歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

ラビ・バトラ氏が正しいとしたら

2012年10月20日 19時25分02秒 | 崩壊
私は今までブログで、世界の偉人賢人の理論や説のメリット、デメリットを
展開して来ました。しかしこれでは私の独善で終わる可能性もあるので
諸氏の説が正しい場合の時代の流れ・資本主義の終焉過程を
検討してみます。勿論私独自のやり方で検討します。

ラビバトラ氏は2010年からの資本主義の崩壊を予測しています。株の崩壊から
行けば、2000年が望ましいですが、ここではそれ以上触れません。


氏の崩壊が始まっているとすれば、今の2000年からの株の崩壊がスーパーサイクル
の第5波の調整波と言う事になります。つまり270年間の資本主義の大調整が
始まっていることになります。1776年独立から270年が資本主義の
サイクルとすると2046年が終了と言う事になり、今回の調整は
46年間と少し長くなります。つまり混乱が2046年まで続くと言う事になります。

後34年間も不況が続く事は、アメリカ人の性格や、過去の短い第五波調整を考えると
あり得ないようにも思います。資本主義の開始を英と同じにして、再検討してみます。

今回がサイクルの第五波なら、1933~1942年時がサイクルの第1+2波となり
=9年間、第3+4波は1942~1966~1982年=24+16=40年間、
第五波+調整は1982~2000~2030年=18+30=48年間、
第五波の崩壊は2030年まで続くと考えられます。
残り18年間の不況と言う事です。これなら
残り34年間の不況よりもあり得ます。

この2030年は、英国の資本主義と同期していると考えた場合です。実質米国は
英国の植民地でしたので、此れでも矛盾はしません。実際1760年の産業革命後
に米国の株価は第一波と思われる変動を示しています。

つまり、この説に従えば英米が同時に崩壊すると言う事です。この両者は金融帝国主義の
末期ですから、同時崩壊もあり得ます。

そうすると、前回予測の2018年不況終了と株のサイクル第五波は無くなり、代わりに
2030年前後までこの不況が続いて、英米金融帝国は崩壊すると言う事になります。


AA.このまま崩壊するラビバトラ氏の説に従えば、
   英米同時サイクル、1760~2030年説は、

1.supercycle 1~4波は、   説A         説B
  1~2波=1760~1842=82年間。又は1857-1760=97年間。
  3~4波=1842~1933=91年間。又は1933-1857=76年間。

2.supercycle 5波+調整波は
       2030-1933=97年間。 又は    =97年間。

3.合計270年間。しかし後者はsupercycleの第3波が短くエリオットの波動には
  マッチしません。あり得ないとは言えませんが前者、説Aが有力です。

4.しかしこの説の欠点は、崩壊時のサイクルがsideway=Horizontal
である事です。ZIGZAGの理想的な崩壊過程には合いませんが、
   grandsupercycleの第4波なら、あり得ないとは言い切れません。



BB.又は英米同時崩壊バトラ説であるが、もう一度cycle第五波があると仮定した
    場合の1760~2030年説は。
                  説C          説D
1.supercycle 1~2波は、 1857-1760=97年間。 又は1842-1760=82年間。  
2.supercycle 3~4波は、1942-1857=85年間。 又は1942-1842=100年間。
3.supercycle 5+調整は、2030-1942=88年間。   2030-1942=88年間。
4.説Dは、第3波が長くelliott wave 理論に合います。
5.この場合の最後のサイクルは予測では、2030-2018年=12年しかなく、最後の上昇
  と暴落に12年は短いですが、1929年の恐慌時は、9年の上昇と3年の強力な下げ
  が有ったので、不可能とは言えません。


CC.私の説は,
1.supercycle、1~2波は、 1857-1776=81年。
  supercycle、3~4波は、 1942-1857=85年。
2.supercycle第5+調整波は、2046-1942=104年間。

Elliott の波動に照らし合わせると、説A,説Dと私の説CCが有力です。
つまり、どちらも可能性が有ると言う事です。しかし説Dは最後のサイクル第5波
があると言う事では、バトラ氏の説とは少し異なります。
何れにしろ、全ては今後の経過が証明します。





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世界帝国≒アメリカンーソビエトの誕生

2012年10月20日 11時03分05秒 | 欧米
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MC5DK36S972A01.html
元財務長官サマーズ氏の発言。
  
今回わざわざ、このような発言をするという事は、もう一度リーマンを超える
暴落が今回の最後の段階で起こることを語っているのです。多分最後の
暴落でしょう。最後の暴落後は、前回も述べたように2032年の
頂点に向けて、アメリカ資本主義の最後の好景気がやってきます。

1776年独立から発展してきたアメリカの資本主義は、最後の段階に向けて
短い第五波2018~2032年を形成し、サーカー師、ラビバトラ氏、
更にマルクスの予言する、高度の資本主義の後の金融帝国の崩壊が
やってきます。つまり世界社会主義の時代=戦国時代です。

言い換えれば、ジョージソロスの様に、国際金融帝国のインサイダーが大活躍し
彼らがぼろ儲けし、ますます1%の富者は富み、格差と貧困が広がり
2046年の革命の準備が整うと言う事です。
  
これは、中国の富者の時代の清帝国の崩壊が示したようにつまり、地方軍閥主義
から共産党の勝利と、文革による3000万人の虐殺があった様に恐ろしい
事態が想像されます。常に戦争で拡大してきたアメリカの軍国主義は、
西洋の時代の最後の栄光と云うだけに、東洋没落の時代の
清の崩壊とは異なると思いますが、多分大元帝国の
勃興と東洋の衰退が参考になると思います。

もしかして、米の武人の時代=軍国主義=戦国時代は、世界統一の時代になる可能性が
有ります。つまりチンギスハーン時代に対照的な東西の大洋を含む大海洋帝国です。
 
その為にも、中国はますます大陸の悪玉としての存在価値が高まります。
ローマに滅ぼされたカルタゴの様に。しかし一歩間違えれば
日本がカルタゴになる可能性はあります。御用心。
勿論その時は、日中の米国債は踏み倒されます。
踏み倒されてからの、日中の経済回復の程度がそのまま国力の差を表わすでしょう。
  
勿論東西移行理論はアメリカがカルタゴであることを示していますが、
ローマ帝国とカルタゴの研究が必要でしょう。
 

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