改版された RoboCupJunior Rescue Simulation 2023 (Last updated 2023-05-21版)を読んで・・・の続きです。
4.6.10の下のマップ情報を報告する配列についての新たな図が追加になりました。
で・・・この図が、疑問満載です。
まず
この図で緑のタイルと赤のタイルに囲まれた領域がエリア4と思われます。
4.6.10 c i. Simply fill area 4 elements with zeros. This includes the border of area 4.
ルール4.6.10 c i で、エリア4は0(zero)で埋める。と書かれているのですが、上の図では「*」になっています。 なんで? 0(zero)じゃないの?
はい次
上の図ではスタートタイルの右の青のタイル(エリア1とエリア2の境界のタイル)に被災者Uが設置されています。
そもそもエリアの境界のタイルに被災者を設置可能なのでしょうか? (ルールには、「エリアの境界のタイルには被災者は設置できない」とは書かれていないので、まあ設置は可能なのでしょう !?)
では、このエリアの境界タイルは、どちらのエリアに属することになるのでしょうか? つまり、この被災者Uのエリア乗数(ルール4.8.6 の AM)は、1 なの 1.25 なの?
2.4.1.5. Connection tiles between each area must have two sides surrounded by a wall, such that the tile has an unambiguous entrance and exit edge to the two areas.
各エリア間の接続タイルは、タイルが2つのエリアへの明確な入り口と出口の端を持つように、壁で囲まれた2つの側面を持たなければなりません。
ルール2.4.1.5にあるように、エリアとエリアをつなぐ色付きのタイル(エリアの境界のタイル)には2つの辺に壁があるはずなのですが・・・上の絵の青、赤、紫、緑のどのタイルにも2つの壁がありません。 ルール丸無視ですか !?
2.3.3. Area 4 will contain checkpoints immediately after the red and green tile entrances to the room.
エリア4には、部屋の出入り口の赤いタイルや緑のタイルの直後にチェックポイントがあります。
エリア4では、接続口にある赤のタイルや緑のタイルの次のタイルにチェックポイントが設置されるとルールに書かれているのですが・・・上の絵のエリア4にはチェックポイントがありません。 これもルール丸無視なのでしょうか !?
4.6.12 の下の表
この表ですが・・・
まず得点の計算は、上にある計算式からすると
①エリア1の得点=VI1+VT1+CN1+VMI1+LOP1
②エリア2の得点=VI2+VT2+CN2+VMI2+LOP2
③エリア3の得点=VI3+VT3+CN3+VMI3+LOP3
④エリア4の得点=VI4+VT4+CN4+VMI4+LOP4
⑤エリアの得点=エリア1の得点+エリア2の得点+エリア3の得点+エリア4の得点
⑥ロボット得点=エリアの得点 × 脱出ボーナス(EB) × マッピングボーナス(MB)
が正しい計算のはずなのですが・・・
①~④の得点の合計と、減点の合計を先に計算して、その合計を⑤にしています。
なんか、計算式と違う手順で違和感があります。(計算結果は同じですけど・・・笑)
さらに
rm1が、エリア1のことだと思います。
VIが被災者の発見なので、被災者は5点が2つ15点はなしですね。 同様にVTが被災者区分の識別成功なので、被災者は10点が3つになります。 つまり、発見した被災者が2つで、そのうち区分の識別が成功したのが3つ・・・そんなのありえませんよね。 これ、例として良くないですよね。
さらにさらに・・・
エリアの得点の合計が1142.5ポイント
それに脱出ボーナス1.1を掛けて 1256.75ポイント
最後にマッピングボーナスの2.0を掛けるのですが・・・1256.75 × 2 ではなく、なぜか 1142.5 × 2 を計算しています。
脱出ボーナスはどうなったの?
これ、正しい得点(Robot Score )は 1256.75 × 2 で 2513.5ポイントですよね!
とりあえず、以上です。
あ~疲れた!