フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月21日(土) 晴れ

2023-01-22 22:58:00 | Weblog

8時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。ランチを卒業生と食べる約束があるので、朝食は軽めに。

食事をしながら『ドキュメント72時間』の再放送「大阪 昭和から続くアパートで」を観る。

そのままブログを書いてアップしようとしたが、途中でWI-Fiが切れて、消えてしまった。

11時半近くに家を出る。天気はよいが風が冷たい。マフラーをしてくればよかった。

蒲田駅で卒業生のメグミさん(論系ゼミ9期生)と待ち合わせ、大井町の「丸八」へとんかつを食べに行く。

12時前だったが店内は思いのほか混んでいて、店の奥のカウンター席に案内される。この席は初めてだ。個室ではないが、離れ的なコーナーで話をするのは案外いい席だ。古い店員さんに聞いたら、ここは以前は二階席(畳席)に上がる客たちの控え席だったらしい。

実際、すぐ横には二階席(畳席)に上がる階段があり、下足棚はたくさんの靴が並んでいる。ちょっと上がってみたら畳席も満席だった。

「あなたはヒレカツとロースカツはどちらが好き?」と聞いたら、「ロースです」というので、彼女には上ロースカツ定食を、私はいつものカツサンドを注文する。

カツサンドが先に運ばれてきた。コーラも注文する。

いつものことだが断面が美しい。よく切れる包丁でカットしているのだろう。これだけで食欲が刺激される。

上ロースかつ定食。

満面の笑みである。私とカフェ巡りをする卒業生の中で彼女は一番の健啖家である。ごはんのお替りをした。

カツを揚げていた若旦那がわざわざ挨拶に来て下さった。「店内でカツサンドを注文されるお客様というのは珍しいので、もしやと思いまして」と。お土産に注文する客が多いのですね。でも、私は作り立てを食べたいんです。今日も美味しくいただきました。客足が戻って来てよかったですね。

食後のコーヒーは「ポットリー」で。

カウンター席に座る。マダムと新年のご挨拶。

ブレンドコーヒーを注文する。ウェッジウッドのユーランダーパウダーブルーとルビーのカップで出してくれた。

彼女は学生のときコーヒー研究会に所属していた。コーヒーやカフェに関することをマダムにあれこれ質問していた。

「ポットリー」のケーキは一種類、チーズケーキのみで、マダムの手作りとのこと。初めて注文してみた。予想とは違った形状で出て来た。レアチーズケーキで、アイスクリームを掬うようにパックからお皿に盛られた。ビスケットを添えて。「兎さんですか?」と聞いたら、「いいえ、ミッキーマウスです」。失礼しました。

寺町池上に移動する。彼女は池上は初めて。早咲きの梅が何輪がほころんでいる。

本門寺の階段を登る。

野生化したオウムかと思ったら、飼い主の方がそばにいた。「飛ばないのですか?」「はい、飛ばないです」

豆まきの準備が進んでいる。お相撲さんとか芸能人が来て、ここから豆とか何やらをまくのだ。

大堂に参拝して、大香炉に線香を立てる。

本門寺の中の公園。

スマホのカメラの自撮りは彼女にお任せ。

境内は風が吹ているが、公園の中は風は吹いていない。ジャンバーを抜いて身軽になってもらってポートレイトを撮る。

ジャンプ!

浮遊!

そろそろ陽が傾いて来た。

池上散歩の最後は「池田屋」で。

小腹が空いてきたので、おでんと葛餅のセットを注文する。あたたかいおでんが美味しい。

「蜜はたっぷりかけるのが好きです」

たくさん食べる人は神経も図太いように思われがちだが、さにあらずで、彼女はけっこう繊細なところがあり、それで人間関係に苦労することもある。でも、一皮むけたみたいですね。就職して4年がたち、重要な仕事も任されるようになった。頑張ってください。

彼女を蒲田駅の改札に見送る。次は風の冷たくない季節のカフェをいたしましょう。

帰宅して「福山雅治 福のラジオ」をタイムフリーで聴きながら、昨日のブログを書く。

夕食は鮭の野菜あんかけ、サラダ、ごはん。

食事をしながら『星降る夜に』初回(録画)を観る。古風でロマンチックはタイトルである。キャッチコピーは「人は恋で生まれ変われる。教えてくれたのは10歳下のあなたでした」。脚本は大石静。信頼感はありますね。

妻に買物のついでに購入しておいてもらった『NHK俳句』2月号。

 波を追ふ波いそがしき二月かな 久保田万太郎

風呂から出て、明日の句会の選句をすませておく。

12時、就寝。