先日の RCJJ ジャパンオープン2022けいはんな で、Rescue Maze のスタッフに割り当てられました。(勿論、希望したのか、それだったので・・・)
そうしたら、車検をしてください、と依頼されました。
車検!?
これまで、インタビューはしたことあるけど、車検はしたことないなぁ・・・
車検というのは「3.4. Inspection」のことで インタビューは、「5. Open Technical Evaluation」のことなのでしょう。
ノード大会やブロック大会では、一緒に実施しますよね。
で、今回も・・・「車検とインタビューは別ですか?」と質問したら、別に実施するということでした。
じゃあ、車検は、ロボットがルールに適合しているか確認するだけなので、ルールを再確認して、確認事項を洗い出しました。
それがこれ・・・
①ハンドルが設置されているか
②リセットスイッチが明確か
→LOP時のリセット操作(手順)を確認
③被災者発見のアピールのLEDの位置
→審判から見やすいか
→(点灯でなく)点滅すること
→被災者発見のアピール以外の時は消灯していること
④ロボットのサイズ(高さ30cm以下)
⑤レスキューキットのサイズ
⑥無線通信(電波)の使用の確認
→ロボット内だけでなくロボットとPC間の通信も確認する
(プログラムの転送に使用、センサーの値の監視に使用など)
→無線を使用している場合、少なくとも競技の8分間には使用しないこと
(無線マウスや無線キーボードも競技の8分間に競技場所では使用しないこと)
⑦レーザー使用の確認
→レーザーを使用している場合 Class1 or Class2であることの証明をすること(製品仕様書提示)
⑧フィールドの破損のおそれが無いか
→接地部分である車輪やクローラーが床を傷つけないか
→ロボットの重量(とてつもなく重いなど)
→ボディに鋭利な部分が無いか
→油や塗料を撒く可能性が無いか
(→レスキューキットとして飴を搭載していた例あり)
など
でも・・・これらは、これまでインタビューで聞いていたと思うのですが・・・
①ハンドルが設置されているか
②リセットスイッチが明確か
→LOP時のリセット操作(手順)を確認
③被災者発見のアピールのLEDの位置
→審判から見やすいか
→(点灯でなく)点滅すること
→被災者発見のアピール以外の時は消灯していること
④ロボットのサイズ(高さ30cm以下)
⑤レスキューキットのサイズ
⑥無線通信(電波)の使用の確認
→ロボット内だけでなくロボットとPC間の通信も確認する
(プログラムの転送に使用、センサーの値の監視に使用など)
→無線を使用している場合、少なくとも競技の8分間には使用しないこと
(無線マウスや無線キーボードも競技の8分間に競技場所では使用しないこと)
⑦レーザー使用の確認
→レーザーを使用している場合 Class1 or Class2であることの証明をすること(製品仕様書提示)
⑧フィールドの破損のおそれが無いか
→接地部分である車輪やクローラーが床を傷つけないか
→ロボットの重量(とてつもなく重いなど)
→ボディに鋭利な部分が無いか
→油や塗料を撒く可能性が無いか
(→レスキューキットとして飴を搭載していた例あり)
など
でも・・・これらは、これまでインタビューで聞いていたと思うのですが・・・
まあ、言われた通り、Rescue Maze チームの車検をしましたよ!
で、早速最初の①の項目「ハンドル」でつまずきました。
3.2.9. Robots must be equipped with a handle which is to be used to pick them up during the scoring run.
得点走行時にロボットを持ち上げるためのハンドルを装備しなければならない。 must なのでハンドルが無ければ車検に通りません。
でも・・・このルールを意識していないチームが多いです。
ルールの書き方も良くなくて(つまり悪い)、どういうものが「ハンドル」なのか、全く規定されていません。だから、これまでは「チームが言う、自称ハンドル」が許されてきました。まあ、ロボットの上の方にあって、指でつまめて、それでロボット全体が(まあ水平に)持ち上げられれば良いか・・・と判断しました。
ただ、いくら「自称ハンドル」でも、ロボット本体の下側の左右(両方)を持ってロボットを持ち上げるのは、流石に「ハンドルとは言わない(言えない)でしょう」と却下しました。(勿論、私が個人的に却下したわけではなく、チーフに確認しました。)
Rescue Maze は、壁のある迷路内を走行し、壁に接触したまま競技進行停止になることもあるので、ロボットの片側がつかめないこともありますよね。 だから少なくともハンドルは上にないとダメですよね。
結構、これでもめて・・・車検に時間がかかりました。
チームの自称ハンドルを却下されたチームは、あわてて、何らかのハンドルを作成してました。
今後・・・車検でのハンドルの有無の判断が明確になるように、なにかガイドができることを望みます。
普通に考えると、ハンドルとは
・ハンドルはロボットの上部にある
・ハンドルを使えば、ロボットを片手で持ち上げることができる
・ハンドルで持ち上げたロボットは水平のまま
だと考えます。
ロボットにハンドルを装着すること自体には賛成です。現存するM&Yのロボットにもちゃんと付いてます。
そういえば、サッカーのロボットは、かなり以前からハンドルが付いていますよね。 ルールを確認したら以下のように書かれていました。
3.6.1 All robots must have a stable and easily noticeable handle to hold and to lift them. The handle must be easily accessible and allow the robot to be picked up from at least 5 cm above the highest structure of the robot.
日本語訳には「誰が見てもハンドルとわかるハンドルが必要です」と書かれていたのですが・・・ちょっと盛ってるかんじです。(笑)
まあ、それでもレスキューのルールよりは良いですね。
ということで・・・一つ目終了
とにかく・・・ルールに書かれているんだからさあ、誰がどう見ても「ハンドル」と言えるものを、ちゃんとロボットに付けてきてください!
お願いしますよぉ!
続く・・・
続きの記事はこちら RCJJジャパンオープン2022けいはんな ねた 車検項目「リセットスイッチ」