ベンジャミン・ミー(マット・デイモン)は、新聞社の突撃記者。防護服に身を固めているとはいえ雲霞のような殺人蜂に囲まれながらのレポートやハリケーンのど真ん中へ飛行機で突撃取材を敢行するという冒険野郎だ。
そんなベンジャミンにも妻を亡くすという悲劇が訪れ、今朝も二人の子供たちに朝食を作ってやっている。ディラン(コリン・フォード)14歳。ロージー(マギー・エリザベス・ジョーンズ)7歳。
ディランは難しい年頃でおどろおどろしい絵を描き邪悪な心を持っているのではないかと思うほどだ。学校はそんなディランを拒否して退学を宣告する。ベンジャミンも心機一転引っ越すことにする。
娘ロージーと売り家を見て周り自然に囲まれた家が気に入る。しかも動物園つきだった。
もともと冒険野郎のベンジャミン、えいやーと買ってしまった。当然、動物園のスタッフ込みだ。スタッフの長ケリー・フォスター(スカーレット・ヨハンソン)の心配をよそにだ。
この映画を観ていると1930年代のアメリカ映画を代表する映画監督フランク・キャプラ(1897.5.18~1991.9.3)の作風を思い出した。楽天主義、アメリカンドリームとヒューマニズムが横溢した映画で心を明るくしてくれた。これはそんな映画だ。
ちなみにこのモデルは、イギリスのダートムーア動物公園の実話が元になっているという。
監督
キャメロン・クロウ1957年7月カリフォルニア州パーム・スプリング生まれ。
キャスト
マット・デイモン1970年10月マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれ。
スカーレット・ヨハンソン1984年11月ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。
コリン・フォード1996年9月テネシー州ナッシュビル生まれ。
マギー・エリザベス・ジョーンズ スタファニー・ショスタク