阿倍野に2.1万坪の商業(ヨーカ堂(GMS)と東急ハンズが核)の開発が11年開業とのこと。近鉄百貨店も3万坪に増床とのこと。商業の2011年問題はどうなるのか。先ずヨーカ堂は郊外型のようなものでもあり需要はあるだろう。東急ハンズは、江坂、心斎橋に次ぐ出店であるが収益はどうだろう。それ以上に、阿倍野というと明治屋、マルヨシ、珉珉のある猥雑な街が面白かったのだが、小奇麗になるとどうかな。<o:p></o:p>
さて、大阪市の商業はどうあるべきか。マクロでは梅田、心斎橋、難波、天王寺、(西宮、神戸、京都)のパイの奪い合いであろう。特に梅田で陣取り合戦、テナント誘致合戦となろう。個々で最近のデパートであるが賃貸が増えて来てショッピングセンターと差異が少なくなりつつある。しかも欲しい物があまりなく、専門知識も衰え、何処も同じような品揃えである。これは 平均化で失敗を最小限にする方策(Max Minimum)である。夢を売るデパートがこれではいけない。そうなるとコスト勝負で、割引しかなくなり、専門大店、ディスカウンターに太刀打ちは出来ない。<o:p></o:p>
やるなら、思い切って「残り物売場」(Filene's Basement:デパート売れ残りを地下で売った)や「無いものはない」(Nordstrom 等)やって欲しい。阪急には是非ともレトロなリネンが素敵な「特別食堂」の復活を望む。当たり前のお店ではいまや競争力はない。購買力が低下し、ものあまりの今、商業はわざわざあそこに行きたいと思わせる、空間、品揃え、専門知識、サービスが欲しい。<o:p></o:p>
最近、10年来使っていたズボンプレッサーが壊れた。その15分後、比較検討の上、格安でネット注文を完了した。(ちなみに家電専門店より安く、手数料なし、送料も格安である)二日後の晩、届いた。この時代にデパートは何をするのか。<o:p></o:p>