8時半、起床。
トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
今日の『スカーレット』。ドラマの舞台は大阪から再び信楽に戻った、意外と短かった都会生活。喜美子にとっての「荒木荘」は『ひよっこ』のみね子にとっての「あかね荘」に似ていたが、重要性はそれほどではなかった。
昼前に家を出て大学へ。今日も秋日和、10月が散々だったから、これでようやくバランスが取れるというものだ。
東京駅から大手町駅への乗り換えの途中で「丸善」に寄って買い物をする。とこらがレジのところで鞄の中に財布がないことに気づいた。忘れてきたのだ。またやってしまった。妻に言わせると、外出のときに財布を忘れるなんてありえないそうだ。一万円ほどの買物だったが、キャッシュカードも財布に入っているので、カードでの支払いもできない。スイカが使えるかどうかは確認しなかったが、チャージの残額は1500円くらいしかないはずだ。私がレジの人に「申し訳ない。財布を忘れてしまいました」と言うと、「では、商品はお預かりと言うことでよろしいですか」と聞いてきたので、そうしてもらうことにした。明日、また参ります。
買物の件はそれでいいとして、もう一つ困ったことができた。今夜、卒業生が仕事終わりに研究室に来ることになっているのだが、財布がないので飲食ができない。まさか教え子にたかることはできないし、借りるにしても返却は数か月の先のことになる。私は卒業生にラインでかくかくしかじかなので、会うのは来週に延期にしたいと伝えた。しかし、昼休みの時間に送ったのだが、なかなか既読が付かない。
3限は大学院の演習。
演習を終えて、コンビニおにぎり(スイカで支払った)と備蓄のカップ麺で昼食とする。
デザートはいただきもののビスケット。横浜の洋菓子屋のものだが、「ビスカウト」と表示されているが、文明開化の時代にはビスケットはこう呼ばれていたのかしら。
5限は講義「ライフストーリーの社会学」
講義を終えて研究室に戻ってきて、ラインをチェクしたが私が送ったメッセージはまだ既読になっていない。読まないまま研究室に来てしまうかもしれないので、本を読みながら待つことにした。清水幾太郎『青年の世界』(昭和12年)、その初版である(「日本の古本屋」というサイトで入手した)。『清水幾太郎著作集』全19巻の第2巻に収められてはいるが、出版された当時の形で読む方が「味わい」がある。江藤淳が『漱石とその時代』を書いたときも漱石の小説を当時の新聞に連載されていた形で読んだと聞いている。
7時ごろになってようやく卒業生から連絡が入った。仕事中はラインは開かないのだそうである。いま会社を出たところなので、延期の件、了解しましたとのこと。これで研究室を出られる。
8時過ぎに帰宅。夕食はテイクアウトの鮨。スイカで支払ったのだが、残額が千円ぎりぎりになっていたので、20%引きという表示も計算に入れて、支払い可能な額囲ぎりぎりで購入した(1円足りません、なんといわれたらみっともないので)。
財布を忘れるということは今後もあると思うので、定期入れに5千円くらいは常時入れておくことにしよう。あるいは、めったに使わないJCB早稲田カードを財布ではなく定期入れに入れておくのもいいかもしれない。でも、カードって、自動改札を通るとき磁気の影響とか受けるのかしら。
2時、就寝、