フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月14日(木) 晴れ

2019-11-16 20:54:09 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、朝食。

昼前の家を出て大学へ。 

晴れと曇りの境目のような空模。 

3限は大学院の演習。

昼食は演習を終えてから「ミルクホール」で買って来たパンとコーヒー。 手前のパンはあんこと餅の入ったデニッシュ。後ろはベーコン&ポテトドッグ。コーヒーは紙コップから青木郁美作のカップ(「ユキ・リ」で使っているのと同じタイプ)に移し替えて。Sサイズだとカップの6分目くらいまでしかいかない。

 3時からHさんのゼミ論指導。文明堂のバウムクーヘンを差し入れた頂いたので、紅茶を煎れる。

5限は講義「ライフストーリーの社会学」。今日が7回目で、これで半分終わった。

7時半にお仕事終わりのカオルさん(論系ゼミ7期生)と早稲田駅で待ち合わせて「すぐうら」へ行く。実は1週間前に食事をする約束をしていたのだが、私が財布を家に忘れて、1週間延期になったいたのである。 

海鮮サラダ。お刺身+サラダ、最初に食べる一品はこれで定着している。 

大山地鶏の唐揚げ。最初、フライの盛り合わせを注文しようとして、彼女の希望で急遽こちらに変更。肉が引き締まっていて美味しい唐揚げだ。 

鴨の塩焼き。これからは鴨が脂がのって美味しくなる季節である。

 

豚の角煮+ごはんと味噌汁。

もちろん煮汁はごはんにかけて食べる。 

出汁巻玉子。 

食後のコーヒー&スイーツは「カフェゴト―」で。カウンター方面をバッグにしてポートレイトを撮る。この空間が「カフェゴト―」らしい。 

チーズケーキと杏子のフランをハーフ&ハーフで。飲み物は私がアップルティー、彼女がシナモンミルクティー。 

ハーフ&ハーフが彼女には珍しかったようでスマホで撮っていた。 

彼女はゼミ論集の編集作業のメンバーだったが、塾でアルバイトをしていたため、編集作業の後の「五郎八」での夕食と「カフェゴト―」でのお茶は経験していなかったのである。(ハーフ&ハーフはそのときの定番であった)。 

彼女にとってゼミでの2年間は、自分の考えていることを自由に発言することのできる時間だった。彼女は少学生の頃から自分の意見を言わないように心掛けてきたそうだ。集団の中で目立たないように、目立たないようにと心掛けて来たそうだ(きっと苦い経験があるのだろう)。しかし、ゼミの時間にはみんなが自分の意見を積極的に述べ、それが受容される時間だった。ゼミ論集(Vol.7)の「一人一言」欄で、彼女はこう書いていた。 

「私の大久保ゼミに対する第一印象は、「こわい」でした。なぜかというと、今まで経験したことのない活発なディスカッションや、それまでの人生であまり関わってこなかったタイプの個性的な同期や先輩方の空気にのまれていたからです。したがって2年前の自分は、ゼミがこんなにも大切で大好きな場所になるとは思ってもいませんでした。ゼミの時間に何よりも楽しかったのは、他の学生の多様な価値観に触れる中で、私自身の考え方や物事の見方が変化していったことです。同期の発表に意見を述べたり、同期や先輩後輩の自分とは異なる意見を聞いたりすることで、毎回様々な発見がありました。ゼミの発表やゼミ論は一人で準備を進めるものですが、だからこそ、その過程で他者と意見を交わすことはとても重要だと学べました。自分をたくさん成長させてくれたみんな、そして大久保先生には本当に感謝しています。ありがとうございました!これからもよろしくお願いします。」

「カフェゴト―」を出て、一緒の地下鉄(大手町方面)で帰る。彼女はホームにベンチがあることを知らなかった。いつもホームの端の方(改札口の近く)で乗り降りしていたからだ。そしてホームドアが設置されたことも知らなかった(彼女が卒業後である)。ベンチに座って目の前にホームドアのある風景は、彼女にとって初めて見る風景だった。 

大手町で一緒に降り、千代田線に乗り換える彼女とはそこで別れた。「どうぞよいお年を」という挨拶をした。次回は春カフェかな。

11時、帰宅。

2時半、就寝。


11月13日(水) 曇りのち晴れ

2019-11-16 11:14:12 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

 

今日は会議日。9時半に家を出て、大学へ。連日の晴天もひと休みの曇り空。 

10時40分から学位委員会。いつもより申請件数が多いのは、今年度中に学位を取得するにはこのタイミングで申請しないと時間的に厳しいからである。

会議を終えて、研究室でカップ麺の昼食。時間の節約であるが、一週間に1個くらいならカップ麺も悪くはない。

食後にいただきもののスイートポテトとお煎餅でお茶。 

2時からU君のゼミ論指導。お煎餅(天乃屋の歌舞伎揚げ)の差し入れ。後でいただきます。 

歌舞伎揚げという名前の由来は、「天乃屋」のHPの説明によると、せんべいの包装袋に歌舞伎で使用されいる定式幕(萌葱・柿・黒の三色で構成されている)の模様を取入れ、せんべいの一枚一枚にも歌舞伎の家紋をデザインしたものを刻印したからである。

 3時からHさんのゼミ論指導。和菓子の差し入れ。栗餡とは珍しい。これはすぐに食べないと固くなってします。

うさぎ饅頭は後でいただきます。 

4時半から現代人間論系の教室会議。

今日は6限に講義「現代人間論系層構造座1」がある。現代人間論系の専任教員全員が1回ずつ担当するオムニバス授業で、今日が私の担当である。会議を途中で抜けて、教室へ。「カフェ文化論」というタイトルで話をする。

講義を終えて、研究室で雑用を片付け、大学を出たのは9時近かった。 

夕食は蒲田に着いてから「つけ麺大王」で。 

一人客はカウンター席に座らさせる。ここはまだ喫煙OKである。 

チャーシューつけ麺(750円)を注文。 

チャーシューの量がすごい。 

店を出たのは10時。 

帰宅すると、放送大学の下夷(しもえびす)先生から新著が届いていた。ありあとうございます。

 下夷『日本の家族と戸籍』(東京大学出版会)。 

下夷先生と初めてお会いした(お話した)のは、昔(どれくらい昔だったかしら)北海道大学で日本家族社会学会の大会があったときではないかと記憶している。彼女はそのときまだお茶大の院生ではなかったかしら。その後、社会保障研究所研究員、 日本女子大学人間社会学部助教授、法政大学社会学部助教授、東北大学文学部教授を経て、昨年、放送大学に移られた。住む街や職場を変わるというのはかなりのエネルギーを必要とすると思うが、コンスタントに優れた研究を著書にまとめられていている。

2時半、就寝。