岸田政権、これはどの政権でも同じですが、夏の参院選を控えて超安全運転モードです。しかも岸田政権、少しでも波が立つことを避けたいようで、国会審議はまるで無風、凪の状態です。 |
【なぜ日本は新自由主義から脱却できないのか?】
「新自由主義からの転換」を訴えた第二次岸田内閣も、
もはや見る影もなくなっていますが、いったいなぜでしょうか?
実はそこには、戦後日本特有の根深い問題がありました...
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『三橋貴明の「新」経世済民新聞』
2022年5月24日
岸田総理の本質
From 室伏謙一
@政策コンサルタント
/室伏政策研究室代表
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岸田政権、これはどの政権でも同じですが、夏の参院選を控えて超安全運転モードです。しかも岸田政権、少しでも波が立つことを避けたいようで、国会審議はまるで無風、凪の状態です。まあ野党もツッコミどころ満載の岸田政権に対して何もしないに等しい状態。彼らは彼らで「ブーメラン」による失点を恐れて及び腰になっているのでしょう。
先週、チャンネル桜の討論番組に出演した際もお話ししましたが、岸田政権はなすべきことをしていない一方で、参院選を無難に乗り越えて、その後は緊縮・増税路線に突っ走ろうとしているようです。しかも岸田総理自体は特段何かやりたいことがない「空虚な器」であり、安倍、菅と来て、3代目の「空虚な器」、「新々空虚な器」と言ってもいいような総理です。
(チャンネル桜の討論番組はこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=NpMzEExZLbY&t=4206s )
もっとも、安倍元総理はここへ来てマトモな話、今採るべき正しい政策について発信し始めていますが。「今更言うなよ」という意見も聞かれ、私もそう思うところもありますが、発言力・影響力のある安倍元総理が正しい発信をするのはいい話ではあるので、私は積極的に評価しています。安倍元総理は自民党の財政政策検討本部の最高顧問でもありますし、責任ある積極財政を推進する議員連盟の設立総会でも講演していますし、今や積極財政派の強力な後ろ盾のような存在ですから。
一方で菅元総理は、「インバウンド観光に関して、円安のメリットを活用すべき」などと経済音痴というより経済無知な発言をして失笑を買っています。円安によるコストプッシュインフレに多くの国民・事業者が苦しんでいるというのに、です。彼は観光が我が国GDPに占める割合は、日本人・インバウンドを含めて、2019年の数値で2%しかないことを知らないし、理解できないのでしょう。こんな「究極の馬鹿」が1年間も総理の座にあったかと思うと背筋が寒くなりますね。(この辺りは昨年、オンラインサロン「霞が関リークス」で詳しく解説しています。)
さて、岸田総理の「人の話を聞く」とは、世論に迎合するということであり、自らの政権の維持、安定のために有利な話に迎合するということなので、「新しい資本主義」も「新自由主義からの転換」も真逆の方向、新しくもない従前の資本主義、公益資本主義ではなくただの新自由主義の更なる伸張、新自由主義から転換などすることなく、特定勢力の言いなりになって新自由主義を更に強固なものにするべく「転換」していくということ。
要するに総裁選の時の主張はほぼ完全に反故にされ、真逆のことを進めてきているわけです。
もっとも、昨年末の水際対策強化によるほぼ入国禁止に舵を切った時のように、多くの世論が岸田政権の間違った政策を批判し、その声を高めていけば、岸田政権はそれに合わせる可能性が高いと思います。これが良くも悪くも岸田政権の本質の一つです。
したがって、消費税減税、国民・事業者への給付金の早期支給をはじめとする歳出の拡大、ガソリン税のトリガー条項の凍結解除、消費税インボイスの導入停止、PB黒字化目標の凍結等、声を上げ、それを大きくし、大きな世論のうねりを作っていくことで、岸田政権に間違った政策からの転換を迫っていきましょう。
/// 事務局より ///
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