さいらん家にはいくつもハウスルールがあります
紙に書き出して家族全員が署名したような厳密なものではないものの
長年何度も確認し合っている内容なので全員が理解しています。
その中の一つに、
親の教育支援は大学まで
というのがあります。
大学を出た後、社会に出ようが学業を続けようが、
それは子どもたちが個人的に決めて実行することで
親は口も挟まないけれど、カネも出さないというもの。
親たちも大学卒業までの学費はそれぞれの親に出してもらったので
次の世代にも同じことをしていこうという趣旨です。
結果的に長男・温(22歳)にはオークランド大学半年、名古屋大学4年、
日本行きの支度や仕送りも含め、かなり費用がかかりました。
でも、ハウスルールなので私たちは粛々と支援してきました。
それもとうとう終了し、後は8月の卒業を待つばかりです。
次男・善(19歳)は海外留学にはとんと興味がない地元LOVE
自宅通学で三食+ランドリーサービス付きの日々
よく遊びに来るGFにも、必要であれば翌日のお弁当サービス付き
彼女自身、ジャパニーズ・ベントウが気に入って
ダイソーでお弁当箱を買い、自分でも作り始めました(笑)
なかなか雰囲気出てます。グッジョブ
しかし、ここに来てハウスルールを緩和することにしました。
6月以降夫婦でいろいろ話し合い、NZは(というか世界的にでしょうが)
今後景気が急速に悪化して、2017~18年頃には景気後退に陥る
という見通しを固め、家計を不況対応にしました。
我が家はかなりの借金がある上(素)、収入が定まらない自営業。
金利動向には細心最大の注意が必要なのです。
2017~18年と言えば、善の大学卒業年。
NZの大学の経済学部や文学部は3年制ですが、成績優秀者は
オナーズという優等学位が出る4年生までやる場合もあります。
3年なら2017年卒。オナーズなら2018年卒。
ここに通うのもあと1年半か2年半か?
慎重な親の見通しで言えば不況の只中、そこまでいかなくても
新規採用を絞り込んだ、厳しい雇用環境での就活になるかも?
そこで、卒業のときに景気が悪化していて就職難だったら
大学院に進んで、その場合は親が学費を支援する
というハウスルール緩和を申し出ました。私の提案です。
温が卒業して自立しているタイミングなので、なんとかなるでしょうし、
そもそも温にかけた費用を思えば、たいした額でもありません。
「うーん。ありがとうだけど、大学の後そのまま院には行かないと思う。」
というのが本人の返答。
どうせ行くならMBAだろうけど、MBAこそ業務経験を積んでから行くべき
というのが善の意見で、親もこれには全く同感。
これですわな。
しかし、その考えも覆るような不況になったら?
1997年のアジア通貨危機を株式のディーリングルームでリアルに経験し
タイ、マレーシア、韓国と金融市場が次々に崩壊していくのを見て
本当の危機とは想定外のことが起きること
というのを肌身に感じ、今もそんな「想定外」のことを想定しています。
危機の中、懇意にしていたタイやマレーシアのディーラーが次々に消え
リストラに遭う遭わないに関係なく渡米していきました。
彼らは数年の市場や国の混乱を見越して、MBA取得に出たのです。
戻ってきた頃には景気は最悪期を脱し、自分の学歴も上がり
さらに高みを目指そうと言う訳です。
こんな不況の過ごし方もあるのか
彼らの判断力、決断力、行動力、財力には大いに勉強させられました。
その話も善に伝え、
危機こそチャンス
という考えも親子で共有できたと思います。
景気の悪化、失った仕事や顧客を嘆いている場合ではなく、
その次を考えて走り始めなければいけないのが不況という痛い中休み。
そこで悲嘆にくれ何もしなければ、失うだけで得るものもないでしょう。
親もがんばるけど、
子もがんばれ
紙に書き出して家族全員が署名したような厳密なものではないものの
長年何度も確認し合っている内容なので全員が理解しています。
その中の一つに、
親の教育支援は大学まで
というのがあります。
大学を出た後、社会に出ようが学業を続けようが、
それは子どもたちが個人的に決めて実行することで
親は口も挟まないけれど、カネも出さないというもの。
親たちも大学卒業までの学費はそれぞれの親に出してもらったので
次の世代にも同じことをしていこうという趣旨です。
結果的に長男・温(22歳)にはオークランド大学半年、名古屋大学4年、
日本行きの支度や仕送りも含め、かなり費用がかかりました。
でも、ハウスルールなので私たちは粛々と支援してきました。
それもとうとう終了し、後は8月の卒業を待つばかりです。
次男・善(19歳)は海外留学にはとんと興味がない地元LOVE
自宅通学で三食+ランドリーサービス付きの日々
よく遊びに来るGFにも、必要であれば翌日のお弁当サービス付き
彼女自身、ジャパニーズ・ベントウが気に入って
ダイソーでお弁当箱を買い、自分でも作り始めました(笑)
なかなか雰囲気出てます。グッジョブ
しかし、ここに来てハウスルールを緩和することにしました。
6月以降夫婦でいろいろ話し合い、NZは(というか世界的にでしょうが)
今後景気が急速に悪化して、2017~18年頃には景気後退に陥る
という見通しを固め、家計を不況対応にしました。
我が家はかなりの借金がある上(素)、収入が定まらない自営業。
金利動向には細心最大の注意が必要なのです。
2017~18年と言えば、善の大学卒業年。
NZの大学の経済学部や文学部は3年制ですが、成績優秀者は
オナーズという優等学位が出る4年生までやる場合もあります。
3年なら2017年卒。オナーズなら2018年卒。
ここに通うのもあと1年半か2年半か?
慎重な親の見通しで言えば不況の只中、そこまでいかなくても
新規採用を絞り込んだ、厳しい雇用環境での就活になるかも?
そこで、卒業のときに景気が悪化していて就職難だったら
大学院に進んで、その場合は親が学費を支援する
というハウスルール緩和を申し出ました。私の提案です。
温が卒業して自立しているタイミングなので、なんとかなるでしょうし、
そもそも温にかけた費用を思えば、たいした額でもありません。
「うーん。ありがとうだけど、大学の後そのまま院には行かないと思う。」
というのが本人の返答。
どうせ行くならMBAだろうけど、MBAこそ業務経験を積んでから行くべき
というのが善の意見で、親もこれには全く同感。
これですわな。
しかし、その考えも覆るような不況になったら?
1997年のアジア通貨危機を株式のディーリングルームでリアルに経験し
タイ、マレーシア、韓国と金融市場が次々に崩壊していくのを見て
本当の危機とは想定外のことが起きること
というのを肌身に感じ、今もそんな「想定外」のことを想定しています。
危機の中、懇意にしていたタイやマレーシアのディーラーが次々に消え
リストラに遭う遭わないに関係なく渡米していきました。
彼らは数年の市場や国の混乱を見越して、MBA取得に出たのです。
戻ってきた頃には景気は最悪期を脱し、自分の学歴も上がり
さらに高みを目指そうと言う訳です。
こんな不況の過ごし方もあるのか
彼らの判断力、決断力、行動力、財力には大いに勉強させられました。
その話も善に伝え、
危機こそチャンス
という考えも親子で共有できたと思います。
景気の悪化、失った仕事や顧客を嘆いている場合ではなく、
その次を考えて走り始めなければいけないのが不況という痛い中休み。
そこで悲嘆にくれ何もしなければ、失うだけで得るものもないでしょう。
親もがんばるけど、
子もがんばれ