蘇州世界大会の運営は、まあ良くできていたと思います。
ただ、以下の2点についてのみ、改善してほしいです。
指導者の関わりについて
どうも指導者(に関わらず、チームメンバー以外の人)が、ロボット作りやプログラミングに深く関わっているチームがありました。
それらを排除するのは、やっぱり難しいのでしょうか。
今回、予選1日目に「本日の11:00以降はパドックにはメンバーしか入れません。」という通知が貼り出されました。 それに気が付いた、日本チームのメンター達はスタッフに確認したところ「メンターがロボットに関わり過ぎるチームがあるようなので、そのような措置を取ります。」と回答がありました。 (まじめな)日本チームのメンター達は、11:00ちょっと前にパドックから出ました。 しかし、11:00になっても何も放送も指導もありません。 相変わらず、パドックに他の国のチームのメンターは居るし、パドックの前に陣取っている警備員も、出入りするメンターに何も注意しません。 そんな状況を見て、私達も再びパドックの中に入りました。(他に、居る場所が無いので・・・)
最終日(決勝の日)は、再度、「パドックや練習用競技台の回りにはメンターや親は入れません」ときびしく制限がありました。
私としては、「パドックにメンターや親を入れない」は大賛成です。 最終日だけでなく、初日から厳しく制限して欲しかったです。 まあ、きびしく制限しなくても、紳士的に対応するのが、大人でしょうけど・・・大人のいない国もあるようなので・・・。 ちゃんとルールにも書いてあるのですが、ルールを理解していないってことでしょうか。 理解しているけど「やった者勝ち」ということでしょうか。
誰のための表彰式?
なんか、表彰式はハチャメチャでした。 ジャパンオープン沼津の表彰式を真似たのかもしれません。(逆に、沼津が中国式にしたのかもしれません。)
誰が、どの順番で表彰されるのか、良くわかりませんでした。 チームメンバー一人分しか席に座れないし。 前に出ても、トロフィーがもらえなかったり・・・表彰対象なのに前に出してもらえなかったり・・・とても失礼ですよね。
プライマリのマルチチームで1位になった「ステッピー7」ですが、2位で表彰されました。 逆にドイツの「The Crazy Robots」が1位で呼ばれました。 M&Y母がKateさんに確認したところ、「私達は結果を事務局に出しただけだから、どうしてこうなったか判らない。」と言っているし。
結局、とりあえず、言われたとおりの順位で表彰を受けました。 まじめなドイツ人は、1位のトロフィーを持ってきて「これは私達が受け取るべきものではありません。 あなたのものです。」と言って、1位のトロフィーを「ステッピー7」に渡して、2位のものと交換しました。
とても、「競技者の栄誉をたたえる」という表彰式では無かったように思います。
これなら、昨年のアトランタ世界大会の「おーおーがー!おーおーがー!」の方がよっぽど良かったです。
野村先生が誤解されるといけないので、褒めようと思います。
「ステッピー7」と「The Crazy Robots」の順位が逆になっていたとき
「後できちんと順位を確認して正しいトロフィーを渡せるようにするから、
呼ばれた順序で表彰を受けてくれ」と言ったのは野村先生です。
この一言を信用してとりあえず呼ばれた順序で表彰を受けました。
もちろん相手がRohe先生のところだからということもありますけどね。
選手たちへの説明後、Rohe先生に説明しました。
もちろん正直者のドイツ人は抗議モードです。
私の英語力では無理なので(Rohe先生もその辺は分かっている)
Rohe先生を野村先生のところに連れて行き、説明をしていただきました。
その時点で、終わったら、トロフィーを交換する手はずは整っていました。
さすが、野村先生!国際担当の先生です。
助かります。
ただ、サッカーのほうは世界レベルの技術委員ですから、
今後日本の国際担当として今までのように時間を割くのは大変でしょうね。
まぁ、誰が何位かよく分からない表彰式でよかったかも・・・