旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

勝尾寺

2021年07月26日 | 旅 歴史

 大阪府箕面市(みのおし)粟生間谷(あおまたに)に勝尾寺(かつおうじ)があります。
 勝尾寺は応頂山(おうちょうざん)菩提院(ぼだいいん)と号する高野山真言宗のお寺です。西国三十三カ所の第23番の札所として有名です。本堂、山門、多宝塔、荒神堂、大師堂、二階堂などが立ち並び、紅葉の名所として大勢の人が訪れています。
 摂津国司・藤原敦房(あつふさ)の子の善仲(ぜんちゅう)と善算(ぜんさん)が、神亀4年(727)、この地に草庵を構え40年にわたって修行に励みました。天平神護元年(765)、光仁天皇の子・開成(かいじょう)皇子が2人に師事して仏門に入りました。
 2人の死後、2人を第一代座主として、宝亀8年(777)、開成が道場を造り、勝尾寺の前身である弥勒寺を創建しました。宝亀11年(780)、妙観が本尊である十一面千手観世音菩薩立像を造ったといわれています。
 清和天皇の時、現寺号を賜り、以来皇室からも崇敬されてきました。元暦元年(1184)源平合戦の兵火で堂宇は焼失しましたが、源頼朝の援助により再興されました。法然上人は讃岐配流の帰途、勝尾寺内に草案を営んだといわれています。

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