歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

抵抗力の源は・タンパク質・基本忘れるべからず

2014年07月03日 18時24分43秒 | 栄養学
★ http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/54299


免疫学: 自然免疫を標的とする結核治療ブックマーク

              Nature 511, 7507 2014年7月3日

結核は、多剤耐性結核菌(Mycobacterium tuberculosis)の蔓延HIV感染流行が引き起こす合併症の結果として、公衆衛生にとって再び大きな脅威となっている。そして、包括的な効果のあるワクチンはまだ存在しない。今回、米国全域に加えて、ブラジル、中国、インドにある研究施設が参加した共同研究によって、マウスの結核モデルで自然免疫を標的とする免疫療法が開発された。この方法は、活動性結核で過剰に存在するI型インターフェロンと、防御機能を持つと考えられているインターロイキン1という、逆の働きを持つ2つのサイトカインを操作するというものだ。K Mayer-Barberたちは、これらのサイトカインがエイコサノイドを介して機能的につながっていることを示している。この研究は、宿主のエイコサノイドネットワークを対象とする治療法についての概念立証となり、また従来の化学療法に対する実現可能な代替手段を示唆している

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● 病気に抵抗力を抵抗力をつける上での、基本的な事は、十分なたんぱく質です。

● インターロイキンもインターフェロンも、微生物(ウイルスや細菌等)や癌などと
  戦ううえで大切な武器です。弾がないと戦えないのと同じで、
  その武器を作るのが、タンパク質なのです。

  インターロイキンもインターフェロンも実はタンパク質なのです。エイコサノイド
  とは、いつも書くEPAやリノール酸等から、作られる物質です。

● つまり、多価不飽和脂肪酸とタンパク質は、元気に長生きするためには、欠かせない
  栄養素なのです。従って栄養の悪い人や、昔の人や、途上国の人や貧乏人に
  結核が多いのは当然の事です。

● 我々が肉や動物の油をうまいと感じるのは当然の事です。ないと死んでしまうのです。
  
● 従って、結核療養所を森の奥深くに作り、植物の香り=フィトンチド=植物の抗生物質
  をたっぷり吸わせることは大切ですが、これでは片手落ちです。
  毎日のタップリの肉料理などが必要です。

● その基本を忘れないようにしましょう。何故先進国で日本が最も結核の患者が多いかが
  分かろうというものです。肉をまるで宝物を食うかのように、目の玉が飛び出る程の
  お金を出して買わなくてはいけないなら、患者が増えて当然です。
  肉はどこの国でも、常食ですから、野菜よりも安いのが普通です。

● 正座の習慣で胴長短足になり、肉不足による筋肉の相対的不足と、暑さへの適応不足では
  南国でのサッカーに勝てるわけがないのです。暑さへの適応は訓練もありますが、
  やはり皮膚の汗腺の絶対量が少ないのが致命的でしょう。



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2046年までには、ウクライナはロシアの影響下or完全分裂

2014年07月03日 09時47分40秒 | 戦争
★ http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/201407/Lukin.htm

欧米の偽善とロシアの立場 ― ユーラシア連合と思想の衝突

What the Kremlin Is Thinking ― Putin's Vision for Eurasia アレクサンドル・ルーキン ロシア外務省外交アカデミー副学長

 フォーリン・アフェアーズ リポート2014年7月号



冷戦が終わると、欧米の指導者たちは「ロシアは欧米と内政・外交上の目的を共有している」と考えるようになり、何度対立局面に陥っても「ロシアが欧米の影響下にある期間がまだ短いせいだ」と状況を楽観してきた。だが、ウクライナ危機がこの幻想を打ち砕いた。クリミアをロシアに編入することでモスクワは欧米のルールをはっきりと拒絶した

しかし、現状を招き入れたのは欧米の指導者たちだ。北大西洋条約機構(NATO)を東方に拡大しないと約束していながら、欧米はNATOそして欧州連合を東方へと拡大した。ロシアが、欧米の囲い込み戦略に対する対抗策をとるのは時間の問題だった。

もはやウクライナを「フィンランド化」する以外、問題を解決する方法はないだろう。ウクライナに中立の立場を認め、親ロシア派の保護に関して国際的な保証を提供しない限り、ウクライナは分裂し、ロシアと欧米は長期的な対立の時代を迎えることになるだろう。

小見出し

「ポストソビエト・コンセンサス」
欧米のダブルスタンダードと偽善
  ウクライナ危機
思想の衝突
ウクライナの「フィンランド化」を


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● 問題点の整理

  ① 欧米の誤解、旧ソ連に対する西欧の勝利に酔った先進資本主義諸国の考えが、つまり、
    資本主義が人類の究極の姿とする考えが全く歴史に合わない事を
    現実は示しているのです。

    白人欧米のルールとは、、まさに先進資本主義国の過去の植民地主義、人種差別主義
    さらに、新植民地主義と金融帝国主義、さらにダブルスタンダードによる
    他国への差別と侵略と虐殺等のやり方は、世界共通=人類の理想では
    ないことを示しているのです


    これはあくまでも、白人先進資本主義諸国のダブルスタンダードでしかないのです。
    つまり、歴史の一コマにしか過ぎないということです。東西移行期の今
    新しい秩序が生まれつつあると言えます。

  ① ロシアは君主制のような、知恵者が政治を主導する時代=知恵者の時代へと突入した
    のです。日本でいえば江戸時代、英ではチューダー絶対王朝に相当する時代です。

    以前にも書きましたが、ロシア正教は今現在、政権への影響力を発揮して、公然と
    君主制を求めているのです。つまり、知恵者の時代です。国民もこれをそして
    プーチンの指導を強力に支持しているのです。

    中共=武人≒戦士≒ヤクザが支配する国の国民が、戦争を好んだり、暴力的となり
    何処でも侵略し、ガサツな性格を示すのと同じことなのです。
    かの庶民レベルでも時代の性格を表しています。

  ① 資本主義にはならないロシアと、資本主義の末期の手負いの獅子とは、根本的に思想が
    異なるのです
。どこまでもロシアのやり方が気に食わないからと、新冷戦を
    推し進めるのなら、西欧の弱体化と、体制の崩壊の促進と、その後の
    内乱が、西欧に待っているのです。君子危うきに近寄らず。

  ① 先進諸国の崩壊は、英米型で2046年まで、仏型で2059年までには完成しますから、
    その後は当然体制が若いロシアが圧倒的に有利です。資本主義の崩壊後は、中国の
    清朝が崩壊後に、蒋介石軍≒白色武人と、共産軍≒赤色武人が戦って、
    内乱で国土が疲弊したような似たような事が、西欧やUSAで起こる

    ということです。その時はウクライナどころではありません。

  ① 今から商品の時代であることは、ジムロジャースも言っているし、現実に商品の価格は
    底を打っています。これからは商品が暴騰する時代です。つまり、資源国のロシアは
    圧倒的に有利になります。中期的にも長期的にも、時代の若さから言っても、
    ロシアは圧倒的に有利です。

  ① 今ウクライナに介入して本格的戦争をすることは、状況が許しませんから、それもロシア
    には有利です。むしろこの状況を利用して、金融システムや新しいInternet
    システムの構築やドル離れ等で、逆に西欧の崩壊を促進する可能性が
    むしろ大と言えます。
ネット先進国と自惚れてはいけません。

  ① つまり、欧米仏は資本主義国とはならないロシアを経済制裁する過程で、自らの
    市場が縮小する
のに気付くというわけです。これも西欧の崩壊を
    早めるでしょう。中国も独自のネット網を構築するでしょう。

  ① 2020年までは商品の時代です。その後2029年までは西欧の株の最後の打ち上げ花火
    となる時期です。そして2029年から株が崩壊し始めて、2046年までは英米型
    資本主義の崩壊が完成すると思われます。これがソロスの言う再帰性です。
    つまり、単なる波動=サイクルです。

  ① 何事にも寿命があるのです。近代資本主義の時代の寿命は270年なのです。
    再帰性はそれを示しているのです
。 

    
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