山梨県都留市にある山梨リニア実験線で待望の時速500キロを体験した。3月24日金曜日、幸い天気は快晴。東京でサクラの開花があったが、中央道の風景はまだ冬。
3度目の応募で当選通知を受け取った。乗車予定は、一日に6便が運行され15時15分の5便目が体験乗車となる。それまで山梨県立リニア見学センターに立ち寄り予備知識を仕入れる。センターは老若男女で賑わっていた。スーツ姿の人も何人か見かけた。どういういきさつかは分からないが、企業研修の一環かもしれない。
3階建てのセンターから走行試験が見られるが、早すぎてカメラに収めるのに苦労する。さて、L0(エル・ゼロ)は、LinearのLと新幹線と同様、営業線仕様の第1世代の車両を表す0(ゼロ)を意味している。
そのL0にセキュリティ・チェックをうけ、まるで飛行機の搭乗口を思わせる入口から乗り込む。車両に運転席の窓がないからすべて自動運転なのだろう。スピーカーから音声案内が流れる。時速140キロから150キロの間からタイヤ走行から超伝導リニアの作動でふわっと少し浮く感じがあって騒音が消え静かになる。スピードはぐんぐん上がり500キロに達すると、さすがに振動や騒音が強くなる。
私の感じでは、快適時速は350キロ前後かな。この中央新幹線と名づけられるリニア専用線は、東京・大阪間を1時間ちょっとで結ぶことになる。完成はかなり先のこと。私なんかとてもじゃないが、開業を目にすることは出来ないはず。
従って体験乗車が唯一の手段となった。想像でしかないが、このリニアが開業すれば、リニアそのものが終夜運転の可能性もあり周辺の交通機関への影響も大いにあるだろう。そして働き方や遊び方が変わっていくだろう。
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