男子高校生二人が、謎めいた理由で女性を殺害する。“自殺と犯罪なくして完全な人生はない。非常な炎の定めによりある者は生きある者は死ぬ”
捜査の目を逃れるために数々の偽装を凝らす。それでも二人の刑事キャシー(サンドラ・ブロック)サム(ベン・チャップリン)は追い詰めていく。
事件捜査と並行してキャシーの元夫の暴力による忌まわしい過去を内包しながら、二人の心の揺らぎが描かれる。
このDVDには、監督の解説版も収録してありそれを見ると、原題の「Murder by Numbers」の意味について触れている。“模範的な殺人”“順序立てた殺人計画”また“刑事が順を追って犯罪を暴いていくという意味もある”という。
私はむしろサンドラ・ブロックの心の傷を癒す手助けをしたベン・チャップリとの男女関係を描いたものと受け止めている。
監督 バーベッド・シュローダー1941年8月イラン/
テヘラン生まれ。‘90「運命の逆転」で’91年のアカデミー監督賞にノミネートされている。
キャスト サンドラ・ブロック1964年7月ヴァージニア州生まれ
ベン・チャップリン1970年7月ロンドン生まれ。‘93「日の名残り」がデビュー作。
ライアン・ゴズリング1980年11月カナダ、オンタリオ州ロンドン生れ。注目の若手スター、’04「きみに読む物語」でブレイクする。
マイケル・ビット1981年4月ニュージャージー州生まれ。