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Changing USA・The Lone Ranger・USAの主役は誰か?

2013年07月23日 10時46分46秒 | 欧米
正義か復讐か? 日本の昔の仇討も、復讐であり、正義であった。復讐と正義は紙一重である。
我々の復讐の権利を取り上げて、代わりに正義の名の下で、警察と裁判所などが動くのが
現代である。最近、ドバイでのノルウェーの女性が強姦されたことを当局に訴えたら、
逆に不倫と飲酒の罪で監獄行となる事件が起こった。女の地獄である。

日本でも同様なものである。電車で悪い女に引っ掛かったら御終いである。痴漢の容疑で
何週間でも代用監獄にぶち込み、認めるまでは出さない制度は、それに掛かった男の
人生を台無しにする。真偽は関係ないのである。認めると早めに出れるからとの、
警察の誘導尋問に踊らされて、殆どの男は認めると言う。そして痴漢の名の下で
職を失い、その瞬間から男の世界は変わるのである。男の地獄である。

ドバイの警察や司法を非難するのは当然であるが、ドバイでも日本でも権力は自己の成績が
一番大切であり、それに引っ掛かる人は、彼らにとっては単なるネギ鴨である。
その時に復讐の権利が有れば、直接陥れた相手に復讐が出来るが、
それが出来ないのが近代の法思想である。
これが司法等の美味しい利権である。
              
その庶民の鬱憤を晴らしてくれるのが、ローンレンジャーである。正義か復讐かは問わない。
庶民の代わりに復讐し憂さを晴らせば良いのである。
              
今回の映画の大切な所は、ジョニーデップがインディアンの役をし、事実上の主役はインディアンと
言うところです。アメリカの支配階級である、ホワイトは形は主役だが、アーミーハマー
を持ってくるところに、時代の変化を見ます。最早白は支配階級でもないのですよ・・と。
                       
他の映画は、白人を中心にした正義のスーパーヒーローが力で悪やテロリストと戦い勝つと
言うのが最近の流れである。既に市民戦争は始まっているのである、映画の中でも。
                
丸腰の黒人の高校生が武装自警団に殺されて、その加害者は無罪になった。
全米で静かな大規模なデモが行われたと言う。一昔なら、黒人の暴動が普通であったが、
今回は抑制したデモが主体である。我らのオバマを困らせたくないとの抑制が働いた
と思いますが、逆にこれは変革のエネルギーと転化しやすい。何事も心に秘めた
正義の心、復讐の精神が怖いのである。
     
2046年から始まるUSAの市民戦争はどのような戦いになるのだろうか? 何が直接の切っ掛けに
なるのだろうか? 今回の様に丸腰の黒人が白人又は疑似白人の武装自警団に殺されることから
始まるのであろうか? 私はKKK又はKKKに似た白人の武装自警団がその引き金を
引くのではないかと想像しています。
                   
勿論1%のお金持ちに対する、不公平感、不信、復讐、正義の心等が革命の原動力になる
でしょうが、いつの時代も正義の名の下の嫉妬が、最大のエネルギーとなるでしょう。
嫉妬程怖いものはないかも知れません。


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