北イタリア、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州にある、ザモ社のブランドマネージャーの方が来られてのワインのセミナーを受けました。
この州で生産されるワインの約65%が白ワインで、白ワインが有名な産地ですが、昔からの土着品種やフィロキセラ以降植えられたメルロー等の黒葡萄も生産されていて、今日は白5種・赤2種のテイスティングをしました。
白の産地だけあって、白ワインが多いのもなかなか珍しいですね。
今日のワインの中で面白いなと思ったのが、フリウラーノという白葡萄100%で作られた白ワイン。
手頃な価格帯の白ワインにもブレンドされていますが、単体で仕込まれた「ノーネーム」というワインは、明るいイエローカラーで輝きがあり、桃やマンゴー、パイナップル等の熟した香りが広がり、甘さと酸のバランスがとれていて、穏やかに味が引いていく、嫌みの無い後口で、バランスの取れた味わいでした。
深みもあるので、この地方で作られている特産品のサンダニエーレ産生ハムとの相性も良いと思います。
ちょっとお値段は張りますが、どこかで見かけたら、是非合わせてみては如何でしょうか?