1993年トム・クルーズ主演「ザ・ファーム/法律事務所」の続編をテレビ・シリーズ化にしたもの。勿論、原作はジョン・グリシャム。
私は映画でも小説でも、こういう法廷ものが好きで弁護士が法廷でやりあったり、時には法の隙間をつく意外な展開も楽しめるところがいい。「ザ・プラクティス」「ダメージ」「ボストン・リーガル」などを楽しいんだ。
ただ、問題は日本では作品の1シーズンか2シーズンでDVD発売が止まってしまうことだ。日本では不人気ドラマになるのだろうか。
舞台はワシントンDC。独立して事務所を構えた敏腕刑事弁護士ミッチ・マクディーア(ジョシュ・ルーカス)に降りかかる災難が、スリルとサスペンスを盛り上げる。
「自由の行方」「危険な賭け」などの日常の法律業務をこなしながら、一本の太いメイン・ストーリーを組み込んである。このメイン・ストーリーは、大手法律事務所の恥部でもあり犯罪でもある。法律家が犯罪を企めば、市井の人々が到底及ばない大罪を犯すことになる。
そこに枝ともいえるサイド・ストーリーがちらつく。これはマフィアの組織で、ミッチにボスの仇を晴らそうとしてその機会を狙っていた。
ミッチの家庭は、妻アビー・マクディーア(モリー・パーカー)と娘のクレア・マクディーア(ナターシャ・カリス)の三人家族。
事務所にはミッチの兄で調査員のレイ・マクディーア(カラム・キース・レニー)とレイに結婚を迫っている事務員のタミー・ヘンフィル(ジュリエット・ルイス)という陣容。
小さな小さな町の法律事務所だ。だが刑事裁判には強いという評判がある。今抱えている事件の一つにサラ・ホルト殺人事件がある。それにもう一つ大きなサンダーソン訴訟がある。これは弱小法律事務所では資金的に辛い。
たまたま、ワシントンDCで最大手のキンロス&クラーク法律事務所の学友だったアンドリュー・パーマー(ショーン・マジャンダー)からミッチを引き抜く話が来ていた。
ミッチは提携話を持ちかけ50/50の分配で契約が成立した。この提携には、キンロス&クラーク法律事務所の巧妙な罠が隠されていた。