アメリカでは6月の第3日曜日が「父の日」とされているのを、そのまま受け入れて商魂たくましい商売人の術中にはまった日本の父の日。「母の日」があるのに「父の日」がないのがおかしいと思ったのかな。
その由来を調べてみると、ずいぶん昔からなのだ。1909年アメリカ・ワシントン州スポーケンのソノラ・スマート・トッドという女性が、男手一つで育ててくれた父を讃えて教会の牧師に頼んで、彼女の父の誕生月の6月に礼拝してもらったのがきっかけという。(ウィキペディアより)
もともと宗教的な行事なのにクリスマスと同様、イベントと化した日本ではある。我が家も汚染されたのかワインとビフテキとなった。EUとのFTA(自由貿易協定)締結で関税が下がりフランス産ワインが値下げされた。我が家の近くにある「イオン」のワイン売り場でも値下げをアピールしている。丁度「おかえり、ブルゴーニュへ」というフランス映画を観たこともあって、その中から初心者でもとっつきやすいブルゴーニュのピノ・ノワールを買った。
映画「おかえり ブルゴーニュへ」は、ワイン造りの一端に触れて面白い。ワインメーカーの長男として生まれたジャン(ピオ・マルマイ)が父の危篤で帰郷する。弟ジェレミー(フランソワ・シヴィル)、妹ジュリエット(アナ・ジラルド)と再会するが、兄妹三人とも何かしら悩みを抱えている。やがて父の死。それは兄妹に難題を遺すことになる。その顛末を広大なワイン畑を背景に描きだされる。
赤ワインは温度が16度が適温らしく、一旦冷蔵庫に入れたものを食事時間の1時間半前に開栓。午後7時夕食。「フルーティな香り特にブラックチェリーの風味が印象的です。溶け込むような柔らかな口当たりで、非常に味わい深いワインです」とラベルにある。
私の舌が一流ではないので確かではないが、一応フルーティな香りはしたがカビ臭い印象もある。ただ、これ以上飲めないという段階でも口に含むとまろやかさを感じられ喉に流れた。気持ちの良い酔い心地で「Answer Me My Love」なんかを歌いたくなった。
その「Answer Me My Love」をどうぞ!