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RoboCupJunior Rescue Simulation Rules 2025 Draft を読んでみた

2025-02-14 | Rescue Rules 2025
Rescue Line 、Rescue Maze と来たら、最後は Rescue Simulation ですね。

RoboCupJunior Rescue Simulation Rules 2025 Draft を読んでみて、「んっ!」と思ったことを列挙します。

3.1.3.c. The game will be executed on a simulation environment prepared on a cloud environment.
競技は、クラウド環境に用意されたシミュレーション環境で実行されます。
競技の実施方法についてクラウド環境での実施が追加されました。

3.1.5. The following OpenGL configurations will be used at the competition if there are no further announcements from the organizer.
競技運営者から追加のアナウンスがない場合は、次の OpenGL の設定が競技で使用されます。
競技を実施する際の Open GL の設定が明確化されました。(この設定が違うと、色の検出などが、全然異なるらしい・・・)

3.3.5. One of the [2] tiles in Area 1 is the starting tile, where a robot should start the run.
エリア 1 のタイルの 1つがスタートタイルで、ロボットはここから走行を開始します。
これまで、スタートタイルはエリア1の「外周」に限定されていたが、エリア1のどこのタイルでも設定可能になった。

3.5.2. Silver tiles can be placed anywhere on the field
銀色のタイルはフィールド上のどこにでも配置できます。
英語表記が変わったが、ルールの内容は同じです。
これ、以前は Silver tiles will be placed randomly throughout the field  と書かれていて、日本語訳のルールでは、「ランダムに配置される」と表記されていました。でも、それは間違いで、「どこにでも配置可能」の意味なのですが、「同じ意味なのに複数の英語表記があるとわかりにくい」と意見を出しから、placed anywhere に書き換えてくれました。
これはこれで、ありがたいのですが・・・Rescue Line 、 Rescue Maze のルールにも placed randomly があるので、併せて書き換えて欲しかったです。

3.6.2.b. While the robot is on this tile, simulation time is consumed at 5 times the normal rate.
ロボットがこのタイルの上にいる間、シミュレーション時間は通常の 5倍の速度で消費されます。
ロボットが茶色のタイル(沼)の上に居る間は、「時計が5倍の速さで進む」というような説明ですが、時計(計時)のスピードは変わりません。単にロボットのスピードが5分の1になります。ルールの説明だと勘違されそうです。

3.7.5. Both letter victims and hazmat signs can be rotated between -PI and PI radians (0 to 360 degrees) in the roll dimension.
3.7.5. 文字の被災者と危険物標識は両方とも、回転させて -PI と PI ラジアン (0 ~ 360 度) の間で回転できます。 
文字の被災者や危険物標識を回転させて設置することができるようになったようですが・・・回転角として -PIラジアン から PIラジアン と書かれています。ということは  -180度 ~ +180度 のハズです。( 0度 ~ 360度と書かれていますが、これは間違いです 笑)

5.2.3. No one is allowed to touch the simulation environments intentionally during a game
競技中に意図的にシミュレーション環境に触れることは許可されていません。
主語が No one  だから、「競技中はシミュレーション環境を、誰も触ってはダメ」ということだけど・・・一つ上の5.2.2で「競技の開始や終了、競技進行停止などの操作を審判がする」と書かれています。 審判が操作する(ハズ)のに、誰も触れない・・・矛盾してますよねぇ。

同様の内容が5.4.3にもあるのですが、こちらは、ちゃんと「チームは触っちゃダメ」と書かれています。

5.6.5.c. The robot identifies a victim as a hazard or vice versa.
ロボットが被災者を危険物標識として識別するか、その逆を行います。
「文字の被災者の前で危険物標識発見のアピールをすると誤発見」になりました。(これまでは「誤発見」ではなかった)

5.6.10.b iv If multiple wall tokens are present on the same wall, their symbols should be concatenated in order based on the both token’s absolute positions on the map: first from top to bottom, then from left to right
同じ壁に複数の壁トークンが存在する場合、そのシンボルは両方のトークンのマップ上の絶対位置に基づいて、最初は上から下、次に左から右の順に連結される必要があります。
これまでのルールでこの「連結される」の部分が理解できませんでした。「連結される」って何? 今回は、この「連結」を図に示してくれています。(素晴らしい!)
ということで、やっとわかりました。
5.6.10 d の例も、図を増やして理解を促すようにしてくれています。

5.6.12 の下の表


これですが・・・
Sum-VI は Sum-TI の間違い 
VMI は TMI の間違い
ではないかと・・・

以上です。

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