「これは親分、どうもご挨拶が遅れまして」
「おお、よろしくな。出しゃばったまねしないよう、気をつけるのがいいだろう。おれのシマには100羽ほどの子分がいる」
「・・・へえ、以後お見知りおきを」
な~んてね、アハハ。 . . . 本文を読む
夏本番となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
暑中お見舞い申し上げます。
母を介護施設に送り出し、草むしりしたあとシャワーを浴びて、アイスコーヒーで一息(´Д`)
風を入れようとPC部屋のカーテンを開けたらこの子が網戸に張りついていました。
アハハハ、セミさんです(^^♪ . . . 本文を読む
吉田茂以後、日本の政治はどのように変質し、高度成長時代に突入していくのか。
それを知りたくてこの「岸信介 ̶権勢の政治家̶」を手に取った。
あの「吉田茂」を書いた原彬久さんの著作である。
吉田茂と岸信介を抜きにしては、日本の“戦後政治”は語れないと、いつごろからかかんがえていた。
妖怪とも巨魁ともいわれて恐れられ、批判され、現在につながる日米安全保障条約を成立させた政治家である。
あとからかん . . . 本文を読む
読んだはずの大半が蒸発している。
思い出そうとしても思い出せない。
世界は書物の中にあったのに
あったはずのものが消えている。
薪や石炭のように
燃えてしまえば残るのは灰ばかり。
灰の中から灰だらけの顔をあげる。
読書人とはこの種の灰だらけの男 女のことなのだ。
焚書したのではない。
そんな手間をかけなくていい。
文字は頭の内側で燃えて
灰だけが残された。
頭の中だけでなく
腰や背中や足の . . . 本文を読む
腰の曲がった女と片足をひきずっている男が
歩道の片隅で話し込んでいる。
「やあ こんにちは
暑いですね 今日は」
クルマがびゅん びゅんと飛ばして
・・・あの人たちは何のために忙しいのか。
先週も今週もぼくは一冊の本を持てあまし
最初の数十ページをいったりきたり。
そこも道路なのだが
だれともすれ違わない。
本の向こうへ出かけようとしたはずだが
混み合っているのは黒い小さな文字ばかり。
ぬく . . . 本文を読む
ニコンのZfc話題沸騰しているようだが、YouTube見まくりして、わたしも買うことに決めた。
実機はZ50しかさわっていないが、X-S10と比較し、ファインダーの優秀さに感動すら♪
明日が発売日。
遅ればせながらこれから予約を入れるため、届くのはいつになるやら。
ズームレンズキットをチョイスかな^ωヽ*
1年ほど前からミラーレスのフルサイズセンサー機をあれかこれかと思い迷っていたけれど、そこ . . . 本文を読む
結論からさきにいうと、非常におもしろいのだが、その反面読みにくく、いささか手こずった本である。表現が昨今の日本語としてこなれていないからだ。
本書は最初、岩波新書の一冊として昭和26年に刊行されたのだそうである。難読漢字、めったに使われない表現がしばしば出てきて、悩まされる。
一つ例をあげると「九仞の功を一簣に虧いた(きゅうじんのこうをいっきにかいた)」(367ページ)ということばがある。文脈か . . . 本文を読む
依存症になりかけていたため、しばらくネットの出入りをお休みしていたけど、そろそろ復活! といこう・・・まずこの一枚から(ノω`*)
右から2羽目と4羽目が争っている気配。
リーダーに逆らっているのだろうか。
級長と暴れん坊、あるいは与党と野党(´?ω?) ダハハ
スズメたちはにぎやかです。 . . . 本文を読む
予想した以上に濃密な内容を持った、すぐれた一冊である。
刊行は1967年とかなり古いが、古代ローマに関心のある方なら、読み逃すべきではないだろう。
中公新書は“歴史もの”に定評がある・・・ということを、以前にも書いた。
ネロは日本では「暴君といえばネロ」といわれつづけてきた。その評判通りそれほどの巨悪なのかどうか、それを検証したくて読みはじめた。
本書はよく調べて書いた、ネロの評伝といっていい。 . . . 本文を読む
オオヨシキリ、初撮影!
まあマイクロフォーサーズなので、高精細とはいえないけど。
チョウを撮るつもりでいったら、チョウの姿はなく、オオヨシキリの恋のシーズンなのか、あたりに木霊する大声でにぎやかに囀っている。
追いかけて、追いかけて(ノω`*)
もう一度いえば、まともに撮影できたのはこれがはじめて。 . . . 本文を読む