園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

虎は死して皮を残す

2010-01-26 09:08:02 | 日記
園長です。
 毎週月曜日は、なかなか仕事が捗らない。ブログもついつい後回しになってしまう。最近「書く」ことへのプレッシャーが強くなってきた。調子がいいときは次から次へと泉が湧くがごとく筆が進むが、いったん途切れてしまうと、たったの一行も進まなくなる。文筆稼業の苦労がわかるような気がする。
 さて、今年も1月がもう終わろうとしている。「寅年」に入ったと思っていたらもう12分の1が過ぎ去る。世の中の時計が早いのか、私の時計が狂っているのか、年齢と共に時間の経過が気になるようになってきた。残り少ない時間と言うことか・・・。
最近読んだ本の中で気になる言葉があった。「人は二度死ぬ。一度は肉体が亡くなった時。二度目は、存在していたことを忘れられたとき。」という言葉だ。新年早々、友人が亡くなったので特に考えさせられた。「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す。」という諺があるが、今の世の中、名を残せる人間は果たして何人いるのだろうか。悪名を残す人はいても誉れ高き名を残す人はほとんどいないのではないだろうか。ほとんどの人が名も残さず静かに消えていくのだろう。そういう人たちが世の中を支え、歴史の流れを作ってきたのだと思う。そういう意味では、歴史に残る偉人達は素晴らしいと思う。本や教科書などで未来永劫名を残し、業績をたたえられるのだから・・・。今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」も坂本竜馬の生き様を伝えている。女子高生を虜にする「新撰組」も同じような意味で後世までも語り継がれるであろう。やはり一般人とはかなり人間としてのスケールが大きいようである。これらの人々は、一度は死んでも、二度は死なないのであろう。いつまでも人々の心の中に刻まれているのだと思う。
コメント
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