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韓国新世代の反日感情 10月15日(水)
「産経新聞のソウル支局長が名誉毀損で在宅起訴された」事について政治家
も有識者も一斉に当然のごとく「言論弾圧」「言論封殺」「韓国はまともな民主
主義国ではない」「先進国でもない」「子供っぽい恥ずかしい行為の極みだ」
など一様に批判や怒りの声を上げています。
83年に来日し、多くの韓国に関する書籍まで出版している拓殖大教授である
呉善花氏までが、今回の朴槿恵大統領の名誉毀損について「国際社会におけ
る国家の威信より大統領個人の威信を守ることが大事」とか「反日に対しては、
右も左もない、朴政権が一番恐れているのは支持率の下落だ」 など日本の
評論家と変わらない感覚で論評しています。
しかしなぜ韓国では、権力や社会の監視役であるはずのメディアや司法が暴
走するのかを日本のメデイアは過去にさかのぼって検証しなければならない。
そうでなければ現在起こっている荒唐無稽な反日感情を理解することはでき
ない。
1997年アジア通貨危機が起こり韓国は輸入決済のドルが枯渇し、決済ができ
なくなった。そこで1997年12月、韓国はIMFから援助資金を受ける代わ
りに、経済の主権をIMFに渡してしまった。韓国社会はまるで国権を奪われ
たような羞恥心と危機意識を感じた。
1998年大統領選挙で民主主義の旗印を立て、経済の事はよく知っていると
豪語した金大中に韓国国民は、国の命運を掛けました。ところが金大中大統
領は日本では民主化の象徴とされていますが、実際は利己主義によって国を
支配し、言論弾圧を展開し、腐敗政治、無茶苦茶な経済政策、身内による不
正など、目を覆いたくなる悪政を行ってきました。
そして太陽政策と称して、韓国を左傾化していき、北朝鮮の韓国併合に道を
開く政策を取り続けました。金大中の考えは南が北に統一されることを考え
ていました。つまり朝鮮半島を社会主義国家に変える方がベターだと考えて
いたようです。
その証拠に金大中、盧武鉉両政権下の2期10年によって韓国国内に多くの
左翼連中が育っています。彼らは政府内、マスコミ、大学、司法等でその影
響力を強め、もっとも非効率的なシステムである社会主義国家体制へと転換
しつつあります。まさに金大中がやってきたことは、言葉だけの民主主義、
言葉だけの市場経済だったのです。
それでは何故、韓国のマスコミは北のおぞましい真実を隠して金大中に協力
したのか、当時の韓国日刊紙は、多くの企業が倒産したために広告収入が以
前の半分にもならない状況に陥っていました。テレビ局も同じような状況で
した。
金大中はこれらの言論機関に巨額の公的資金を注入して助けています。そし
て各機関の幹部に金大中政権の息の掛かった人たちを送り込んで人事権を
握り言論を統制したのです。
一部の韓国言論人が、金大中大統領の無能さと邪悪な意図を国民に伝えよう
と勇気を奮って発言しますが、金大中政権は政権批判をする言論人や知識人
を、訴訟という手段で経済的に追い詰めていきます。
韓国の大統領は強大な権力を持ち、役人の末端にまで人事権を持っています。
それ故逆らったら最後、明日からの生活ができなくなります。つまり金大中
政権以降、韓国メディアや司法まで、時の政権に強く逆らえなくなった。
その最たる例が盧武鉉時代の「親日罪」です。要約すると日韓併合時に日本
と協力した人の財産を子孫から没収するとんでもない法律です。先進国では、
新しく作った法律で過去の事例を裁けないというのが原則です。
この辺りから韓国は常軌を逸し始めた。慰安婦像をソウルの日本大使館に不
法に設置(ウイーン条約に違反)、戦時中に日本で徴用された韓国人に対して、
ソウル高裁が新日鉄に賠償を命じた(日韓基本条約で解決済み)。対馬市の寺
から盗まれた仏像の返還差止めなど、世界中の誰が考えても異常としか言い
ようがないことを平気でやるようになってきました。
つまり現在韓国では、反日心理を根本から覆す地殻変動が起きてきたのです。
その地殻変動を起こしているのは韓国の知識層の世代交代です。古い知識層
とは主に70歳以上の保守層を指しています。
彼らが政治や司法、メディアの中心にいた時代は同じ反日でも得るものを得
ると、にっこり笑って握手をしてきた。仮に政府が反日をあおったとしても
最悪の状態は避けるという、理性や遠慮や常識がはたらいていた。
しかし、これまで日本との関係に一定の配慮ができた層が表舞台から去り、
急進的な世代があらゆる分野で中核を占め始めた。この新世代の力をもった
上層部の多くは、金大中・盧武鉉が育てた左翼思想に染まった人たちです。
そしてこれら新世代の人たちは捏造された歴史教育によって幼児段階から
反日洗脳教育で対日憎悪心の植え付けと恨み心を植え付けられてきました。
李承晩が始めた反日洗脳教育は現在に至るまで韓国教育界によって強力に
実行されてきましたが、日韓併合時代を少しは知っている85歳代以上の親た
ちが存命中は、日韓併合によって朝鮮は多大な発展を遂げ、近代社会へと変
貌したことを子供たちに話していた。だから親の話を少しは信じていた政治
の中心にいた古い知識層は最悪の状態を避ける知恵が働いた。しかし新世
代の認識は違います、捏造された韓国の歴史を100%信じています。
ほとんどの日本人は韓国の反日洗脳教育の中身を知らない。もし朴殷植の
書いた「朝鮮独立運動の血史」という歴史本を読めばたちどころに気分が悪く
なります。彼はこの本の中で「日本では母子が性交する」とか「日本は国や
個人財産に至るまで、みな狡猾と暴力によって奪った」とか、さらに「日本
はその野蛮な習慣を我が民族に強制し、倫理を冒涜した」とかそのあまりの
日本侮辱にとても許せるものではありません。
しかし韓国ではこのとんでもない本を正式な歴史書として取り上げています。
そこに書かれた「野蛮な日本による虐殺物語」が史実として学校で教えてい
ます。金完燮氏は「戦後の反日教育を推し進める上でこれほど都合の良い本
はない」と看破しています。
教科書によって日本人は冷酷非情な「悪魔」として描かれ、近代日本は朝鮮
に対して「殺戮と収奪のみ」をしたと教育されれば、それを信じた韓国人は
100%日本を憎む事になります。
この反日洗脳教育を100%信じてしまったのが朴槿恵大統領です。反日で
鳴らした盧武鉉元大統領もしっぽを巻いて逃げ出すくらい、反日・嫌日・
侮蔑発言の数々、反日教育で育った朴槿恵大統領は筋金入りの反日思想の
持ち主に育ったのです。つまり彼女にとって反日は政治的パフォーマンス
だけでなく本音なのです。
このような朴槿恵と同じような大嘘の教科書で育った急進的な世代が、あら
ゆる分野で中核を占め始めたのです。韓国の反日の世代交代は確実に進ん
でいます。
日韓併合の真実を教えてくれる親たちはもう既にいない、この状況で韓国の
対日世論は異次元のものに変わろうとしています。
日本の政治家は経済崩壊に陥った韓国はいずれ折れてくると高をくくってい
ますが、相変わらず甘い、韓国の中核をなす「急進派」たちは対日戦略を
次のステージへと動かし始めています。
(続きは次回にて)
次回は韓国新世代の急進派が推し進めるとんでもない対日戦略を考察
したいと思います。