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朝夕は肌寒さ感じるが、日中はともすると半袖でも快適な日もある。初秋は衣類の選択に余計な気を使うことになる。今日はまさに秋という、どこまでも青い空が広がっていて、フリースのジャケットと薄いウィンド・ブレーカーを用意して出かけた。
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東金市上布田301にある法華系単立の不老山薬王寺は、気分がホッとするようないわゆる田園風景の中の地方道117号線沿いの集落の中にあった。集落は、時折117号線を走る車の音がするぐらいで、大げさに言えば自分の呼吸する音が聞こえるほど、しんと静まり返っていた。
山門を入ってすぐに本堂がある小さなお寺である。掃除は行き届いていて落ち着いた雰囲気だった。境内のどこにもお寺の由来を書いたものがない。そこでインターネットのウィキペディアに頼ることになる。
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それによると、江戸時代延享年間(1744年~1748年)に古記録が焼失され詳細は不明と言う。言い伝えとして、鎌倉時代の日蓮宗の僧日常、本名富木常念(とつき つねのぶ//じょうねん)=鎌倉時代の下総国の豪族、日蓮の有力壇越。建長5年(1253年)頃、日蓮の法華宗義に帰依)により創建されたという。寛永年間(1624年~1644年)薬師如来が安置され、「布田の目薬」と呼ばれる眼薬が有名だったという。