蒼太くんと服従訓練を始めてから、すでに1年3か月。
いろいろ出来るよう見える蒼太くん、
でも、何一つ出来ない蒼太くん、って、思ってました。
何で、こんなに反応が良くて、覚えの速い蒼太くんなのに、
出来ないんだろ~?
出来ないのは、o-mamaが教えきれていないから?
教え方が悪いから?
普段の接し方が悪いから?
と、考えれば考えるほど、蒼太くんが分からなくなってしまいました。
ところが、少しずつですが、
o-mamaの中で、氷が解け始めてきたようです。
何かが、劇的に、できるようになった訳ではありません。
でも、出来るようになったこと、
出来ないこと、どちらも今の蒼太だと思い、
認めてやることから始めようと思い、
この2.3か月、努力してきました。
努力なんて、変ですよね。
でも、o-mamaにも、蒼太に対する、
期待や理想があるわけなんです。
それは、欧介と積み重ねてきた分プラスα。
高い高い、期待と理想があったんですね。
2頭目という重圧を、蒼太くんは、
背負わされてしまったのでした。
ボーダーコリーは、ジャックラッセルテリアより
たやすくコントロールできるはずという思い込みもありますし、
実際、聞く耳を持つというスタートラインに立つまでの努力が
必要だった欧介に比べると、
最初から聞く耳を持ち、スタートラインに立っていた蒼太は、
当然、素人のo-mamaには、
簡単にできると思い込んでしまったわけです。
関係作りって、そんな簡単なものではないということを、
つくづく感じました。
蒼太が、いろいろ出来るけど出来ていないと
漠然と感じていたo-mamaですが、
その理由もわかってきました。
いろいろ出来る=形はできる
けど、
何一つ出来ていないと感じていたのは、
関係作りが出来ていないので、
訓練をしていても、蒼太の気持がつかめない不安定さが、
一体感のない作業となり、
そう感じさせていたんだなぁ。
O先生が、「形を作るのは簡単にできるけど、
それじゃ、蒼太がかわいそう」って、よく言っています。
「気持ちを乗せて、作って、」って、ことも、
よく言われます。
可哀想の意味がよくわからなかったのですが、
関係づくりでお互いの不安定な気持ちを
安定したものにしていくことで、
服従作業も、一体感を持ったものになるのかなぁ、
それを無視した、形だけ入れた服従訓練では、
犬も人もやらされてる感じなので、かわいそうってことなのかな。
今の蒼太を認めることで、一体感が芽生え、
出来ているのに、出来ていないと感じていた作業も、
出来てきたなぁ、成長したなぁ、って、喜べるようになってきました。
今日は、O先生にも「関係が良くなってきましたね~♪」って、
褒められました。
蒼太くんのo-mamaを見つめる目も、
穏やかになり、語りかけるようになってきました。
そんな蒼太を、可愛いと感じる時間も増えてきたように思います。
「Atelier sucre sale」に、クロスステッチのポーチ
UPしました。覗いてみてね。