二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

詩集「夜への階段」INDEX-4

2013年02月06日 | 俳句・短歌・詩集
mixi、gooの「二草庵摘録」に書いてきた詩が100編を超えている。 こういう表現の横書きにははじめ抵抗があったが、いまではずいぶん慣れた。とっくの昔に捨てたはずの詩的言語が、いまになって甦ってきたのなぜだろう。それは一口にいえば、コミュニケーション言語では表出できない、あるわだかまりが、わたしの胸の中にあるからである。悲しみといってもいいし、歎きといってもいいが、こういう表現の方法によらなければ、わたしはその胸の底に降り立つことができない。五大皆響き有り十界に言語を具す 六塵悉く文字なり法身は是れ実相なりこれは弘法大師空海「声字実相義」という書物の中の一節。現代語訳すると、こうなる。「五種の存在要素(五大)には、みな響きがある。十種の世界(十界)は、言葉をもっている。六種の認識対象(六塵)は、ことごとく文字である。さとりの当体(法身)とは、実相のことである。」 . . . 本文を読む
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