殺害された女性の追悼集会を強制排除、ロンドン警視庁に批判(ロイター) - Yahoo!ニュース
殺害された女性の追悼集会を強制排除、ロンドン警視庁に批判
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英ロンドン南部で帰宅途中の女性(33)が行方不明となった事件で、ロンドン警視庁の現職警察官の男が殺人容疑で逮捕された。事件を受けて市民が女性の追悼集会を開こうとしたところ、警察は感染対策を理由にこれを強制排除し、批判が高まっている。
14日、追悼式典が行われた公園に行ったという女性たちからは「私たちが事件にどう反応し、悲しみを現すか警察にそれを指図する権利はない。強い憤りを感じる」「私たちは悲しみを現すためにみんなで集まる必要があった。だが警察は、集まって悲しむというわれわれの人権を奪った」といった声が聞かれた。
今月3日、サラ・エバラードさん(33)は帰宅途中で行方不明になった。警察や社会が女性への暴力に対処できていないとして、英国内で悲しみと失望の声が高まっている。 警察は、13日夜に追悼集会を開催することを許可しなかった。その理由として、新型コロナ感染抑制のための行動規制を挙げた。 警察を所管するパテル内相は、事件の映像に怒りを禁じえないと述べ、警察に対し事件の詳細な報告を求めた。 一方、ロンドン警視庁は現場では非常に難しい判断を迫られたとして、対応に当たった警察官を擁護した。