前の記事はこちら 親指シフトキーボードプロジェクト その12 - Re: The history of "M&Y"
自分でも驚くほど続いている「親指シフトキーボードプロジェクト」です。
以前の記事で、私の知っている親指シフトと現状の親指シフト(Nicola でしたっけ)の違いが気になる・・・と書きました。
具体的には半濁音の「ぱぴぷぺぽ」です。
「ぱ」を「半濁音キー」+「は」で出せないか考えてみます。
私が考えたのは・・・
左手前のキー(CAPS)でLAYERを変更していますが、そのLAYERの「は」のキー(普通に言うと「H」のキー)に ”pa" を割り当てれば、できるんじゃないかなぁ・・・
つまり、LAYER変更キーを半濁音キーに見立てます。
まず、
C:\Users\(ユーザー名)\qmk_firmware\keyboards\xiudi\xd60\keymaps\nicola\keymap.c
の _FUNC LAYER の Hキーの部分を新たに「NG_PA」という設定にします。
次に
C:\Users\(ユーザー名)\qmk_firmware\users\nicola\nicola.c
の中の
case NG_H : send_string("ha"); break;
の下に
case NG_PA : send_string("pa"); break;
を追加しました。
最後に
C:\Users\(ユーザー名)\qmk_firmware\users\nicola\nicola.h
の中の
typedef enum nicola_keycodes {
のところに
NG_PA,
を追加しました。
(何故かは、分からないのですが・・・追加する場所によって、うまく設定が反映されない場合がありました。)
これで・・・QMK MSYS でキーボードに書き込みます。
さて、これで、やってみると
親指シフトモードに入ってから・・・左手前のキー(普通ならCAPSの位置にあるキー)を押しながら「は」キーを押すと、ちゃんと「ぱ」が入力されました。
うん、この方が、整合性が取れていて美しい! (効率が悪いのかもしれませんが・・・)
「ぱ」と同じように、「ぴぷぺぽ」も定義しました。
なのですが・・・「ぱ」と「ぽ」は、右手と左手で分けて入力するので、普通に打てます。
そして「ぴ」も(2つのキーが近いので)楽に入力できます。
ただ、「ぷ」と「ぺ」が、なんか打ちにくいです。
ということで・・・「Y」キーの「ぱ」の定義を削除するつもりだったのですが、そのまま残すことにしました。(同様に「ぴぷぺぽ」の定義も残してます)
使いにくいのは、私が LAYERの変更 と CAPS を1つのキーで兼用しているからかもしれません。CAPSのキーの操作に失敗すると、いつの間にか半角モードになっていたりします。
まだまだ、キーマッピングの研究は必要なようです。
でも、まあ、いろいろと自分好みに自由に変更できるのは良いですね!