7時半、起床。今日も晴天。安定した冬型の気圧配置になったように見えるが、週間予報をみると、週末は崩れるらしい(でも、気温は上がる)。
ウィンナーとキャベツの炒め、トースト、紅茶、リンゴの朝食。
11時頃、家を出て、大学へ。駅ビルの「エール・エール」で午後の懇談会用のお菓子(ワッフル)を買って行く。
神楽坂で途中下車して、「SKIPA」で昼食。日替わり定食を注文。本日のメインは鶏肉と蕪のスープ煮。この店のよいところはちゃんと箸置きがあること。箸置きがあるとないとでは、食事中の心持ちが違う。箸置きは箸休めとも呼ぶが、ゆっくりと味わって食事をするためには箸置きは欠かせない。たとえば、食事中にコップの水を飲むとき(私はよく飲むのだが)、箸を置かなければ、右手(利き手)でコップの水を飲むことはできない。箸を持ったままでも、空いている左手を使えばコップの水を飲むことはできるが、それは効率的ではあるがズボラな感じがする。いわんや箸を握ったままの右手でコップの水を飲むなんて論外である。やはり、いったん箸を下に置いて、右手でコップの水を飲むべきである。そのとき箸置きがなければ、お皿の縁(あるいは箸袋)に箸先を置くことになるが、その場しのぎの感は否めない。小さな箸置き一つで、食事中の心持ちが違うというのはそういう意味である。
今日は、私が店に入ったとき、珍しく中年の女性たち6人ほどのグループの先客がいた。みなさんチキンカレーを食べていた。注文を済ませて、彼女らの話を聞くとはなしに聞いていると、1人が「梅花亭」の椿餅の話を始めた。道明寺が椿の葉にサンドされていて、見た目も美しく、とても美味しかったという。そうでしょう、そうでしょう、と先週それを食べたばかりの私は心の中で相槌を打った。その話を聞いた他の女性たちは、ぜひ私も食べたいと言い出した。それは無理からぬことではあるが、「やばい」と私は思った。私はこの後、「梅花亭」で本日のお八つ用に椿餅を購入する予定なのだが、彼女たちに先を越されると、店頭から椿餅が消えてしまう可能性がある。私は、席を立ち、厨房の奥さんに「ちょっと買物に行ってきます。すぐに戻ってきます」と言って、「梅花亭」まで行き、先手を打って椿餅とみたらし団子を購入した。うん、これで一安心。
3限と4限、私のゼミの第5期生となることが決まった2年生を3、4人ずつ研究室に招いて、お茶とお菓子を用意して、気軽なおしゃべりをする。今回、私は19名の学生をとることにしたのだが、彼らは自分のほかに誰が同じゼミの一員になったのかを知らない。たぶん知りたいだろうし、来年の4月の最初のゼミの時間まで内緒にしておく必要もないので、この段階で顔合わせをしておこうというわけである。手間を省いて19名を一堂に集めるというやり方ではなく、研究室で小分けにして行なうのは、その方が話がしやすいだろうと考えたからである。21日には4年生(3期生)、3年生(4期生)、そして2年生合同の大人数(50名を越える)の懇親会が予定されているので、その前に2年生だけのこじんまりとした顔合わせの機会を作っておきたかったのである。今日、研究室に来たのは、3限がHさん、Kさん、Sさん、A君の4人、4限がN君、Sさん、Pさんの3人。一人一人と話してみて「人は見かけによらぬもの」という思いを強くした。なかなか個性的な面々である。合同の懇親会は毎年やっているが、今回のような小分けの顔合わせは初めての試み。
4時から現代人間論系の教室会議。会議の後、研究室で雑用を片付け、8時半頃、大学を出る。あゆみ書房で、大塚英志『物語消費費論改』(アスキー新書)を購入。
編集者のTさんから原稿の進捗状況の問い合わせのメールが届く。年末年始の休みに必ず書き上げますと返信する(それ以外の返信はありえまい)。
9時半、帰宅。夕食→風呂→『孤独のグルメ』→ブログの更新。さて、寝よう。