(わたしの手の汗を吸いにきたサトキマダラヒカゲ。2011年6月撮影、榛名山)
いまここにいる という快感を
音楽が教えてくれる。
音楽が消えると 鬱陶しいいつものリビング。
SNSではだれもが
だれもが“わたし”ということばのロープを綱渡りしている。
あきもせず・・・このぼくも。
もう十年以上渡っているんだ
あきもせず あきれもせず。
ことばでつかまえようとすると
音楽の快感は逃げていく。
取り残されたぼくはこうして
こうして ことばをあやつっている。
もしぼくに翼があったら
この音楽のうえを
ひらりひらひらと蝶のように舞うことができるだろうに。
ことばのすべてを
汗くさい昨日の肌着といっしょに脱ぎすてて。
いまここにいる という快感を
音楽が教えてくれる。
音楽が消えると 鬱陶しいいつものリビング。
SNSではだれもが
だれもが“わたし”ということばのロープを綱渡りしている。
あきもせず・・・このぼくも。
もう十年以上渡っているんだ
あきもせず あきれもせず。
ことばでつかまえようとすると
音楽の快感は逃げていく。
取り残されたぼくはこうして
こうして ことばをあやつっている。
もしぼくに翼があったら
この音楽のうえを
ひらりひらひらと蝶のように舞うことができるだろうに。
ことばのすべてを
汗くさい昨日の肌着といっしょに脱ぎすてて。