旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

横川中堂

2015年10月17日 | 旅 歴史
 滋賀県大津市坂本本町に比叡山延暦寺があります。
 横川中堂は、首楞厳院(しゅりゅうごんいん)と呼ばれ、横川の中心となる本堂です。嘉祥元年(848)、横川をひらいた伝教大師最澄の弟子・第3世天台座主慈覚大師円仁が創建しました。
 横川中堂に安置されている本尊「木造聖観世音菩薩立像」は平安時代の作と伝えられています。度重なる火災の難を免れ国の重要文化財に指定されています。毘沙門天像も傍らに祀られています。
 元亀2年(1571)の織田信長の比叡山焼き討ちにより、横川中堂も他の多くの堂宇とともに全焼しました。その後、豊臣秀頼、淀君によって再建されていましたが、昭和17年(1942)の夏、雷火で全焼してしまいました。
 昭和46年(1971)、伝教大師入滅1150年遠忌記念として横川中堂は見事復元されました。鉄筋鉄骨コンクリート建て、銅板葺きで、舞台造りです。屋根は遣唐船に似せて船形となっています。当時の面影を残し、昭和の殿堂として、その威容を山中に現しています。
 横川中堂は新西国観音霊場第18番の霊場でもあります。付近は横川全域に西国33所観音石仏めぐりもできる霊域です。 大勢の善男善女の信仰のメッカになっています。

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