旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

意賀美神社

2021年07月07日 | 旅 歴史

 大阪府泉佐野市上之郷に意賀美神社(おがみじんじゃ)があります。
 意賀美神社は延長5年(927)の延喜式神名帳に記されている古社で、高おかみ神(たかおかみのかみ)を祀っています。「おかみ」という字は雨冠の下に口を3つ横に並べ、その下に龍を入れる難しい漢字です。日本書紀にみえる神で、伊奘諾尊(いざなぎのみこと)が軻遇突智神(かぐつちのかみ)を斬ったとき生まれたと伝えられています。
 高おかみ神は古事記にでてくる闇淤加美神(くらおかみのかみ)とともに雨をつかさどる神として信仰されました。「雨の神さま」「武塔の天神」と呼ばれ、樫井川流域の農民の水源神として崇敬を集めてきたようです。創祀ははっきりしませんが、継体天皇元年(507)に創建され、和銅2年(709)に社殿を造営したという説もあります。
 上之郷村字布都の山中に鎮座していましたが、天正年間(1573-1592)に焼失し、その後、現在地に遷座したようです。明治5年(1872)に村社となり、明治41年(1908)に若宮神社、弥栄神社を合祀、大正14年(1925)に郷社に昇格しています。意賀美神社本殿は、大阪府では最古のもので、国の重要文化財に指定されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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