ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

まごころ

2008-02-05 | 私事・リタイア・人生
私にとっての2007年は明日で終わります。
中華圏で20年以上も暮らすと、お正月は自然と旧暦、いわゆる農暦正月になってしまいます。この方が驚くほど季節の移ろいに沿っているせいか、四季を肌身で感じるNZでは1月1日がますます暦の上だけの新年になってしまっています。

そんな年の瀬に想うこと――
まごころ

古臭い、口にするのも小恥ずかしいような言葉ですが、年末年始は客人が多かったこともあり、おみやげやお手紙をたくさんいただき、いつになく古風な言葉を思い出しました。彼らを見送った後、きちんきちんと届くお礼メールやお礼状。そのタイミングといい、通り一遍でないも心のこもった言葉といい、幾度となく感激し、いい出会い、いい再会に感動しました。

「贈り物の天才」の友人から贈られたスポーツ下着。
「走るのときはスポーツブラにした方がいいのかな~?」
と思っていた矢先。まるで見透かされたかのようです。もちろん彼女とこの話をしたことはなく、天才の御技です。しかも黒!(私は黒しか着ないので・・・)
「なんでわかったの~?」
天才はニコニコするばかり。
スゴい!

こちらは別の友人のベイ・オブ・アイランドのおみやげ。

お世話になってばかりなのに、さらにこんな心遣い、なんとお礼を言ったらいいのやら。

しかもこのショートブレッド、NZで食べたスイーツの中では間違いなく最高の品。強めの塩分が甘さを抑えつつ、チョコレートの香ばしさを引き立てるよう。絶品でした。

感動は贈り物に留まりません。
10日間一緒に過ごした友人の凸美さんが、滞在中の写真をCDに入れて贈ってくれました。ところが彼女、
実は写真をPCに入れたりCDに入れたのは初体験でした。ずっと撮りっ放しでしたから。なんとなく苦手な事は手を出さなくなっちゃう。」
とか@@! 

苦手な事に挑んでくれたその心意気に感激しました。普段からそうしている人にはどうってことのないことでも、わざわざとなれば話は別でます。素直に嬉しいですよ~♪ かく言う私も、この手の作業はすべて夫に丸投げです、ハイ。

別の友人のお父さまからは写真を贈っていただきました。
「帰国してからNZとの気温差に震え上がっています。出かけるのもおっくうでプリントするのが遅くなりました」
という一文に再び感動!たびたび降雪が伝えられる今年の日本の冬。必要のない外出の面倒さは想像に難くありません。その中で足を運び、ペンをとって下さったお気持ち、本当にありがたいです。

2008年はいただくばかりではなく、少しでも贈れる人になろうと思います。
仕事はなにもしないでいる絶好の口実になりますが、それに甘えるか、禁じ手にするかは、自分次第。

再び、がんばろうっと、2008年