昨日、ほぼ4年ぶりに「アサヒカメラ」11月号を買ってきた。
気まぐれでいろいろなカメラ雑誌を立ち読みはするけれど、ずいぶん長らく買わないで、不自由を感じなかった。
カメラにも写真にも、興味がうすらいでいたのである。
この4年のあいだに業界地図は変わったか?
いや、そうたいしては、変わっていない。
なぜ買ったかというと、新製品情報をじっくり読みたかったからである。
じつは、ニコンD7000に、俄然 . . . 本文を読む
カメラをもって街歩きしながらわたしが惹かれるものに「暗鬱なもの」がある。
暗鬱といっていいすぎなら、重苦しいもの、したたかな存在をしめすほの暗いもの、なかば使命を終えているのに、依然として「そこにあるもの」、被写体としてのテクスチャーをそなえ、見る者を見つめ返すもの。あるいは、不可解な負のエナジーを発している(とわたしに感じられる)もの。
これはそのままわたしの「地方都市論」となる。
シーズンにな . . . 本文を読む
マイミクtombiさんが「東洋の魔女復活!!」という日記を書いておられる。
わたしも、昨夜放映された日本vsブラジル戦に釘付けになったひとり。
で、さっそくつぎのようなレスを書き込んだ。
『わたしもスポーツ観戦で、久々に感動しましたね。
女子バレー、すごい!
昨晩は悔しくて眠れなかった(うそ!)けど、
まあ、健闘をたたえましょう。
いやはや「感動をありがとう」でしたね!』
め . . . 本文を読む
「生物と無生物のあいだ」で大ブレイクした福岡センセイ、続々ヒットを飛ばしている。
本の帯には誇らしげに「15万部突破!」という文字が躍る。
この手の本では例外的な出版部数だからだろう。ミステリではないが、たしかに、読み出したらやめられないおもしろさをもっている。
『ヒトの眼が切り取った「部分」は人工的なものであり、ヒトの認識が見出した「関係」の多くは妄想でしかない。私たちは見ようと思うものしか見 . . . 本文を読む
通常は水曜定休なのだが、よんどころない事情で、休みを一日ずらし、
昨日、安中市を散策してきた。
11月の光。そして影。
強いコントラストが、町をステージに変貌させる。
そうか、こんな町があったのだ。
軽井沢や信州、あるいはもっと遠くへいく途中に「通過」するだけの町。
これまで、そんな印象しかもたなかった町。
しかし、11月の光は、こんな町にもふりそそいでいる。
バイパスが開通する。
旧市街 . . . 本文を読む
以前も書いたように、昨今のデジカメの進化のおかげで、
夕景が手持ちで気軽に撮れるようになった。
秋から初冬にかけ、夕景が美しいシーズンとなる。
日没前の30分、あるいは日没後の30分間ほどは、空がドラマチックに展開し、
風景や街の景物が非日常的な光につつまれる。
昔なら(昔っていつのこと? といわないで欲しいが)三脚が必須のシーン。
いまなら、一脚すらいらないといっていい。
いや、厳密にいえば、 . . . 本文を読む
50代になってから、過去を振り返る機会がふえた。
40代の半ばくらいまでは、ばりばりに仕事をしていたし、
前ばかり見て暮らしてきた。
男性諸君は、とくにそういう人が多いのでは?
経済成長期などは、まわりじゅう仕事人間で、闇雲に働いたり、働かされたりしていたものだ。
自分で撮影した写真を眺めながら、ときおりある感想が浮かんでくる。
それは、
その一瞬、一瞬に価値がある・・・ということ。
たとえば . . . 本文を読む
10月14日にLUMIX LX5が手許に届いて、それから「どぼ~ん」と撮影にはまってしまった。そのあと、つづけて臨時収入があったので、DXフォーマット用のニコン35mmF1.8を買い、ますますヒートアップである。
新しいオモチャが手に入ると、しばらくそれに夢中になる子どもと同じ_(._.)_
短期間に「街撮り」シリーズをはじめ、ずいぶんといろいろな写真を撮影した。
以前はやれマニュアルだ、絞り優 . . . 本文を読む
読書モードに切換えようとあがいているのに、
なかなかそうなってくれない。
昨夜も、家に平積みしたいろいろな本をとっかえひっかえしてみたけれど、
「よしよし、これを読んでやろう」
という本に出会わなかった。デジカメを買ったせいなのだろう。
気持ちは画像=写真へと向かっていて、
印刷物の世界に長時間ひたっていることができない。
要するに「気分転換」がへたなのだなあ(^^;)
コントロールがきかず、実 . . . 本文を読む
街撮りの第6弾。
秋になると、街のおもむきがあらたまる。
空気が澄んで遠景がよく見えるし、斜光線が、もののテクスチャーを際立たせるからだろう。歩いてみると実感するけれど、旧市街からは、年々人が消えていく。
郊外に出現した巨大ショッピング・モールには、あんなにたくさんの人びとが群れつどっているのに・・・。
紅葉や観光地はマイミクの皆さんにおまかせして、わたしは今日は(すでに日付がかわって . . . 本文を読む