京都府京都市左京区下鴨宮河町に旧三井家下鴨別邸があります。
下鴨神社(賀茂御祖神社)の糺の森の南に旧三井家下鴨別邸があります。「主屋」「玄関棟」「茶室」の3棟から構成されています。明治13年(1880)に建てられていた木屋(きや)町別邸の主屋を、大正14年(1925)に、ここに移築、増築し、玄関棟を新築したものです。平成23年(2011)に3棟ともに国の重要文化財に指定されています。
三井家は京都で養蚕の神「木嶋神社」を信仰していました。宝暦元年(1751)、「顕名霊社」として勧請し、神社内に社殿を設けていました。明治31年(1898)、三井家はこの下鴨の地を手に入れ、明治42年(1909)、三井家の遠祖・三井高安の300年忌に、顕名霊社をここに遷座しています。
下鴨別邸で三井家による例祭が行われ、宿舎や茶室の新築・移築などして別邸として整備していきました。第二次大戦後、三井財閥は解体され、顕名霊社は三井総領家の油小路邸に移築され、別邸は昭和24年(1949)に国有化されました。そして隣接する京都家庭裁判所の所長舎として平成19年(2007)まで使用されていました。
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