園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

KE KU

2010-01-22 15:06:03 | 日記
園長です。
 青森県にはとても短い会話があります。津軽で有名なものは、「どさ、ゆさ」(どこへ行くのですか。はい、お風呂に行きます。)と言うものです。こちら南部にはさらに短い会話があります。「け、く」(さあ食べなさい。はい、いただきます。)という会話です。文字で書くとこんな感じですが、実際の会話は臨場感にあふれ、地元ならではのイントネーションがあり、初めて聞く人には、難解極まりないものだと思います。
 さて、この「け」(食べなさい)と「く」(食べます)を看板にしたレストランが南部町にあります。パスタとピザがとてもおいしく、日曜日などはデートスポットになっているようです。私はここの「マルゲリータピザ」が好きです。ワインなど飲みながらだと奈央おいしいと思いますが、車でしか行かないのでジンジャーエールで我慢します。いつも私の向かいに座る妻はグラスワインを見せびらかしながら飲んでいます。私は「高血圧」なので怒りません。でも悔しいです。先日はスペシャルコースを頼んでみましたが、久しぶりに「おいしい」と感じたパスタがありました。メニューはカタカナだったので忘れましたがワタリガニのクリームソース○○○」だったと思います。スパゲティはあまり好きではないのですがこれはおいしかったです。サラダとピクルスと飲み物、最後にケーキまで付いていました。値段も手ごろで、何と言っても従業員の笑顔がいいスパイスになっていました。食べ物屋さんは味もさることながら従業員の仕草、態度で印象が大きく違います。この「KE KU」はケーキも自家製で特に「チーズケーキ」はふわふわで私の好みです。ここで「け」と言われれば、間髪いれず「く」、と言いたくなります。方言を店の名前につけるなんざ、ユーモアに富んでいます。料理もおいしいです。デートの折には是非お立ち寄りください。そうそう、なんとかコーヒー(カプチーノコーヒー?)を頼むとミルクで芸術的な模様を描いてくれます。これもまたおいしい料理の秘訣なのかもしれません。グルメ何とかには載らなくてもおいしいお店はたくさんあるのですね。こんな店を見つけるのも楽しみです・・と書くといかにも自分で見つけたように思うかもしれませんが、私が一人で行けるわけがありません。赤提灯くらいならいけますが・・、妻がどこかで仕入れてきた情報なのです。これが結構当たるんです。女の見立ては馬鹿に出来ません。これからもいい情報をお願いしたいと思います。
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日航の破綻

2010-01-21 16:17:32 | 日記
園長です。
 日本航空が破綻した。日本航空といえば「JALパック」「JALツアー」という格安のパックが魅力だった。私が最初に飛行機に乗ったのも日本航空だった。忘れもしない28年前。最初の新婚旅行で長崎に行きました。三沢の米軍基地内にある空港から羽田に飛び、そこから長崎まで飛んだのでした。帰りは鹿児島から羽田まで。東京から八戸までは寝台特急「はくつる」で夜の旅を楽しんだのでした。その後、いろんな機会に日本航空を利用しましたが、サービス面などではやはり日本で一番だったのではないでしょうか。私は特に「JAL寄席」が好きで、座席に着くと直ぐにイヤホンで聴いていました。たまに海外旅行に行くことがありますが、尾翼の「ツルマル」が安心感を与えてくれたことを思い出します。妻と2度目の新婚旅行で「シンガポール・タイ」に行ったときは、ある事件で肝を冷やしましたが、やはりJALという機体が目に入ったとたん期待が安心に変わったことを思い出します。もう少しで私と妻はタイのバンコクで帰らぬ人になるところだったのです。まあ、私の単なる間違い(到着ゲートと出発ゲートを間違えて待っていた)だったのですが、何らかの事情で出発が遅れ、事なきを得たのでした。遠い異国の地で、言葉も通じず、時間ばかり迫ってくるときの焦りとプレッシャー(まだ私が主導権を握っていたと勘違いしていた)は、大変なものがありました。出発が1時間遅れたので何とか間に合いましたが、待合室では汗が滝のように流れていたのを今でもはっきり思い出します。3度目の新婚旅行は羽田からプロペラ機で「八丈島」へ行ったときでした。流石にあの飛行機は日本航空ではなかったと思いますが、プロペラ機に乗ったことが無かったので、とにかくうるさかったことだけが記憶にあります。4度目の新婚旅行は沖縄でした。羽田が新しくなり、空港内で迷子になりそうでした。2年に1回くらいの割で飛行機に乗っていますが、三沢空港は日本航空だけしか就航していないのでどうしてもお世話になることが多いのです。飛行機に乗ると上から見る景色が最高です。東京湾のディズニーランドが斜め25度くらいから見えたときは感激したものです。富士山の頂上も見えたことがありました。昔から「殿様と犬の○○は高いところが好き」といいますが、私も高いところが好きなようです。日本航空の再建を心から祈念したいと思います。旅行はやはり「JALパック」ですよね。頑張れJAL。
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蕎麦

2010-01-20 14:46:26 | 日記
園長です。
 最近、おいしい蕎麦を食べていません。最近食べた蕎麦は「年越し蕎麦」でした。これもまあまあおいしかったのですが、やはり職人が丹精こめて作った蕎麦は品格があります。汁も既製品とは風味が違うような気がします。私はそばが好きなので、いろんなところで蕎麦を注文します。四国に行ったときは秘境かずら橋で「祖谷蕎麦」を食べました。山形では「板そば」を、長野では信州そばを食べました。でも私は八戸のそばが一番好きです。私のお勧めは、市内であれば「藪春」(やぶはる・・市役所の近く)が一番だと思います。南郷の「源寿庵」、名川の「けやぐ」もおいしい蕎麦やです。私がこれまでで一番感動した蕎麦屋は、二戸駅前にある「かねしめ」という店です。今は、代が変わって味も普通になりましたが、先代の主人が作った蕎麦は天下一品でした。時の総理大臣「鈴木善幸」さんも通ったという由緒正しい蕎麦屋です。ここでは、注文がほとんど「もり大」(もりそばの大盛り)で、二枚、三枚食べる人もザラでした。その分店は込んでいて、なかなか車も止められないほどでした。この「かねしめ」では、ラーメンもおいしく、地元では評判の店でした。おじいさんが作っていたのでしたが、亡くなってから娘さんが後を継いだのですが、麺も汁もレシピを置いていかなかったらしく、味がすっかり変わってしまいました。そばは、少しお年を召した人のほうがおいしく作れるようです。だいたいおいしいのは定年後に趣味で作り始めましたと言う人のほうが多いようです。一日市にある店や南郷の「源寿庵」がそうです。でも蕎麦が出来るところは土地が痩せて、あまり農作物が育たないところが多いようです。山口の萩に行ったときも、歴代の総理や阿部晋太郎さんなどが通ったと言う蕎麦屋に入りましたが、ここも老夫婦が切り盛りしていました。ここの蕎麦はおいしかったです。店の名前は忘れましたが、10人も入れば一杯になり、外にはいつも10人くらい並んで待っていました。汁に地鶏の卵の黄身が入り、2,3枚はいけそうな感じでした。機会があったら、是非もう一度味わいたい蕎麦です。私が良く行く「やぶ春」は、何と言っても「鴨せいろう」が一番おいしいと思います。鴨肉でじっくりと出汁をとった汁で、蕎麦を思いっきりすする・・・至福の一時です。本当は蕎麦を食す前に「熱燗」で一杯・・と行きたいところですが、大体車で行くことが多いので、自粛しています。蕎麦屋で飲む酒はおいしいのです。東京でたまに蕎麦屋へ入ると、まず「いたわさ」と「出し巻き」(かまぼこと卵焼き)で日本酒を熱燗で注文します。飲み終わる頃を見計らって「ざる」を注文し、まずは、蕎麦だけを箸でつまんでわさびをちょっとだけつけて味見をします。白髪ねぎとわさびが蕎麦の味を引き締めます。食べ終わったらぐずぐずせずにさっと席を立ち、会計を済ませ店を出る・・。これが粋ということでしょう・・・多分。蕎麦には老舗が似合います。伝統と歴史を受け継いだ味は、近代的なビルでは趣がありません。私達はそばの歴史も一緒に味わっているのかもしれません。今日の晩御飯は「蕎麦」といきますか、あなたのそばで・・・。
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高血圧その後

2010-01-19 15:26:18 | 日記
園長です。
 毎日寒い日が続いていましたが、今日は久しぶりに青空が広がり、気温もプラス5度くらいにまで上昇しました。こんな天気が続いてくれると雪も直ぐ解けるのに・・。
 今日の朝、2週間分頂いた「高血圧」を下げる薬と「尿酸値」を下げる薬がなくなりました。毎日、真面目に、シンケンに飲んだ結果です。朝だけ飲むので、ときどき忘れたりもしますが、2時間くらい遅れてもその日のうちにちゃんと飲んでいました。今日、2週間ぶりに病院へ行き、様子を伺ってきました。結果は、「尿酸値はだいたい正常値」、「血圧はまだ少し高めなので、もう少し下げましょう。」と言うことでした。私としては血圧、上が145、下が98だと上出来だと思いましたが、先生はまだ物足りないらしい。この病院には、保育園の園児の保護者が看護師として勤務しているので、非常に本音が言いにくい。だって先生の側について、先生と患者の話をじっと聴いているのですから・・・。先生が「お酒は飲んでいないでしょうね。」といったときは、看護師さんと目が合ってしまい、思わず「はい。」と言いましたが、実は2日に一回は飲んでいたのです。量はめっきり減りましたが、今までの習慣はなかなか治りそうもありません。私としては2日に1回お酒を休むと言うのはかつてないことで、自分自身を褒めてあげたいと思っているのです。そんな私の気持ちも知らず、先生曰く、「もう少し下げましょう。薬を変えてみましょう。アルコールはしばらく控えてください。」。がーん。これ以上控えたら「干からびてしまう~。」と思いながらも「は、はい。」と返事をしてしまった。約束と紙は破るためにあると言われますが、もう少し仕事を頑張りたいので、4日休んで3日飲むことにしよう・・。私のモットー「他人には厳しく、自分にはルノアールのココアのように甘く」。(ルノアールと言うのは東京・六本木にあった喫茶店で、甘いココアを飲ませてくれるので有名だった。)・・そんなことを考えながら、先生の真面目な言葉に仕方なく頷き、3種類の薬を渡されたのでした。私の病気は、今まで気力で治してきたのですが、今回の血圧は気力だけでは下げられないくらい高くなっていたのだそうです。仕方がないので、今回だけは先生の顔を立てて飲んでやるか。でも、知り合いからは「一度薬を飲んだら一生飲み続けなければ死ぬぞ」と脅かされています。麻薬じゃあるまいし、数値が正常になったら絶対薬なんかのまないぞ。その代わり、お酒を浴びるくらい飲んでやる・・・。それじゃ、だめジャン!全く反省のない園長でした。
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給食味見し隊発足

2010-01-18 11:59:15 | 日記
園長です。
 土曜日は「給食試食会」が保護者のためにありました。保育園での味付けがどんなものかわかっていただけたと思います。これから毎週、2月13日まで行ないます。
 さて、今年に入って「新しい試み」が給食室で行なわれています。給食当番が行なう「給食味見し隊」の登場です。今までは給食当番は、セミバイキングでの配膳等が仕事でしたが、当番が本日の献立の内容、味が判るように、あらかじめ味見をしておくことで、より一層の役目が果たせるのではないかという調理師の発想で今月から始まりました。いつもの職員による「検食」が終わった後、今日の給食当番3名を調理室に招き(普段は子供たちは進入禁止)出来立て、ほやほや、熱々の給食(味見程度の少量)を味見してもらいます。その時に、食材の産地、材料、調理方法、栄養素、効能などを解かり易く調理員が子供たちに教えます。お当番は得意満面の顔で味見をします。調理員は日本地図を入り口に貼り、産地を教える工夫をしていました。3歳児は食べることに夢中になっていますが、年長にもなると、質問もするようです。味見が終わると、ランチルームに一直線、「今日のサラダを食べるとバナナウンチが出るってよ~。」と今聞いたばかりの薀蓄を教えている子もいます。果物の産地はいろんな場所があり、1果物1産地とはいかない場合が多いので、調理員も工夫をしているようです。今日の「みかん」は和歌山産でしたが、先日は「愛媛県宇和島」産でした。料理員も地図を開いて勉強のようです。今月から始まり、まだ全員に当番が回っていませんが、とても楽しみにしているようです。こうして食育に関心を持ち、食べ物にも関心を持つようになるのだと思います。給食を通して保育がますます深くなるような気がします。それにしてもお当番の子のはち切れんばかりの笑顔が印象的でした。「特権階級」だと思ったのかもしれません。たまには「特別な日」があったほうが、いいのかも知れませんね。子どもにも大人にも・・。
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