コースはこんな感じでした
はっきり言って・・・難しいところは全く無いと思います。
もう、全員満点を取って欲しいというレスキューチーフの愛が表現されたコースですよね(笑)
ただ、審判として判断が難しいのが、得点イベントが連続したタイルにあるところです。
傾斜路下りの際の交差点(右折)とギャップが連続していて、交差点の得点は、どこで入るのか明確でありません。
同様に、救助ゾーンの直前のスピードバンプと2連ギャップが連続しているのが判断しにくかったです。
今回のノード大会では、Rescue Line の2021年ルールでした。
私は、2022年ルールの審判講習会資料を作成していたし、2023ルールのDRAFT版も読んでいたので・・・「あれっ! 2021年ルールって、どういうのだっけ?」と、頭の整理に時間がかかりました。(笑)
2021年ルールなので、基本的には、得点イベントをこなして、次のタイルにロボットが半分以上入って、なおかつライントレースしていたら、得点になります、という説明があり、そのように審判しました。
(というのが、長年の常識でした・・・しかし、RoboCup 2022からその解釈が変わりました。 得点イベントのあるタイルの次のタイルでロボットがライントレースしていれば、得点になりました。 何が違うかというと・・・得点イベントをこなしていなくても得点になったり、ロボットが半分入っていなくても得点になります。 ルールの文言が変わったわけでなく、解釈が変わっただけなので・・・ふつうは誰も気が付かないですよね・・・これ、これからどうなるのですかねえ?)
それから、ローカルルールとして、被災者救助のための部分点(ボーナス点)が設定されていました。
①ロボットが被災者に触れると15点
②ロボットが被災者を保持したら40点
(被災者を持ち上げたり、四方を囲むなど、ロボットと被災者が同一の動きをできれば保持したとみなす)
③レスキューキットレベル2の場合にレスキューキットを保持したら40点
①は、救助ゾーンを縦横無尽に動けば、偶然でも被災者(ボール)に触れることができそうです。3つのボールに触れられれば、それだけで+45点になります。
さらに、②でボールを保持(ホールド)できれば1個につき+40点と、大変お得なボーナス設定でした。(③は、実施できるチームは無かった)
それでも・・・ライントレースで手一杯で、被災者救助までできるチームが少なかったです。
M&Yが参加していたころに比べて、ルールが高度化して難易度が高くなったことは分かるのですが・・・昔の関東レスキューは、もっと高度だったように思います。
やっぱり Make "KANTO RESCUE" grate again のキャンペーンを(何かしら)実施出来たらな~と思います。