二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

へい親分

2021年07月24日 | シャッフル/photos
「これは親分、どうもご挨拶が遅れまして」 「おお、よろしくな。出しゃばったまねしないよう、気をつけるのがいいだろう。おれのシマには100羽ほどの子分がいる」 「・・・へえ、以後お見知りおきを」 な~んてね、アハハ。 . . . 本文を読む
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暑中お見舞い♪

2021年07月23日 | シャッフル/photos
夏本番となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?  暑中お見舞い申し上げます。 母を介護施設に送り出し、草むしりしたあとシャワーを浴びて、アイスコーヒーで一息(´Д`)  風を入れようとPC部屋のカーテンを開けたらこの子が網戸に張りついていました。 アハハハ、セミさんです(^^♪ . . . 本文を読む
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原彬久「岸信介 ̶権勢の政治家̶」岩波新書(1995年刊)を読む

2021年07月23日 | 歴史・民俗・人類学
吉田茂以後、日本の政治はどのように変質し、高度成長時代に突入していくのか。 それを知りたくてこの「岸信介 ̶権勢の政治家̶」を手に取った。 あの「吉田茂」を書いた原彬久さんの著作である。 吉田茂と岸信介を抜きにしては、日本の“戦後政治”は語れないと、いつごろからかかんがえていた。 妖怪とも巨魁ともいわれて恐れられ、批判され、現在につながる日米安全保障条約を成立させた政治家である。 あとからかん . . . 本文を読む
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書物の蒸発 2021-002(2021年7月14日)

2021年07月22日 | 俳句・短歌・詩集
読んだはずの大半が蒸発している。 思い出そうとしても思い出せない。 世界は書物の中にあったのに あったはずのものが消えている。 薪や石炭のように 燃えてしまえば残るのは灰ばかり。 灰の中から灰だらけの顔をあげる。 読書人とはこの種の灰だらけの男 女のことなのだ。 焚書したのではない。 そんな手間をかけなくていい。 文字は頭の内側で燃えて 灰だけが残された。 頭の中だけでなく 腰や背中や足の . . . 本文を読む
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栞のように(ポエム2021年NO.001)2021年7月13日

2021年07月22日 | 俳句・短歌・詩集
腰の曲がった女と片足をひきずっている男が 歩道の片隅で話し込んでいる。 「やあ こんにちは 暑いですね 今日は」 クルマがびゅん びゅんと飛ばして ・・・あの人たちは何のために忙しいのか。 先週も今週もぼくは一冊の本を持てあまし 最初の数十ページをいったりきたり。 そこも道路なのだが だれともすれ違わない。 本の向こうへ出かけようとしたはずだが 混み合っているのは黒い小さな文字ばかり。 ぬく . . . 本文を読む
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購入しようニコンZfc

2021年07月22日 | Blog & Photo
ニコンのZfc話題沸騰しているようだが、YouTube見まくりして、わたしも買うことに決めた。 実機はZ50しかさわっていないが、X-S10と比較し、ファインダーの優秀さに感動すら♪  明日が発売日。 遅ればせながらこれから予約を入れるため、届くのはいつになるやら。 ズームレンズキットをチョイスかな^ωヽ* 1年ほど前からミラーレスのフルサイズセンサー機をあれかこれかと思い迷っていたけれど、そこ . . . 本文を読む
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シュテファン・ツワイク「ジョゼフ・フーシェ ある政治的人間の肖像」(高橋禎二・秋山英夫訳)岩波文庫(1979年刊)のおもしろさ

2021年07月21日 | 歴史・民俗・人類学
結論からさきにいうと、非常におもしろいのだが、その反面読みにくく、いささか手こずった本である。表現が昨今の日本語としてこなれていないからだ。 本書は最初、岩波新書の一冊として昭和26年に刊行されたのだそうである。難読漢字、めったに使われない表現がしばしば出てきて、悩まされる。 一つ例をあげると「九仞の功を一簣に虧いた(きゅうじんのこうをいっきにかいた)」(367ページ)ということばがある。文脈か . . . 本文を読む
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にぎやかなスズメたち

2021年07月21日 | シャッフル/photos
依存症になりかけていたため、しばらくネットの出入りをお休みしていたけど、そろそろ復活! といこう・・・まずこの一枚から(ノω`*)  右から2羽目と4羽目が争っている気配。 リーダーに逆らっているのだろうか。 級長と暴れん坊、あるいは与党と野党(´?ω?) ダハハ  スズメたちはにぎやかです。 . . . 本文を読む
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秀村欣二「ネロ 暴君誕生の条件」(中公新書1967年刊)を読む

2021年07月04日 | 歴史・民俗・人類学
予想した以上に濃密な内容を持った、すぐれた一冊である。 刊行は1967年とかなり古いが、古代ローマに関心のある方なら、読み逃すべきではないだろう。 中公新書は“歴史もの”に定評がある・・・ということを、以前にも書いた。 ネロは日本では「暴君といえばネロ」といわれつづけてきた。その評判通りそれほどの巨悪なのかどうか、それを検証したくて読みはじめた。 本書はよく調べて書いた、ネロの評伝といっていい。 . . . 本文を読む
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初オオヨシキリ

2021年07月03日 | シャッフル/photos
オオヨシキリ、初撮影!  まあマイクロフォーサーズなので、高精細とはいえないけど。 チョウを撮るつもりでいったら、チョウの姿はなく、オオヨシキリの恋のシーズンなのか、あたりに木霊する大声でにぎやかに囀っている。 追いかけて、追いかけて(ノω`*)  もう一度いえば、まともに撮影できたのはこれがはじめて。 . . . 本文を読む
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