8時半、起床。ソーセージ、サラダ菜、パン、ホットミルクの朝食。
「朝ドラ」は『最高の離婚』の第3話(録画)。学生時代に同棲していた光生(瑛太)と灯里(真木洋子)が別れた理由はこれまで明らかさにされたこなかったが(光生にもわからない)、今回、それが灯里の語りで明らかにされた。なかなかすごい話だったのだが、どうも私にはそれが作り話のように思えてならなかった。私が脚本家ならそういう展開にもっていたのではないかと思う。帰りの夜の道で、灯里が夫の諒(綾野剛)に「さっきの話はみんな嘘よ」とあっけらかんとした口調で言うのだ。それは、私の苦手な「女って怖いよね」というドラマの展開だが、怖いもの見たさという心理だろうか。しかし、実際は、そういう展開にはならず、灯里という女性は、見かけ(魔性の女)とは違う、つらい記憶を抱えて(でも、それを表出することなく)生きてきた女性というキャラクターを与えられることになった。
昼前に家を出て、大学へ。
3限は講義「ライフストーリーの社会学」の教場試験。履修者399名で、受験者は349名(87.5%)。採点には数日を要するだろう。
お昼を食べに出るタイミングを逃し、研究室でクリームスープをすすりながら、雑用を片付ける。
5時、雑用が片付いたので、遅い昼食というよりも早めの夕食を食べに出る。しっかり食べようと「いもや」へ向かう。「いもや」で天ぷら定食を食べたくてお昼をスープだけで我慢したというのが本当のところかもしれない。冬の夕暮れの早稲田の街を歩く。
「いもや」には先客がな4人いたが、その中に留学生と思しき男女のカップルがいた。食べ終わって席を立つときに、女将さんが女子学生のほほに手をやって、「暖まったかい」と聞いた。女子学生は「はい」と笑顔で答えていた。あとで女将さんに聞いたら、二人は開店(5時)の30分前から店の外で待っていたそうだ。それは身体も冷えるだろう。
会計のとき女将さんから飴をもらう。毎度のことだが、「飴玉をしゃぶらされる」というわけだ。
大学に戻り、今年度最後の(4年生にとっては大学生活最後の)ゼミの授業に臨む。
ゼミ論の要旨発表を7人。これで4年生全員(19人)の発表が終わった。 月末までの一週間で加筆・修正を行い、2月の最初の1週間でゼミ論集の編集作業(有志数名で)を終わらせる。一方、3年生は、昨年末に行なったライフストーリーインタビュー記録から共通質問項目の分析レポートを月末まで提出して、2月1日に報告会を行なって(夜、4年生の追いコンがある)、それで春休みに入る。
授業中、論系のHPのブログ「論系室だより」に載せる「ゼミ紹介」のための寄せ書きが、教室の中を廻る。(翌日には「論系室だより」にアップされました。私のイラストは誰が描いたのかな?)
http://blog.goo.ne.jp/ningenronkei/e/728ad609110cb39c8bfc4cc6fbe86164
本日のスイーツはHさんが用意したスティック・パイ
帰りがけにあゆみ書房で以下の本を購入。
今柊二『ファミリーレストラン 「外食」の近現代史』(光文社新書)
川口葉子『東京カフェ散歩 観光と日常』(祥伝社黄金文庫)
松浦弥太郎『100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート』(マガジンハウス)
11時、帰宅。禁断の夜食(カレー)に手を出してしまう。