旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

東照宮唐門

2021年10月10日 | 旅 歴史

 栃木県日光市山内に日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)があります。
 東照宮で最も重要な本社の正門にあたるのが唐門です。本社の背後にある背面唐門は銅瓦葺きの一間一戸平唐門、拝殿前の正面唐門は銅瓦葺きで、間口1間(3m)、奥行1間(2m)の小さな門です。四方に葺かれた四方唐破風造りの屋根は力強い感じです。白と金を基調としており気品のある清楚な印象も受けます。
 門柱には唐木の寄せ木細工で造られた昇龍と降龍が飾られています。屋根の前後は恙(つつが)、左右には鰭(ひれ)切りの龍を配置しています。欄間には竹林の七賢人など中国の故事にちなんだ彫刻が見事に彫られています。唐門は寛永の大造替の時の寛永13年(1636)に建てられています。
 唐門は江戸時代には御目見得(将軍に拝謁できる身分)以上の幕臣や大名だけが使えた門だったそうです。現在でもこの門を潜るのは、正月や大祭など中祭以上の祭典の時か、国・公賓相当の方の参拝の時だけだそうです。唐門は正面唐門、背面唐門ともに昭和26年(1951)に国宝に指定されています。

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