今年で78回目のアカデミー賞は、私にはちょっと興味深いことになりそうです。
作品賞と監督賞は、
「ブロークバック・マウンテン」アン・リー
「カポーティ」ベネット・ミラー
「クラッシュ」ポール・ハギス
「グッドナイト&グッドラック」ジョージ・クルーニー
「ミュンヘン」スティーヴン・スピルバーグがノミネートされている。
これらの作品はどれも評判がいい。
主演男優賞にホアキン・フェニックス「ウォーク・ザ・ライン」
主演女優賞にリース・ウィザースプーン{ウォーク・ザ・ライン}
助演男優賞にポール・ジアマッティ、ジェイク・ギレンホール
助演女優賞にフランシス・マクドーマンドがノミネートされていて興味が尽きません。特にリース・ウィザースプーンは、「メラニーは行く」であまり印象に残っていなかったので意外に思っています。その後成長したのでしょう。
ポール・ジアマッティは「サイドウエイ」で印象に残っていて、頭のはげた中年男ながら頑張っているようです。それから、フランシス・マクドーマンドは「ファーゴ」でオスカーをとっていて、今回のノミネートもうれしい出来事になるでしょう。
さて、作品賞を眺めてみますと、バラエティに富んでいて、ぜひ観たいと思うものばかりです。映画データベース・サイトallcinemaからの部分的な引用になりますが、まず、アン・リー監督の「ブロークバック・マウンテン」は、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンの雄大な風景をバックに、二人のカウボーイの20年にわたる秘められた禁断の愛の物語。
スティーヴン・スピルバーグ(左)とアン・リー
ベネット・ミラー監督の「カポーティ」は、「ティファニーで朝食を」の1958年原作者で、1966年の「冷血」を執筆する過程を描いているようです。この人もゲイであったとか。
ベネット・ミラー
「クラッシュ」のポール・ハギス監督は、2005年のオスカー受賞作「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本を書いています。今度は映画を監督してノミネートされ、その作品はさまざまな人種が入り混じり、人種間の摩擦と緊張が極限にまで高まるアメリカ・ロスアンジェルスを舞台に、次々と引き起こされる“衝突”の連鎖によって運命を狂わされていく人々の姿を描いているといいます。
ポール・ハギス夫妻
ジョージ・クルーニー監督は、TV「ER」で一躍有名になり、いまは才能を遺憾なく発揮している旬の男です。それもそのはず、叔父に名優のホセ・ファーラー叔母にポップ・シンガーのローズマリー・クルーニー、日本では彼女の「青いカナリア」がヒットしましたが、本人は歌詞もあまり覚えていないと、日本公演のときに言っていました。芸能一家に生れたジョージ・クルーニーが監督したのは、「グッドナイト&グッドラック」放送の良心としてアメリカ国民に愛されたエド・マローの生き様を描いた本格社会派ドラマ。“マッカーシー”批判と呼ばれる歴史的事件を背景に、時の権力者に立ち向かった男たちの真実の物語。しかもモノクロ映像で撮っているのもにくい演出ですね。
ジョージ・クルーニー
スティーヴン・スピルバーグの「ミュンヘン」は、1972年のミュンヘン・オリンピックで起きたパレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手殺害事件とその後のイスラエル暗殺部隊による報復の過程をリアルに緊張感を伴って衝撃的に描いているそうです。新聞の映画評も高い評価を下しています。
これらの映画を全部観たいと思っていますが、DVD化されて観られるのは恐らく今年の秋か年末になることでしょう。とにかく、3月6日が楽しみです。わたしの永年の望みは、この作品賞、監督賞に日本人の名前を見ることです。アン・リー監督が受賞すれば、アジア初になります。
作品賞と監督賞は、
「ブロークバック・マウンテン」アン・リー
「カポーティ」ベネット・ミラー
「クラッシュ」ポール・ハギス
「グッドナイト&グッドラック」ジョージ・クルーニー
「ミュンヘン」スティーヴン・スピルバーグがノミネートされている。
これらの作品はどれも評判がいい。
主演男優賞にホアキン・フェニックス「ウォーク・ザ・ライン」
主演女優賞にリース・ウィザースプーン{ウォーク・ザ・ライン}
助演男優賞にポール・ジアマッティ、ジェイク・ギレンホール
助演女優賞にフランシス・マクドーマンドがノミネートされていて興味が尽きません。特にリース・ウィザースプーンは、「メラニーは行く」であまり印象に残っていなかったので意外に思っています。その後成長したのでしょう。
ポール・ジアマッティは「サイドウエイ」で印象に残っていて、頭のはげた中年男ながら頑張っているようです。それから、フランシス・マクドーマンドは「ファーゴ」でオスカーをとっていて、今回のノミネートもうれしい出来事になるでしょう。
さて、作品賞を眺めてみますと、バラエティに富んでいて、ぜひ観たいと思うものばかりです。映画データベース・サイトallcinemaからの部分的な引用になりますが、まず、アン・リー監督の「ブロークバック・マウンテン」は、ワイオミング州ブロークバック・マウンテンの雄大な風景をバックに、二人のカウボーイの20年にわたる秘められた禁断の愛の物語。
スティーヴン・スピルバーグ(左)とアン・リー
ベネット・ミラー監督の「カポーティ」は、「ティファニーで朝食を」の1958年原作者で、1966年の「冷血」を執筆する過程を描いているようです。この人もゲイであったとか。
ベネット・ミラー
「クラッシュ」のポール・ハギス監督は、2005年のオスカー受賞作「ミリオンダラー・ベイビー」の脚本を書いています。今度は映画を監督してノミネートされ、その作品はさまざまな人種が入り混じり、人種間の摩擦と緊張が極限にまで高まるアメリカ・ロスアンジェルスを舞台に、次々と引き起こされる“衝突”の連鎖によって運命を狂わされていく人々の姿を描いているといいます。
ポール・ハギス夫妻
ジョージ・クルーニー監督は、TV「ER」で一躍有名になり、いまは才能を遺憾なく発揮している旬の男です。それもそのはず、叔父に名優のホセ・ファーラー叔母にポップ・シンガーのローズマリー・クルーニー、日本では彼女の「青いカナリア」がヒットしましたが、本人は歌詞もあまり覚えていないと、日本公演のときに言っていました。芸能一家に生れたジョージ・クルーニーが監督したのは、「グッドナイト&グッドラック」放送の良心としてアメリカ国民に愛されたエド・マローの生き様を描いた本格社会派ドラマ。“マッカーシー”批判と呼ばれる歴史的事件を背景に、時の権力者に立ち向かった男たちの真実の物語。しかもモノクロ映像で撮っているのもにくい演出ですね。
ジョージ・クルーニー
スティーヴン・スピルバーグの「ミュンヘン」は、1972年のミュンヘン・オリンピックで起きたパレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手殺害事件とその後のイスラエル暗殺部隊による報復の過程をリアルに緊張感を伴って衝撃的に描いているそうです。新聞の映画評も高い評価を下しています。
これらの映画を全部観たいと思っていますが、DVD化されて観られるのは恐らく今年の秋か年末になることでしょう。とにかく、3月6日が楽しみです。わたしの永年の望みは、この作品賞、監督賞に日本人の名前を見ることです。アン・リー監督が受賞すれば、アジア初になります。