9時、起床。
トースト、サラダ、牛乳、朝食。
昼前の家を出て大学へ。
晴れと曇りの境目のような空模。
3限は大学院の演習。
昼食は演習を終えてから「ミルクホール」で買って来たパンとコーヒー。 手前のパンはあんこと餅の入ったデニッシュ。後ろはベーコン&ポテトドッグ。コーヒーは紙コップから青木郁美作のカップ(「ユキ・リ」で使っているのと同じタイプ)に移し替えて。Sサイズだとカップの6分目くらいまでしかいかない。
3時からHさんのゼミ論指導。文明堂のバウムクーヘンを差し入れた頂いたので、紅茶を煎れる。
5限は講義「ライフストーリーの社会学」。今日が7回目で、これで半分終わった。
7時半にお仕事終わりのカオルさん(論系ゼミ7期生)と早稲田駅で待ち合わせて「すぐうら」へ行く。実は1週間前に食事をする約束をしていたのだが、私が財布を家に忘れて、1週間延期になったいたのである。
海鮮サラダ。お刺身+サラダ、最初に食べる一品はこれで定着している。
大山地鶏の唐揚げ。最初、フライの盛り合わせを注文しようとして、彼女の希望で急遽こちらに変更。肉が引き締まっていて美味しい唐揚げだ。
鴨の塩焼き。これからは鴨が脂がのって美味しくなる季節である。
豚の角煮+ごはんと味噌汁。
もちろん煮汁はごはんにかけて食べる。
出汁巻玉子。
食後のコーヒー&スイーツは「カフェゴト―」で。カウンター方面をバッグにしてポートレイトを撮る。この空間が「カフェゴト―」らしい。
チーズケーキと杏子のフランをハーフ&ハーフで。飲み物は私がアップルティー、彼女がシナモンミルクティー。
ハーフ&ハーフが彼女には珍しかったようでスマホで撮っていた。
彼女はゼミ論集の編集作業のメンバーだったが、塾でアルバイトをしていたため、編集作業の後の「五郎八」での夕食と「カフェゴト―」でのお茶は経験していなかったのである。(ハーフ&ハーフはそのときの定番であった)。
彼女にとってゼミでの2年間は、自分の考えていることを自由に発言することのできる時間だった。彼女は少学生の頃から自分の意見を言わないように心掛けてきたそうだ。集団の中で目立たないように、目立たないようにと心掛けて来たそうだ(きっと苦い経験があるのだろう)。しかし、ゼミの時間にはみんなが自分の意見を積極的に述べ、それが受容される時間だった。ゼミ論集(Vol.7)の「一人一言」欄で、彼女はこう書いていた。
「私の大久保ゼミに対する第一印象は、「こわい」でした。なぜかというと、今まで経験したことのない活発なディスカッションや、それまでの人生であまり関わってこなかったタイプの個性的な同期や先輩方の空気にのまれていたからです。したがって2年前の自分は、ゼミがこんなにも大切で大好きな場所になるとは思ってもいませんでした。ゼミの時間に何よりも楽しかったのは、他の学生の多様な価値観に触れる中で、私自身の考え方や物事の見方が変化していったことです。同期の発表に意見を述べたり、同期や先輩後輩の自分とは異なる意見を聞いたりすることで、毎回様々な発見がありました。ゼミの発表やゼミ論は一人で準備を進めるものですが、だからこそ、その過程で他者と意見を交わすことはとても重要だと学べました。自分をたくさん成長させてくれたみんな、そして大久保先生には本当に感謝しています。ありがとうございました!これからもよろしくお願いします。」
「カフェゴト―」を出て、一緒の地下鉄(大手町方面)で帰る。彼女はホームにベンチがあることを知らなかった。いつもホームの端の方(改札口の近く)で乗り降りしていたからだ。そしてホームドアが設置されたことも知らなかった(彼女が卒業後である)。ベンチに座って目の前にホームドアのある風景は、彼女にとって初めて見る風景だった。
大手町で一緒に降り、千代田線に乗り換える彼女とはそこで別れた。「どうぞよいお年を」という挨拶をした。次回は春カフェかな。
11時、帰宅。
2時半、就寝。