位ハリー・スタイルズ(イギリスの歌手)
5位デヴィッド・ベッカム(引退したサッカー選手)
6位ウィル・スミス(映画俳優)
7位イドリス・エルバ(イギリスの映画俳優)
8位ライアン・ゴズリング(映画俳優)
9位ゼイン・マリク(イングランドの歌手)
10位ジェイミー・フォックス(映画俳優・ミュージシャン)
で、このハンサムな男で思い出すのは、ハリウッドの俳優で1939年「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲーブルだ。鼻の下にドジョウのようなちょび髭を生やし目をしかめるような表情が女たらしを連想して嫌いだった。そのくせマリリン・モンローと共演した1961年「荒馬と女」を観るという勝手な私だったが、がらりとその意識を変える出来事があった。
それは東京丸ノ内線地下鉄車内でのことだった。昼間の乗客の少ない時間帯で、外国人数人が座席に座っていた。その中にクラーク・ゲーブルにそっくりな男がいた。浅黒い肌ではあるが目鼻立ちが目を引いた。
スクリーンを介在すると生身に欠けるせいか、も一つ臨場感がない。ところがこの車内ではリアルな感覚とともにクラーク・ゲーブルがいかにハンサムかも認識した次第。
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