Wind Socks

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娘に抱擁されたいお父さん

2004-12-31 13:31:20 | 雑記
  父親というのは、どうして自分の娘に特別の感情を持つのだろうか。胸のふくらみとお尻が丸みを一段と帯びて、女の色香を放ち始めた娘を見るのが、眩しくてまともに見られなくなる。
かつてお風呂にも一緒に入った娘。変な男と係わり合いにならないだろうか、犯罪に巻き込まれないだろうか、体を壊さないだろうかと、ふっと気持ちの隙間で思いをめぐらす。

  娘はそんなことにはお構いなしに、外の世界に敢然と飛び出していく。親離れがあるように子離れも必要なものとわかっていても、心底から理解していないのだろう。娘の結婚相手の男には完璧を求め、タバコをすうのはダメ酒を飲まないのは付き合いに影響する、お辞儀をしすぎてへつらっているようで見苦しいというように何かにつけて注文が多い。父親自身はタバコをやめた、酒を少々飲む、お辞儀のし過ぎに違和感を持っている。なんのことはない、父親は自身そのものを相手に求めている。アメリカの人気ミステリー作家ネルソン・デミルは、「アップ・カントリー」という作品の中で、「世の父親というのは、娘のセックス相手には、なかなか好意を持たないものでね」と言っているところをみると、父親の深層心理の中には、娘を恋人としている部分があるように思えてならない。子供の頃のように抱きしめたいという思いにかられることもある。

  私は一度娘と抱き合ったことがある。それは、披露宴でのことだった。やはりうれしかった。忘れられない一駒となった。欧米人が男同士でも抱き合う。大リーグをはじめとするスポーツの世界にも良く見られる。はじめ違和感を覚えたが、よくよく考えてみると、一体感を得る唯一の効果的な方法だと気づいた。家族や親戚一族の一体感も生まれる。

  日本の習慣にはないので、速やかな普及は無理だろうけど。手始めに世の娘さんたちが、機会を見てお父さんを抱擁してあげたらいかがだろう。大学受験に合格した。婚約を認めてくれた。お父さんの誕生日やお小遣いをたくさん貰ったときなど。お父さんは嬉し涙に暮れ、お小遣いが飛躍的に増えることは間違いない。そのとき頬にでもキスしてくれたら、なおいいんだけどなあー。

大変面白いミステリー、ペレケーノスの「曇りなき正義」

2004-12-30 13:27:15 | 読書
   人はどうあれ、私にとってハードボイルド・ミステリーを堪能した本だ。私が本を読む満足基準は、▼ユーモアやウィットがあり、気の利いた比ゆがあること。▼現実的、写実的であること。▼読んで得るところがあること。▼余情があること。▼エンタテイメント性があること。▼そして当然のことながらスリルとサスペンスも。

   この本は、これらのすべてを十分満たしていないが、満足するものだ。私立探偵デレク・ストレンジ。中高年に仲間入りして、黒革のハーフコートの下で幅広の肩の筋肉が躍動し、髪にはところどころ白髪が混じっていてあごひげは短く切りそろえてある。まだ独身の元黒人警官である。そのストレンジは、射殺された黒人警官クリス・ウィルソンの母親レオナから、息子の不名誉を払拭するため調査を依頼される。事件は、非番で私服のクリスが道の真ん中で立小便をしていた白人の若者を逮捕に向かい銃を向けているところを、パトカーで通りかかったテリー・クインとユージン・フランクリンが見咎め、三人が大声で怒鳴りあっているうちに、クリスの銃がテリーとユージンの方へ向けられ、その目に断固とした殺意のようなものを感じたテリーが、発砲しクリスを射殺する。内部調査は正当性を認め一件落着していた。ストレンジが調査を進めるに従いとんでもない方向に向かうことになる。黒人の麻薬の元締め、凶悪な白人の麻薬ブロカー親子、それにストレンジと今や相棒となったテリーの織り成す人間模様は、人種差別という骨太のテーマを中心にユーモアやバイオレンスのエンタテイメント豊かに余情を残して終幕する。

   音楽の記述が目につく。私立探偵ストレンジはジャズも好むが、西部劇の音楽が大好きで映画「ウエスタン」のテーマ曲は大好物。一方、テリーは、ルシンダ・ウイリアムズがテリーの恋人フアナともどもかっこいいという。音楽の好みで年代も表していて面白い。ちなみにルシンダ・ウイリアムズのCDを私は持っている。好きなCDというわけでもない。音楽についてストレンジが嘆く「近頃の音楽はラップばやりでメロディがなくなってしまったが・・・」と。そのとおりで私も寂しい気がしている。車について「90年代のはじめごろから、どの車も似たような形に見えてしまう。日本の自動車メーカーが角の取れたタイプを作り始めると、アメリカや韓国、ドイツのメーカーまでもがその流れに追随した。だから最新のヒュンダイ・モデルの後部は、ぱっと見にはレクサスやメルセデスのそれと区別がつかない。一万五千ドルのフォードが、五千ドルのインフィニティとまったく同じに見えてしまうのだ。それにトヨタ車はすべて―とくに80年代ホンダ・アコード90年代版である平凡なスタイリングのカムリ―郊外での生活や早死にと同じくらいつまらない」という。私はトヨタがメルセデスの真似をしているのではないかと思っていた。ペレケーノスの作品のほとんどを読んでいるが、期待を裏切られることは滅多にない。

 「曇りなき正義」は、ジョージ・P・ペレケーノス ハヤカワミステリ文庫2001.11刊である。

2004年の懺悔、2005年の抱負

2004-12-28 11:18:38 | Weblog
2004年はなんと言ってもスピード違反。年甲斐もなくといったところ。自分をコントロールすることがまだ出来ていない。幾つになっても子供と言われても仕方がない。反省以外なし。
2005年はもう一度男の機能を回復すること。現在鋭意努力中。春ごろに青春が戻ってくることを期待したい。

高速道路交通警察隊本部に出頭する!

2004-12-26 20:54:10 | 雑記
オービス(自動速度測定装置)に速度違反で捕捉されて、今日26日がその出頭日。交通警察隊は、千葉北インター料金所脇の道路公団建物の中にある。9時過ぎに着いて担当の巡査部長から調書を取られる。撮影された写真を見せられて、制限速度80キロのところ129キロで走行、49キロの超過となる。

この速度違反は反則金ではない。罰金になって、私は被疑者で速度超過を認めた瞬間から被告になる。反則金は軽微の違反に適用される。たとえば速度20キロ超過とか指定場所での不停止や信号無視あるいわ歩行者側方安全間隔不保持等など数多くある。私の場合裁かれる法律は、道路交通法や刑法、刑事訴訟法ということになる。簡易裁判所に出向き交通事件即決裁判法により即決裁判を受ける。そこで罰金が確定する。私の場合10万円近くになるだろう。もしこの金額が払えない場合は、「5,000円を一日に換算した期間被告人を労役場に留置する」とある。まさに罪人である。

しかし、制限速度が80キロというのは、一般国道で60キロがあることを思うと理解できない速度ではある。巡査部長にそのことを言ったら、道路の構造上の問題で80キロにしてあるという。それでも疑問が残る。オービスのあるところは直線道路だから。いづれにしても押し問答を繰り返しても仕方がないので、印鑑を押して告知票という赤切符をもらって帰る。罰金を払うのが無難な選択だろう。

それにしても警官というのはがっしりした人が多い。悪いやつ以上に体力や腕力がないと逮捕なんて出来ないし見た目の威圧感は大事な要素だろう。私を担当した警官も四十代後半でかなりがっしりとしていた。言葉遣いは穏やかで礼儀正しい。デパートやスーパー・マーケットの社員ほどではないが。私を大事にして当然だろう。お金を払いに来た人ともいえるから。

無神論者のクリスマス

2004-12-25 18:16:09 | 社会
24日朝、NHKラジオでニューヨーク特派員のレポート「ニューヨークのクリスマスが派手になり、商業化を批判する向きもある」という。これは私の言いたいところだったが、また同じ日付の読売新聞にはXマス祝えない!?米で是非 議論過熱の見出しでクリスマスを堂々と祝うべきか、それとも、非キリスト教徒への配慮から、慎むべきか。例年以上に議論が過熱しているという。▼サンタクロースや「ジングルベル・ロック」はOKだが、イエス・キリスト、「きよしこの夜」はダメ。▼オフィスで開くのは「クリスマスパーティー」ではなく「年末パーティー」。「クリスマス休暇」ではなく「冬休み」。それに「政教分離」と「信教の自由」を憲法修正第一条で定める米国では、クリスマスの宗教色はかなり薄まっていたらしい。政府庁舎など公共施設ではクリスマスの飾り付けが見られない。宗教的シンボルのクリスマスツリーも禁止している条例もあるという。

にわかには信じられないし、私の頭は混乱してきた。日本のように都合のいいところを利用して、みんなが楽しむというのもいいのかもしれない。あまり固く考えなさんな、ご同輩!と肩をたたかれているような気分になる。今年はうだうだと考えないでおこう。それよりも手作りのローストチキンとワインでクリスマスを楽しもう!一種のイベントなんだから。

感性を磨きたい!

2004-12-22 11:19:28 | 雑記
 読売新聞12月18日(日)の編集手帳の記事から引用してみよう。
「雪が降ってきた/鉛筆の字が濃くなった」。 作家の井上靖は、どこかの少年が書いたという短い詩を雑誌で読み、深く感じ入ったという。「雪」と題する自身の散文詩に少年の詩を引き、書いている。「雪が降ってくると、私はいつもこの詩のことを思い出す。ああ、今、小学校の教室という教室で、子供たちの書く鉛筆の字が濃くなりつつあるのだ、と」とある。

 この少年の詩を想像力で書けるだろうか。井上靖すら感銘を受けている。少年は実際の場面で感じたことを詩にした。実際の場面でもこのように書くのは、かなり高い感性が必要ではないだろうか。暖房も窓もなく雪が吹き込んでくる寒い教室で、机に向かって詩を書く少年。綿入れのちゃんちゃんこを着て、寒さで顔は赤くなっていて少年の汚れのない澄んだ目が紙面を見つめる。息を手にふうふうと吐きかけて書いている様子が、遠い昔の風景として想像できる。
 
  そんな情景に私は心を打たれる。人の資質は持って生まれたものでもある。しかし、高い頂を目指す気持ちは捨てないでいたい。

インターネット詐欺にご注意!!

2004-12-19 12:35:46 | Weblog
 まず今年の9月21日、「料金未納分の最終通達書」と書かれたはがきが舞い込みました。内容は、有料情報サイトの退会手続きが済んでいないので未払い料金が発生している。はがき到着後一週間以内に当方に連絡の上支払うこと。支払いに応じなければ個人情報の流出、訴訟、財産差押え、その他の法的手続きに入るという文言が書き連ねてあって、請求金額、支払方法はプライバシー保護のため電話で説明すると書いてありました。私は一瞬何のことか判らず身に覚えがないし、もしかしたらインターネット・サーフィンで誤ってクリックしてしまったのかと思ってしまいました。しばらくして、落ち着いてくると新聞でこのような事件を読んだ記憶があることを思い出しました。そこで地元警察の生活安全課に行って相談しますと、無視しなさいということです。無視しました。何事も起こりませんでした。

 二つ目は、12月6日。インターネットのアダルトサイトを徘徊していたとき、「18歳以上ですか?」はいのところをクリックすると、いきなり「登録ありがとうございました」と表示され、あなたのIPアドレス、リモートホスト、登録IDとして数字や英字が連なっていて、ネットワークとして加入しているブラウザー名が出てきました。おまけに利用期間は90日で料金は30,000円。4日以内に振り込むよう指示がありました。振り込まなければ、住所、電話番号、名前をネットワークに聞いて延滞金などを払ってもらうとありました。正直言って一瞬動転しました。胸の鼓動が早く息苦しくさえ感じました。すぐ登録取り消しをしようと思って「取り消し、解約」のページを探しましたがありません。仕方がないので画面に出ているIPアドレス、リモートホストほかこまごまとしたものを書き写し、振込銀行をメモしているときに振り込み名義が私の名前を書かずに指定した記号を書けといっています。これでは私が振り込んだという証拠が残らないではないか。これはおかしいと気づき、インターネットで情報を探しました。それがこのアダルトサイト入会体験報告会です。細かく書いてあって非常に参考になり、結局無視することにしました。12月18日現在何事も起こっていません。

 いずれにしても絶対にこちらからいかなる方法でもコンタクトをとらないこと。身に覚えのないことは警察に相談すること。なによりあわてないこと。このあわてないことというのが一番難しいことに思います。自分のこととなると誰しも動転してしまうものです。とにかく落ち着け!落ち着け!と言い聞かせましょう。アダルトサイト入会体験報告会には、安心できるサイトも紹介されていますので、訪れてみてはいかがでしょうか。私は震えるほどキレイなヌードの写真を取り込んで楽しんでいます。反対に身震いするような汚い写真もありますが。こちらからアダルトサイト入会体験報告会へ。

オービス(自動速度測定装置)に捕まった。!

2004-12-18 22:12:49 | 雑記
 本日(12月18日)出頭通知書が送達された。年甲斐もなくスピード違反を犯したらしい。
通知書によると千葉県市川市本行徳2554番地(首都高速道路湾岸線東行1.5キロポスト)となっている。東行1.5キロは千鳥町出口より少し千葉よりになると思う。葛西臨海公園を出て夕方の暗くなった中を走行中、強烈なフラッシュが降り注いだ。後日、標識があるか確かめたところ、自動速度測定路線という小さな標識があった。夜は見づらいだろう。いつも高速を利用している人は周知のことで、たまに使う私のようなのが不注意になる。罰金と免許停止が待っているはずである。一罰百戒の教訓となる。千葉方面の人はご注意を。今の私の気分は

私のブログタイトルについて

2004-12-18 14:07:31 | 雑記
 最初につけたのは「回春日記」でした。二回ほど投稿したあと、私の下半身の話で長く続けられるはずがないと気づきました。勿論、EDやセックスも排除しませんが趣味に関係した出来事を中心に気がついたことを日常雑記風に書いたほうがいいのではないかと考えてブログタイトルを変更したわけです。

 Wind Socks(ウインド ソックス風の靴下)このタイトルは、気象台や空港、高速道路などで見かける吹流しのことです。何かの本で、アメリカでの呼び名と書いてありました。吹流しの役目は、風の方向や強さを車のドライバーに伝えることにあります。つまり情報を伝えているわけです。インターネットも情報を流していますから、共通するものを感じネーミングに取り入れました。
 それにしても「風の靴下」というのはユーモアのある心憎い呼び名ではないでしょうか。余談になりますがユーモアのある呼び名をもう一つ、これも本からのものですが、牧場で働く人のことを「シットキッカー」というそうです。「Shit Kicker」俗語(農夫、カウボーイ)で、糞を蹴散らしていることからのニックネームになったのでしょう。これもなかなか面白いですね。このようにユーモアの利いた文章が書ければいいと願っています。

 さて、私のページは、売る商品もなく、提供する技能もない。価値あるアイデアの持ち合わせもない。しかも、有り余る活力に満ちた若さも過去のものになっている。あるのは自由に使える時間と冬の落ち葉のような肉体のみです。その肉体に付属している頭も劣化しつつありますが、がんばって日常雑記のようなものを書いていきたいと思います。独りよがりなところも多く見受けられるかもしれません。そこのところは、気楽に読み捨てていただければと思います。

健康な肉体が基本的条件

2004-12-16 13:29:32 | 健康
「パンツの中の健康」と「下半身鍛錬法」の本を読み進むうち見えてきたのは、肉体が健康でなければ、いくら部分的に強化しようとしてもそれは無理な相談ということです。

そこで私の日常をご紹介しますと、運動はウォーキング、ほぼ毎日約50分。4日に一度のジョギング約5キロ。煙草3年前にやめました。飲酒は、金曜日から日曜日にかけて、各日ビールに換算して大瓶一本程度飲む。その結果体重が5キロ減少し、各種検査もいい方向に向かっている状態です。ただ、おそらく薬の影響と加齢によるものと思いますが、EDの悩みを抱えているのです。

体を動かすことを習慣化すると、家でじっとしているのが苦痛になります。とはいっても毎日ウォーキングに出ていると、まるで犬になった気分がするものです。会社に勤めているときは、まったく運動はしませんでした。運動をする暇が無かったし、週休二日制を採用してあったので、土曜日には登山(登山も運動なのでしょうが、私にとっては気分転換の意味が強い)を楽しみ、日曜日は完全休養に当てていることが多かったのです。かくして定年間近にジョギングを始めていました。ジョギングとの相性が良かったのか、いまも続いています。もっとも、最近では頻度が落ちていますが。ジョギングの頻度が落ちるとその隙間をウォーキングが埋めるようになりました。ウォーキングも体に優しく気分転換にもってこいの運動です。ウォーキングのときは、MDウォークマンで音楽を聴きながら、周囲の木々や花々、それに女性や小さな子供にも目を配り、季節の風を感じてにこやかな気分に浸ります。

私のウォーキングやジョギングのコースは、遊歩道になっていて気楽に楽しめる好都合な場所です。ちなみに、聴く音楽はジャズで特にトリオ編成が好みで、オスカー・ピータースン、ビル・エバンス、キース・ジャレットほかいろいろです。定期的な通院と図書館に行ったり、妻に付き合って買い物を手伝ったりの日々です。今日は少し固めのお話でした。