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米国のレストランでチップを渡す習慣はなくなるのか (ウォールストリート・ジャーナル日本版)

2013-08-30 15:38:11 | 社会

 アメリカ旅行でチップの心配をしなくてもいい。 と早合点は禁物。
記事の冒頭はこう告げる。「ニューヨークの高級日本食店、スシ・ヤスダ(Sushi Yasuda)は最近、客がチップを置いていくことを禁止した。その代わり、ウェイターの給与を補う分としてメニュー価格を15%ほど引き上げた。これをきっかけに、チップ廃止運動がいよいよ転換点に達し得るかどうかという議論が起きている」
            
 どうやら傾向としてはチップの習慣を見直す空気のようだ。カリフォルニア州ヨウントビル、同バークレイ、シカゴ、サンディエゴなどにある有名レストランも採用しているらしい。しかも、サービス向上に貢献していると言う。
 
 実際のところ、この問題では賛否両論があって、まだまだ議論は続くだろう。レストランがチップを廃止しても、ほかのところで必要だからチップから逃れることは出来ない。

読書「幸村去影」津本陽

2013-08-28 15:34:53 | 読書

                 
 一言で言えば、あまり印象に残らなかった。大阪冬の陣から夏の陣にかけて、真田幸村の生き様が描かれてあるが、胸に迫る展開とはいえない。むしろ、欲張らずに夏の陣を中心に人間幸村を描ききったほうが良かった気がする。

 妻や息子に対する情愛も濃密さに欠ける。端的にいえば、歴史の教科書を少し小説風にしたと言えばいいか。私はそういう風なのを望んでいないので不満が残る。

 「死に場所と決めた大阪夏の陣を、真田幸村はいかに生きたか。武将として、父として、愛する女を思いやる男として、幸村を新たな視点で描き出す合戦小説」という出版社のキャッチコピーではあるが、武将としての幸村が強く出ている嫌いがある。

 正室は、大谷吉継の娘竹林院、側室が4人。少なくとも正室との関係を濃密に描いてあれば、深みのある印象的な作品になったであろう。

イチローについて

2013-08-26 15:39:38 | スポーツ

 今日のブログは独断と偏見に満ち満ちている。悪しからず。
今朝のTBSラジオ森本毅郎「日本全国8時です」の月曜日は、スポーツライターの永谷脩が出演する。となると8月22日(日本時間)に4000本安打を記録したイチローの話題が出ると思っていたが、全くなかった。
 森本毅郎は、真っ先にゴルフの話題をよく取り上げるのにイチローの快挙に全く触れないとはおかしな話だ。一ヶ月前の話題じゃない。わずか四日前だ。

 なぜかというヒントはあった。ウィキペディアの「イチロー」を見ていると、メディアへの対応について明るく喋っていたのが、この永谷脩が事実無根の文章を発表して以来やや距離を置いたりするようになったという。永谷脩がイチローの話題を敬遠したのかもしれない。

 イチローの慎重な物言いはこの辺が原因かも。イチローの言葉にいつも回りくどくて、時に禅問答かと思うこともあって、あまり好きになれなかった。むしろ松井秀喜に好感を持った。

 2012年7月23日ヤンキースへ電撃トレードのあと、NHKの解説者が一様に言ったのがマリナーズ時代よりも振る舞いが明るいと言うことだった。本人も気分転換をしたかったと言うし、わたしも同じ印象を持った。

 しかし、自分から求めたとはいえなぜ投売りのような契約内容なんだろう。打順は下位になり、左投手のときは先発から外れる。背番号も変わる。選手としてあれだけの実績を残していても、名門ヤンキースへの売り込みは難しいようだ。

 イチローも人の子。引退後のことを考えないわけにいかない。ある打算も入っていてもおかしくない。名門ヤンキースで達成する4000本安打。元ヤンキースのイチローという看板。屈辱的な契約内容もこれなら我慢もできるというもの。一流は一流を好むというから、結果的にいい取引だったと言える。

BMWに気をつけよう!(ウォールストリート・ジャーナル日本版から)

2013-08-25 15:48:51 | 時事

             
 短い記事だから丸々引用してみよう「BMWのドライバーはしばしば、運転が乱暴になりがちだと批判されることが多い。最近英米で2つの調査結果が出たが、いずれもBMWのドライバーがどんなに丁寧にいっても「完全に身勝手」ということが示された。
 
 1つはカリフォルニア大学バークレー校の性格・社会調査研究所が横断歩道で行った調査。それによると、歩行者が横断歩道の端に立ち、渡ろうとしてもBMWのような高級車は同州の法令通りに一時停止するドライバーが少なかった。
 
 調査に携わった同研究所のポール・K・ピフ氏はニューヨーク・タイムズ紙に対し、「高級車は歩行者が渡ろうしている横断歩道の前で止まる車は少なかった」と指摘。「BMWのドライバーが最悪だった」と話した。横断歩道での調査は125台の車が対象になった。
 この調査では四方向一時停止の交差点でも一時停止を怠る車はBMWのような高級車が多かったという。

 英デーリー・メールによると、英国での調査ではBMWがドライバーの運転がどの車のドライバーよりも乱暴になりがちだと指摘された。ドライバー2837人を対象にした調査では、金曜日の午後5時45分のラッシュアワーにドライバー同士のいさかいが起きやすいという。その次が月曜日の朝。乱暴運転などが原因のトラブルを起こす最も多い車種はBMWで車体の色はブルー。ドライバーの年齢は35─50歳の男性という」

 日本ではどうだろか。わたしが見てきた範囲ではそれほど身勝手とは思えない。英米のドライバーはBMWに乗るとどういう心理状態になるのだろうか。

 わたしの場合は、英米をミステリー小説を通してみているせいか、BMWなどは医者や弁護士、企業の主要ポストの人間が乗っている印象が強い。それほど身勝手なんだろうかと思う。

 しかし、実態調査がある以上、英米へ観光旅行に行った場合には、ブルーのBMWには気をつけたほうがよさそうだ。

映画「ホワイトハウス・ダウンWhite House Down’13」劇場公開2013年8月

2013-08-23 15:46:42 | 映画

                 
 アメリカの象徴とも言うべき「ホワイトハウス」をメチャクチャぶっ壊して大音響で嬉しがってるような映画だ。まあ、大らかといえば言えるがアメリカ人は文句は言わないのだろうか。

 それはともかく、ネタバレになるが特別警護官の責任者マーティン・ウォーカー(ジェームズ・ウッズ)がソイヤー大統領(ジェイミー・フォックス)に核爆弾の発射装置のスイッチを押させるためにならず者傭兵を指揮してホワイトハウスを奇襲したと言う設定。勿論あとで分かることだが。

 たまたま、議会警察官ジョン・ケイル(チャニング・テイタム)はシークレット・サービス採用面接に娘のエイミー(ジョーイ・キング)と来ていて、シークレット・サービスは不採用になったがこの事件と遭遇することになる。
 しかも、娘と離ればなれになり、それがサスペンスを生みスリリングな展開を繰り広げる。

 主演は、チャニング・テイタムではあるが、娘役のジョーイ・キングも重要な役どころを演じていて暴力と破壊に一種の清涼剤となっている。

 水曜日の劇場は、レディスデイでチケット1000円という値段。そのせいか女性も多かった。このところの猛暑を吹っ飛ばすには格好の映画といえる。
           
           
           
           
           
           
 ところで、なぜ、「ホワイトハウス」と言うのか。ウィキペディアから拾い上げると「1814年8月米英戦争のブラーデンスバーグの戦いでの敗北により、イギリス軍の焼き討ちにあい、1800年11月に完成した建物は、石積みの外壁を残してすべてが灰燼に帰した。第4代大統領ジェームズ・マディスンは、設計者のジェームズ・ホーバンに再建を依頼。焼け焦げた外壁を白く塗装したことから「ホワイトハウス」と呼ばれるようになった」

 ちなみに現在でも焼け焦げた壁の一部は保存されておりトルーマンバルコニーでこれを見ることが出来るらしい。

監督
ローランド・エメリッヒ1955年11月西ドイツ、シュッツトガルト生まれ。

キャスト
チャニング・テイタム1980年4月アラバマ州生まれ。
ジェイミー・フォックス1967年12月テキサス州テレル生まれ。’64「レイ」でアカデミー主演男優賞受賞。
マギー・ギレンホール1977年11月ニューヨーク市ロウアーイーストサイド生まれ。
ジョーイ・キング1999年7月ロサンゼルス生まれ。
ジェームズ・ウッズ1947年4月ユタ州バーナル生まれ。

ほどほどの飲酒に体重増加を抑える効果 .(ウォールストリート・ジャーナル日本版から)

2013-08-22 16:03:21 | 健康

             
 ビール腹を作るのはビールのみにあらず。ほどほどの飲酒に伴う余計なカロリー、脂肪、体に悪いおつまみのせいかもしれない。

 ここで記事の一部を引用してみよう。「今回の調査リポートを主に執筆した国立アルコール乱用・依存症研究所(NIAAA)のロザリンド・ブレスロー氏は「男性も女性もアルコールを飲んだ日は、普段に比べて体に悪い物を食べている」と述べ、このことが国民全般としての健康に影響しているとの見方を示した」 

 もう一つ引用「他の調査ではそれとは違う傾向が示されている。ほどほどに飲む人は、大酒飲みや全く飲まない人に比べ、長期的な体重増加が少なく、特に女性はこの傾向が強い。ここで「ほどほど」とは、男性なら1日2杯、女性なら1杯を指す」という。

 このほどほどが守れるのだろうか。2杯は勢いづかせる分量に思えるが。これは精神力の問題かもしれない。

 少なくともビールやワイン、日本酒を避け、糖質のないジン、焼酎、ウォッカ、糖質オフビールなどを飲み、ご飯は絶対食べないという心構えが必要だろう。

 年をとってから泣きを見たくないなら、食事に気をつけ、運動を続けることだろう。とは言っても酒類には人生に欠かせない効用もある。豪快に一気に気分を解放するビール。ロマンティックな夜を演出するワイン。はたまた誘惑のカクテル。この世には男と女しかいない。それを結び潤滑するアルコールと適度に仲良くしたいもの。

美味しいビールの飲み方(ニューズウィーク日本版より)

2013-08-19 16:08:38 | 料理

                
 暑い、本当に暑い。連日テレビのニュースで取り上げられているのは「猛暑」だ。夏の代表的アルコール飲料は、ビールだろう。そのビールの飲み方を間違えるとなんとも味気ないものになると言う記事があった。

 一部引用すると「キンキンに冷やすという間違った常識が、せっかくの芳醇な味わいを殺してしまう。最近飲んだビールの中で最悪だったのは、ブルックリン・ブルワリーのペナントエール55だ。
 そんなことを言ったら、友人は仰天するだろう。私は10年近くこの醸造所の近所に住み、ペナントエールをこよなく愛する地ビールの大ファンなのだ。
 しかし、確かに最近飲んだペナントエールにはいつもの魅力がなかった。感じられるのは炭酸の泡だけ。一口すすって、がっくりきた。
 おいしいビールがなぜこんなひどいありさまに? 古かったのか、つぎ方が悪かったのか? グラスが汚れていたのか? いや、冷え過ぎていたのだ」

 ではどのような飲みかたがいいのか? この記事からピックアップしよう。まず地ビールは、12~13度がいいという。ちょっと生ぬるい感じがするけどね。ライトなタイプのビールは、4~7度。やや濃厚なのは4~7度より少し温度を上げ、ヘビーなのは10~13度をお薦め。

 じゃあどうしてキンキンに冷えたビールを出すかと言えば「上質な地ビールは冷やし過ぎると風味が飛んでしまうが、味気ない大量生産品は冷やすことで「あら」がごまかせる。だからバドワイザーやミラーの広告は、霜付きジョッキや雪山、ビキニ姿の美女だらけなのだ」と記事にある。

 つまり風味のない「あら」が誤魔化せると言うわけ。余程のビール好きでもない限り、生ぬるいビールは敬遠するだろうね。味はともかく、気持ちよく酔えればいいか。

中国で高学歴女性が「売れ残り」、伝統的な結婚観が障壁に(ロイターの記事)

2013-08-17 15:58:04 | 時事

           
 それにしてもこのタイトルの「売れ残り」、もう少し表現が工夫できないか。女性は商品ではないんだからね。確かに一昔前にはそう言っていたけどね。もう今では死語と思っていた。「中国で高学歴の独身女性が多い」というように。

 記事の一部は「上海で働く独身女性のXu Jiajieさんはこの5年間、生涯の伴侶を探し求めて数えきれないほどのお見合いをしてきた。
 童顔なXuさんだが、現在31歳。家族や友人から結婚をせかされ、大きなプレッシャーにさらされているが、高学歴で高収入を得て都会で働く女性にとって、ふさわしい夫を見つけることは至難の業だという。
 
 中国では、20代後半までに結婚せず「売れ残った」キャリアウーマンは「剰女」と呼ばれる。上海で人気のお見合い番組の司会者であるNi Lin氏はロイターに対し、「中国では、身長、年齢、学歴、収入を含むあらゆる点で、男性が女性との関係において上回っているべきだと考える風潮がある」と説明。

 「こうした考え方は、グレードAの男性はグレードBの女性と、グレードBの男性はグレードCの女性と、グレードCの男性はグレードDの女性と結婚する現象を生み出している。つまり、グレードAの女性とグレードDの男性はパートナーを見つけられないということ」だと述べた。」

 結婚という問題は、いささか個人的な事柄で他人がとやかく言う筋合いもないからどうしょうもないとは言える。
 でも、国家的見地からは、やはり20代で結婚して子供を生んでくれるのが理想だろう。優生学的にも元気な20代で生まれる健康な赤ちゃんといえる。

 ふっと思ったが、高学歴の女性が、今後中国がダメなら日本があるとか、アメリカがあるなどと思わないだろうか。
 早晩日本も含めて結婚の国際化が加速するのは間違いないだろう。300年後の日本人の姿は、今とは全く違った色合いと体型に満ち満ちているかもしれない。つまり多民族国家になっているということ。言語も二ヶ国語を話せるのは当たり前という状況かも。

読書「野蛮なやつら SAVAGES」ドン・ウィンズロウ

2013-08-15 16:19:13 | 読書

                 
 Fuck you!(ざけんな!)第一章はこれだけ。すぐに第二章へ。

 全編にわたり「おう、おう、おう、なにせパクは根っからのSOCR&Bだ。South Orange County Rich & Beautiful(サウス・オレンジ郡の金満美女)ブロンドの髪、ブルーの瞳、つんと高い鼻、それに金で買える最高のおっぱい、一セント硬貨を乗せてもすぐ滑り落ちてしまうほど引き締まったヒップ……」こういう類の表現が網羅されている。

 メキシコのティファナに本拠を置き大量のマリファナ、コカイン、ヘロイン、覚せい剤をアメリカに輸出している麻薬組織バハ・カルテルは、儲けることに貪欲で犬や猫のように絶えず匂いをかぎまわっている。

 その匂いを嗅ぎ当てられたのは、ベンとチョン、それに可愛いオウことオフィーリア。ベンとチョンは、大麻の栽培と調合で金持ちになった。男二人と女一人の良好な三角関係。

 そこへバハ、カルテルからの下請け要求。断然拒否。その拒否でオフィーリアが誘拐され、ベンとチョンがオフィーリア救出のため野蛮人どもに挑む。

 痛快ではあるが、ちょっぴり社会批評もまぜあわせて文体の質を高め単なるアクションに終わっていない。

 なお、この作品は映画化され今年の8月28日にDVDが発売される。監督オリバー・ストーン キャスト テイラー・キッチュ アーロン・ジョンソン ブレイク・ライヴリー ジョン・トラヴォルタ ベニチオ・デル・トロ

マジックとはいえ背筋が寒くなるようなショー(ロイターの記事)

2013-08-13 15:41:40 | 雑記

 『脱出マジックの名人である米国人アンソニー・マーティンさん(47)が6日、イリノイ州セレナで約4400メートル上空から落とされた箱の中から無事脱出することに成功した。

 マーティンさんは両手を手錠に掛けられてベルトに固定され、右腕はチェーンでつながれた状態で箱の中に入り、箱もロックされている状態だった。マーティンさんが入った箱を載せた飛行機は同州オタワ近郊から飛び立ち、高度4420メートルのところで箱は落とされた。時速193キロメートルで落下する中、マーティンさんが箱から脱出し、パラシュートで地上に降り立つまでは約40秒しかなかった。

 地元テレビ局のウェブサイトによると、このスタント終了後、マーティンさんは「成功できて神に感謝する。生きて戻れてよかった」とコメントした。』

こんな内容の記事で、腕をねじれば一瞬にして手錠やチェーン、ロックが解除される仕掛けがあるとは思うが、たった40秒は息苦しい。
 なんでもないときの40秒は意外に遅く感じるが、その時間内にやり遂げようとすると時間は素早く、逃げ足が速い。

 それに万が一手違いですべて解除されなかったらと思うと背筋が凍る。コメントも含めてすべて筋書き通りなんだろけどね。