女は男より運転が下手とは限らないということです。特に比較されるのが、後進での駐車です。
ドイツの田舎町での出来事は、新設の駐車場に「難易度」に応じた男女別の駐車スペースを設置したことです。照明が明るく、広々とした出口付近の12台分は、運転が苦手とされる女性専用。一方で、柱と壁の間にバックで駐車しなければならない2台分の変形スペースは男性専用となりました。
この計画が発表されると、即座に怒りの大論争が巻き起こったそうです。ドイツ国内はもちろん国外のメディアからも「性差別者の駐車場」との非難が殺到いたしました。これは女性は運転が下手という前提ですから非難されていますね。
そこで、イギリス最大の駐車場会社の自社駐車場で男女2,500人について密かに観察をしました。すると20点満点で女性の平均は、13.4ポイントで、男性の12.3ポイントより高かったそうです。
後進駐車を選んだ人の割合も女性は11%高い結果だったそうです。更に駐車スペースの中央に車を寄せる人の割合は女性が53%で、男性はわずか25%の数字です。
とは言っても逆の結果を示す研究もあります。ドイツのルール大学ボーフム校の調査では、男性は女性より迅速に適切な位置に駐車できたという。車庫入れのように頭の中で物体の回転を想像する能力が必要な動作では、男性のほうが空間認識能力がやや高いとする研究もあり、運転免許試験の結果にも、男女の差が明確に表れているらしいです。
イギリスの11年の統計では、後進駐車の「コントロール欠如」が原因で運転免許試験に不合格になった女性は4万863人。一方、男性は1万8798人だったといいます。
これにめげてはいけませんぞ! 女性の方々! 先の駐車場会社の調査で「自分は大半の男性より車庫入れがうまい」と答えた人は回答者の5分の1以下のようで、別の調査では、女性に自信を与えて固定観念を取り除くと、運転スキルが顕著に向上したというのもあります。自信さえつければ、女性は優良ドライバーになり得ます。
それにもっと大事なことは、ひとたび路上に出れば、男性のほうが危険の度合いが高まることです。アメリカでは死亡・重傷事故の8割は男性が引き起こしたもので、飲酒運転をする男性も女性の3倍に上ると言われます。日本の現状もあまり違わないのではないでしょうか。
ただ、私から見ると車の流れには乗って欲しいとは思いますがね。他車への気配りも大事で自己本位は事故を誘発することもありますからね。例えば、後続の車がイライラする結果でということもありますね。これは女性に限らず、高齢者の男性にも言えますね。特に年をとってから免許を取った方によく見られます。以上自戒をこめて。