ウクライナのニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」などは18日、ウクライナ軍当局者の話として、同国への侵略を続けるロシアの第2の都市、西部サンクトペテルブルクの石油貯蔵施設を無人機で攻撃したと報じた。国防省情報総局による特別作戦で、国産の無人機が使用されたという。報道は施設が損傷したかどうかには触れていない。
ウクライナのオレクサンドル・カミシン戦略産業相は18日、スイスで開かれている世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で、「我々はサンクトペテルブルクまで飛行した物をつくることができる。1250キロ・メートルを正確に飛んだ」と攻撃を認めて、性能をアピールした。ウクライナは無人機を自国で製造している。
一方、露国防省は18日、サンクトペテルブルクがあるレニングラード州上空でウクライナ軍の無人機を迎撃したと発表した。露側の当局者もSNSで「ウクライナは爆薬を搭載した無人機で攻撃しようとしたが、残骸で発見された」と述べ、攻撃は失敗したと主張した。