フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月25日(水) 晴れ

2020-03-28 17:05:37 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昼過ぎに家を出て、大学へ。6日ぶりの大学。今日は少人数での重要な会議がある。キャンパスにはけっこうな人影が。

今日は中止にはなったが本来の卒業式の日である。予約していた着物をキャンセルしないで、キャンパスに記念写真を撮りに来た卒業生たちの姿が目立つ。

スロープの上の桜は満開とはいかないが、見頃を迎えている。

36号館前の広場に向かう道の桜も見頃を迎えている。

今日が卒業式であれば、この桜の下が集合写真の定番スポットだ。

2時から会議。1時間ほどで終わるだろうと考えていたが、意外に時間がかかって1時間半を超えた。

会議を終えて、ゼミ生(10期生)たちが記念写真を撮っている現場に私も行く。お待たせしました。何人かはゼミ論集を受け取り、代金を払って、次の約束の場所へ行ったようである。

さきほどの桜の木の下で写真を撮る。

女子学生はみな振袖と袴である。やっぱり、来たかったよね。

二階の渡り廊下の上から撮る。このアングルも定番である。

手を振って。

 手のひらに春の陽ざしの別れかな たかじ

みんな上がってきてもらって、桜をバックに。

「マッキー、顔が前に出過ぎだ」と私が言った直後の写真。みんなこの日一番の笑顔になった。

集合写真だけではなくて、ピンでも、数名ずつでも、リクエストに応じて撮るよ。

菜々実、卒業おめでとう。

歩乃美、卒業おめでとう。

祐衣、遥、千咲、卒業おめでとう。

小春、絢菜、佳奈、卒業おめでとう。

潤、敏基、聡一郎、利樹、卒業おめでとう。

そして、ここにはいない、夏実、遼太、幸一、優衣、卒業おめでとう。

本来なら、一人一人、学位記を読みあげて、「卒業おめでとう」と言いたかった。

また会いましょう。

時刻は4時半を過ぎていた。まだ昼食をとっていなかった。「タビビトの木」へ行く。

フォーを食べる。

妻に「いま遅い昼食を食べているところなので、今日は夕食はいりません」とLINEで伝える。すぐに「ラジャー」と返事が来る。

マスターと話をする。

 「今日は学生さんの姿を見かけますね」

 「はい、本当なら卒業式の日だったんです」

 「ああ、そういうことですか。この春休みは東南アジアを旅行する予定でしたが、行けなくなりました。カフェの方は、4月になっても学生さんが大学に戻ってこないようだからやっていけるかどうか不安ですが、とにかく開けておきます」

 私たちが話をしているときに、先客でいらしていた近所にお住まいだという年配の女性が、「明日は定休日ね。明後日、また来るわね。家でじっとしていても気持ちがふさいでしまうし」と言って、会計を済ませて出て行かれた。

 「いまの方を見てもわかりますが、カフェというサードプレイスは都市生活者にとって必要な場所です。大変な状況ですが、どうぞ頑張ってください」

帰宅の前に「ティースプーン」に顔を出す。

しっかりした夕食はいらないが、夜食用に(今夜も遅くまで作業をするだろう)苺あんバターサンドとキャロットチーズサンドを注文し、出来上がるまでの間、オレンジティーを飲んで待つ。

「本日のおススメ」はホカッチャだそうである。この直後に、カフェ仲間のトモミさんが顔を出して、2つ買って行かれた。

オリンピックは1年延期と確定したようである。人生に二度、東京オリンピックを経験するという可能性は消えたわけではない。しかし、選手のみなさんは、コンディションの維持が大変だろうな。

遅めの夕食(夜食)。キャロットチーズサンドと、

苺あんバターサンド。

3時、就寝。