歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

東南アジアも当ブログの予想通り・武人の時代

2014年06月04日 21時30分37秒 | 戦争
http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201406/Joshua_Kurlantzick.htm

民主化から遠ざかる東南アジア――タイのクーデターだけではない

Thailand's Coup Just One sign of Southeast Asia's
Regression from Democracy

ジョシュア・クランジック

米外交問題評議会フェロー(東南アジア) フォーリン・アフェアーズ リポート

Photo/Courtesy Reuters


タイが軍政へと逆戻りすることが運命づけられていたわけではない。むしろ、専門家の多くは、1980年代末から2000年代末まで、東南アジア諸国の多くを「途上世界における民主化の優等生」とみなしてきた。だが、この時期以降、東南アジアの民主化プロセスは停滞し、この地域で経済的、戦略的にもっとも重要な諸国が民主化からの逆コースをたどり始めた。この10年で、タイは急速に民主化からの逆コースをたどり、いまや軍事政権がこの国を支配している。マレーシアの民主的制度と文化もこれまでの民主化の流れから逆行している。カンボジアとミャンマーでも、劇的な民主化への期待はいまや色あせつつある。

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● アジア大陸の時代はすべて連動していると思われます。タイも予測通りに武人の時代ということです
  つまり、最後は軍隊=武人が出て、解決するということです。当然の事として、国家機関
  軍隊や検察庁、警察などを握っている勢力が表に出てきて、最終決断をすると言う事です。

● これは親玉の中国を含めて、北朝鮮、韓国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに共通する
  時代と思われます
。勿論先進諸国の介入や軍事力や経済力に影響されますから、時代は上下
  して進みますが、基本は武人が実際は権力を持っているということです。

● その中でも韓国は擬態の程度が強いので、資本主義に見えますが、本質は武人時代と思われます。
  タイも白色武人で、資本主義に擬態していると思われます。南国の優しさが、その武人国家の
  様相を和らげていると予想できます。

● そのような目で見れば、なぜベトナムやキューバ等が、敢然とUSAや中国に戦いを挑むかが理解
  できるでしょうし、 武人は基本は戦いの男であり、それが命なのです。負けるかどうかは
  二の次なのです。勇気が最も大切な、時代の心です。

● 従ってミャンマーも中国を真似て開放政策を取り始めていますが、ことが起これば必ず軍隊が
  表に顔を出すと思われます。遅れているのではなく、時代が異なるのです。

● 経済的に豊かになれば、自由主義の民主主義国になるというのは、先進諸国の誤解・幻想です。
  ロシアの行方を見れば、理解できるでしょう。共産主義が崩壊しても絶対に、自由と
  民主主義をテーゼとする、資本主義国にはならないでしょう




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白色武人の登場・フランスよどこへ行く

2014年06月04日 10時12分56秒 | 戦争
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20140603/266073/?n_cid=nbpnbo_mlp


フランスよ、どこへ行く

欧州議会選挙が露呈した深刻なアイデンティティーの危機    熊谷 徹 2014年6月4日(水)


 5月末に行われた欧州議会選挙は、EU(欧州連合)が直面する深刻な“病”を白日の下にさらけ出した。それが最も顕著に表れているのは、フランスである。

 フランスの極右政党フロン・ナショナール(FN)が、社会党と保守党を退けて、最高の得票率を記録して勝利したことは、フランスだけでなく欧州全体に強い衝撃を与えた。フランスの重要な選挙でFNがトップの座に立ったのは、今回が初めてである。その地すべり的勝利は、フランスの伝統的な2大政党制を破壊しかねない「大地震」と言える。

得票率をほぼ4倍に

 FNの前回(2009年)の欧州議会選挙での得票率は6.3%だった。今回は約4倍に増やして25%を記録。保守政党の国民運動連合(UMP)は20.8%、オランド大統領が率いる社会党はわずか14%にとどまった。

フランスでの欧州議会選挙の開票結果

(資料:欧州議会)


 フランスは欧州議会に74人の議員を送り込む。そのうち3分の1がFNの党員となる。

 5月25日の夜、マリーヌ・ル・ペン党首は、満面に笑みをたたえて勝利宣言。「FNの勝利は、フランスの政界地図を塗り替える。オランド大統領は国民にとって裏切り者だ。有権者はいま目覚め、偉大なフランスを復活させようとしている。(外国人ではなく)フランス人が自国で優先される時代が、ようやくやってきた」と獅子吼(ししく)した

欧州議会選挙のポスター。右側がマリーヌ・ル・ペン党首。(筆者撮影)


 リベラルな思想を持つフランス人、外国人に寛容なフランス人たちは、FNの圧勝に茫然自失の状態である。彼らは今回の事態を「séisme(地震)」と形容した。私の知人のあるフランス人は「本当の破局だ」とつぶやいた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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● このような結果は、本ブログでも頻繁に予測してきました。いつも書いているように、これは近代資本主義の
  末期の像です。つまり、寿命が来たことによる必然的な病態なのです。
好き嫌いの問題ではないのです。

● どこの世界でも、独裁も、絶対王朝も、永遠の歴史はありません。同時に永遠の資本主義もないのです。
  太陽や宇宙や、原子さえも寿命があるのに、なぜ近代資本主義のみが永遠に続くことがあり得るのです?

● 略、270年を寿命として一時代は滅びるのです。従って仏は、2059年の資本主義崩壊の準備に入ったと
  みるべきでしょう。もちろん波がありますから、次回は右翼の得票が減るということもありうるでしょうが、
  本質は彼らの波動は上昇波ということです。

● 病態像は

  ① 不景気に対する国民の不満が高まっていること。これはエマヌエル・トッドも書いていましたが、EUの成功者は
    独のみということです。これは独の資本主義は1871+270≒2141年まで続くことによる
    当然の結果ということです。つまり、独は日本同様、資本主義の絶頂期なのです。

  ① 移民の流入による、生活保護者の増加と、文化や地域の治安の悪化と社会の崩壊現象がみられ、それに対して
    今の政権はつまり左派政権は対処ができないということです。今後も当然これは悪化します
    将来の日本でいえば、大陸半島系の移民の増大で、来世紀の日本は崩壊するということでしょう

  ① 移民の主体はイスラム系であるが、そのイスラムは戦後の独立と資源の国家管理により、相対的に旧宗主国に
    対して経済力をつけて来ており、植民地時代の落とし前をつけることは予想できますから、
    ますますイスラム系移民の多い欧州は、社会の病態が悪化してゆくということです。

  ① つまり、獅子身中の虫が暴れだして、最後には資本主義にとどめを刺すということですが、
    これはあくまでも現象面であり、本質は、270年の寿命が来たことによるものです。

  ① フランスの文化を守れというのも、右翼の主張の一部ですが、しかし武人の基本は前にも書いたように、
    過去の否定と破壊と、武力が支配の基本ですから、今までの資本主義で作られた文化は基本的には
    破壊されるということです。つまり、キリスト教にもとずく文化は、イスラム系が崩壊させる
    という面もありますが、基本的には武人が破壊するでしょう


  ① 従って、遅くても2059年まではユーロは崩壊し、英米仏型=先進資本主義国は崩壊し、左右の戦いが
    起こります。極右≒白色武人 対 極左≒赤色武人の戦いです。従って極右も極左も武力≒革命と
    いうことでは、同じ穴のムジナということです


  ① 従って武力で他国を侵略している極左の中国が、安倍政権を右翼と呼び、軍国主義者と呼ぶ事は、
    全くのお笑いと言うことです


● 左右・陰陽等の自然現象があるように、戦後の自由主義・民主主義政権が崩壊すれば、次は軍国主義=武人の時代
  が到来ということです。右翼が第一党になったと驚くにはまだ早いのです。力による支配と、内戦が
  2059年前後に起こるのです。紅白合戦は初め白有利、後半は赤有利というのが、現在の予想です
。    
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