フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月24日(火) 晴れ

2020-03-27 13:45:57 | Weblog

9時、起床。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

私は小さな学会の会長をしているのだが、新型コロナウィルス感染拡大という状況の中で、至急の判断・対応を必要とする件があり、午前中からあれこれメールを書き続ける。

午後3時を回った頃、メールの方は一段落したので、散歩に出る。

多摩川線でひとつ隣の矢口渡へ。

確定申告、まだ済ませてません。大学からの給与が収入のほとんどではあるが、若干の原稿料と印税、それに年金を一部受け取っているので、確定申告が必要なのである。当然、3月15日までに済ませるつもりでいたが、一ヶ月締め切りが延びたので、「明日できることは明日やればいい」というモットーに従って先延ばしにしてきたのである。でも、3月中には済ませよう。

「燈日」に来た。

本日は通常営業。つまり食事ができるということである。昼食がまだなのだ。

店内には女性の二人連れの先客がいた。「大久保先生!」と声をかけられる。カフェ仲間のヨーコさんである。もう一人の方は彼女の友人のゴトーさんとおっしゃる。はじめまして。いまちょうど私の噂をしていたところだったので、そこに私が現れてビックリという状況である。ヨーコさんがちょっと興奮気味に大きな声で話すので、お店の方が苦笑している。一体、どんな噂話であったのかしら。

ゴトーさんはまだ「スリック」に行けていない(しばらく休店をしていたから)そうなので、ぜひ行ってみることを勧めておいた。また、お二人とも「sanno2198」へ行ってみたいが敷居が高そうと尻込みされていた。たしかに初めて訪問するときは敷居が高いでしょうね。でも、一見さんお断りではありませんから、大丈夫。マダムは柔らかな物腰の方です。4つのカウンター席が中心ですが、個室的な空間もありますので、おしゃべりカフェではなく、もの思いカフェとして使いたい場合は、そちらを利用されるといいでしょう。でもお二人はおしゃべりカフェですよね。小さなカフェですので、大きな声は控えた方がよろしいかと思います(笑)。

鯖の竜田揚げの和風あんかけ定食を注文。

注文するのは2回目だが、一番の人気メニューらしい。上品な味付けでボリュームもほどよく、人気メニューであるのもうなづける。

直後にカフェラテを注文。ラテアートは店長さん。

このカフェに来る客層について彼女に聞いてみた(お名前はまだ存じ上げない)。男女、年齢層とも比較的まんべんなく来ていただいていますとのこと。それはいいですね。たぶん定食が食べられるカフェというところが、男性層にも広がっている理由の1つではないだろうか。

今日は火曜日で通常であれば「sannno2198」の日なのだが、メールのやりとりの件があるので、帰宅する。

我が家の桜が西日を受けて、いっそう赤く輝いている。

夕食は炒飯、蓮根とマシュルームのキンピラ、ポテトサラダ、蕪と油揚げの味噌汁。

広島菜を使った炒飯。

途中でウォーキング&ジョギングと入浴を挟んで、メールを読み、書き続ける。最後のメールを送信したのは午前3時を少し回っていた。

3時半、就寝。


3月23日(月) 小雨のち晴れ

2020-03-26 22:23:04 | Weblog

9時、起床。

トースト、カレー、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昼食は焼きそば。昼食は家で食べるか、散歩に出て食べるかは、その日の作業の進行具合による。一仕事終えて散歩に出るというのが一番よいパターンだが、今日は急ぎの仕事があり、外に食べに出る(仕事が中断する)ことができなかった。

午後2時半に予約している近所の歯科医院へ行く。半年に一度の定期検診だが、虫歯がなかったとしても、歯石の除去や歯のクリーニングで3回(週ペースで通うことになる)。

我が家の桜はピークを迎えて、少し花びらが落ち始めた。

散り始めると早いから、今日、明日が見納めだろう。

一方、夜にウォーキング&ジョギングをしている近所の専門学校のキャンパスの周りの桜並木は、まだまだこれからである。

今日、3月23日(月)は大井町のカフェ「ポッタリー」の開業31周年の日。私の行きつけのカフェの中では最年長である。お祝いに行かなくちゃ。

大井町の駅ビルの花屋さんに寄って行く。

吊り下げるタイプの胡蝶蘭。

白い花だけでは淋しいので、黄色い花も購入。

線路脇の土手沿いのさくら小道を行く。

「こんにちは」と言って入って行くと、「いらしゃい!」とマダムが笑顔で迎えてくれた。「お店のお誕生日、おめでとうございます!」と持ってきた花をさしあげる。とても喜んでいただけた。

先客は2人いたが、窓際のお気に入りのテーブルは空いていた。

ロイヤルミルクティーを注文する。最近はこればかり注文している。

「お萩はお好きかしら?」とマダムに聞かれる。「はい、大好きです」と答えると、「よかった」といってワッパに入った洋菓子風のお萩を渡された。手前がお萩だということはわかるが、ピンクと黄色の花びらの方もお萩とのこと。初めて見た。どなたかからのいただきものをお裾分け(どれか1つ)してくださるのかと思ったら、そうではなくて、マダムのご自宅の近くの有名なお萩屋さんで自分で買われたものだという。「たぶん、今日来てくださるような気がして、昨日、買っておいたんです。今日が賞味期限なので、もしいらっしゃなかったらどうしようと思っていたんですが、やっぱり来て下さった」と言われた。

ああ、(明日でなくて)今日来てよかった、と心の中で思った。

それにしても31周年である。平成の時代を生き抜いてきたカフェである。「いつまでやれるかしら」とマダムがぽつりと言った。「まだまだ行けますよ」といただいたお萩を1つ(手前の一番お萩らしいやつ)を頬張りながら私は言った。

6時過ぎに帰宅。オリンピックは「延期」になるようだ。みんなそうなりそうだと思っていたと思う。そういう「外圧」が強くなるのを待っていた気味がある。

気になるのはその横の記事。「NY州で外出制限」。外出の自粛要請ではなく外出制限である。より権力的な行使である。日本は、東京は、生ぬるいとの「外圧」が強まってくるだろう。

夕食はサーモンのオイル焼き、冷奴(+納豆)、かき玉の吸い物、ごはん。

付け合せは、パプリカとスナップエンドウとエリンギの炒め。

デザートはいただいたお萩。「君はどっちが食べたい?」と妻に聞く。当然、「半分個にして両方」と答えると思ったら、ピンクの方を希望した。そ、そうか・・・。やや釈然としない気持ちで黄色の方を食べる。見かけは洋風で味は和風と思ったら、味の方も洋風、いや、和風と洋風の混合だった。

近所をウォーキング&ジョギング(4キロほど)。

2時半、就寝。


3月22日(日) 晴れ

2020-03-25 01:25:27 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

午後2時を回った頃、呑川沿いの桜の様子を見に、妻と散歩に出かける。

個体差はあるが、全体として3分咲きくらいである。

さくら児童公園の桜はまったくである。

近くまで来たので「HITONAMI」で昼食を食べて行こう。

妻は今年になって初めての「HITONAMI」である。

私は定食ではなくガパオライスにした。「珍しいですね」とクドウさんが行った。「ええ、つい最近まで、ガパオライスがメニューにあることを知らなかったんです」と私。妻は霧島鶏のむね肉のおろし煮をメインに惣菜二品を注文した。

料理が運ばれてくる前の間、私は梅ソーダ、妻はアイスミントほうじ茶(だったかな)を飲んで待つ。

料理が運ばれてきた。

ガパオライスには目玉焼きをトッピングした(+100円)。このトロリ感がいいのである。

ごちそうさまでした。店長のオガサワラさんに見送られて店を出る。

本門寺まで散歩の足を延すことにした。養源寺の菜の花。桜はまだまだ。

本門寺総門前の本妙院に見かけない花の木があった。

何の花だろう。

「利休梅」という札が付いている。えっ、これ、梅なのか?!

利休梅の後ろには見事な枝垂れ桜がある。

境内に入って近くから見てみよう。

ちょうど住職さんがいらしたので、利休梅のことを尋ねると、「梅とありますが、実際は梅ではなくて、バラ科の一種なんです」と説明してくださった。やっぱり梅ではないのですね。とはいっても、いわゆるバラとも全然違うし、不思議な花である。

総門を入る。

「エレベーター(池上会館内)もあるけどどうする?」と妻に聞いたら、「階段を上ります」と答えた。この階段は此経難持坂(しきょうなんじざか)というのが正式名称。

階段を上り、さらに山門(仁王門)を入ると、まだ満開とはいえないものの、見頃の桜が目に飛び込んできた。

この横に広がった枝ぶりのいい桜は「笹部桜」と名前が付いている。

鐘楼堂の脇の桜も見頃を迎えている。

五重塔へ続く桜並木は、満開となれば五重の塔の姿を覆い隠すほどになるが、まだまだである。

4月8日は「花まつり」(お釈迦様の誕生日)だが、それにちなんで4月の最初の週末に「春まつり」を行っている。しかし、今年は中止である。

大堂にお参りをする。

山を下りる。本門寺の正式名称(フルネーム)は長栄山本門寺である。

帰りは徒歩ではなく、池上線で蒲田に戻る。駅舎工事の進んでいる池上駅を見て、妻が驚いていた。

線路はいじらない。改札口が二階になるのである(したがって構内踏切はなくなる)。

水曜日からテイクアウトのみ(ただしテラス席は利用可能)で営業再開した「カフェ・スリック」に顔を出す。マダムと顔を合わせるのは久しぶりである(LINEではやりとりしていた)。

しばらくテイクアウトのみでいくはずだったが、「えっ、イートインできないの?」という客の声に押されて、店内営業を再開することにしたそうだ。昨日は大変な混雑で、マダムは少々お疲れ気味。今日は昨日の反動か、客は少なく、「ホッとしてます」と苦笑された。

私は紅茶シフォン、妻はブラウンシュガー&ナッツシフォンを注文。紅茶は私はアーマッドのイングリッシュブレックファースト。妻はアッサムをミルクで。

テイクアウト用に考案されたカップ入りシフォンケーキ(クリームとトッピングも)。これが好評を博しているそうだ。でも、作り置きではなく、注文されてから作るので、マダムは大わらわとなっている。

「カフェ・スリック」の再開は嬉しいが、マダムが過労で倒れたりしないかちょっと心配である。

遅めの昼食(3時頃)に加えて、夕方にシフォンケーキを食べたので、二人とも夕食の時間になってもお腹が減らない。今日は夕食抜きでもいいかもしれない。妻はサラダだけ食べた。

私はウォーキング&ジョギングをしたらお腹が減ったので、夜食(禁断だが夕食抜きだから)にバタートーストと牛乳。

2時45分、就寝。


3月21日(土) 晴れ

2020-03-24 14:08:24 | Weblog

11時、起床。

一度、普通の時間(とはいっても8時頃ですが)に起きたのだが、喉の痛みと寒気があり、体温を測ったら微熱(平熱+0.5度)がある。普段であれば、「風邪引いたかな?」で済むところだが、いはま「もしや・・・」という方向に思考が向かざるを得ない。風邪薬を飲んで、布団にもぐりこむ。今日の予定はキャンセルする。

起きて、体温を測り(少し下がった)、近所の耳鼻科に行って耳鳴り関係の薬をもらう(ちょうど切れるところだったのだ)。「こういう時期ですから、頻繁にいらしゃるのは気が進まないでしょう」ということで、一月分が処方される。耳鳴りの方は波というか周期のようなものがあるようで、そのメカニズムはよくはわからないものの、こういうことをするとよろしくないとか、こういうことをするとよいとかの経験則は蓄積されてきているので、日常生活に支障のないレベルで収まったいる。ちなみに最近は比較的鳴りを潜めてくれている。

朝食を食べていないので、朝食兼昼食を耳鼻科の帰りに「吉岡家」で食べることにする。

「ランチ」を注文することにする。もり+目玉焼き(半熟で)+ごはん(少なめ)+アジフライを一枚オプションで。ごはん少なめは-30円、アジフライ追加は+120円なので、合計850円也。

風邪気味とはいうものの、食欲はある。それに風邪気味のときは、睡眠と栄養を十分にとることが肝心である。

目玉焼きを半熟にしたもらったのは、ごはんに載せて、醤油をかけて、玉子かけご飯風にして食べたいからである。

アジフライは醤油派だが、今日は玉子かけご飯で醤油を遣うので、アジフライはウースターソースと辛子で食べた。

かけ蕎麦の場合は、汁代わりということになるが、もり蕎麦にした場合は、どのタイミングで食べるか(ごはんとの関係)で悩む。悩むというと大げさだが、先に食べるか、後にするか、折々食べるかの三択である。結局、折々に食べるということになりやすい。悩みたくなければかけ蕎麦にすればよいわけだが、私は蕎麦はもりの方が好きなのである。

耳鼻科→薬局→蕎麦屋から帰ってくる。

夕方、体温も平熱に戻ったので、閉店間近の「ティースプーン」にちょっと顔を出す。

オレンジティーで一服。初めて飲んだが、紅茶とオレンジジュースの中間よりも、いくらかオレンジジュース寄りの味わい。

新作の苺あんバターサンドウィッチ。苺大福のパンバージョンですね。キャロットチーズサンドウィッチと一緒にテイクアウトする。

今日のシマダさん。今週も終わりましたね。

夕食は赤魚の煮付、サラダ、茄子の味噌汁、ご飯。

やさいい味付け。

追加で、「はしごや」マルシェで買ったワカサギの佃煮。ちょっとのつもりが、後を引く美味しさで、妻と二人で全部食べてしまった。塩分の取り過ぎ成り。

1時、就寝(私にしては早寝)。


3月20日(金) 晴れ

2020-03-23 16:11:36 | Weblog

7時半、起床。

トースト、牛乳、紅茶の朝食。

今日はお彼岸の中日。10時過ぎに家を出て、妻と墓参り出かける。

我が家の桜(熱海桜と母は言っていた)はほぼ満開。

近所の専門学校のキャンパスの周りの桜(ソメイヨシノ)はまだまだだ。

ようやくほころび始めたところ。

鶯谷で下車。

飲み屋街を通る。

お花見気分のガラス画。

言問通りの先に東京スカイツリーが見える。

妹夫婦とはお寺で合流することになっていたが、路上で声を掛けられた。しっかりマスクの墓参りだ。

花は私が、缶ビールは妹が用意してくるというのが暗黙の役割分担である。

家族の健康と(とくに今回は)世の中の平安を祈る。

ご住職や御母堂にご挨拶。

お寺でもマスクが入手できずに困っているとのこと。言っていただければ余裕のある檀家の方はいるのではないかしら。

入谷から地下鉄(日比谷線)で御徒町に出てる。それなりの人出である。

上野広小路を走る遊覧バス。普段は人気の二階建てバスだが、二階席には外国人の客が二人しか乗っていなかった。

お彼岸の墓参りの後はいつも「人形町 今半」(上野広小路店)で昼食と決まっている。

義弟は生ビール、私は梅ソーダ。彼は昨日が誕生日。おめでとうございます。

店内は混んでいた。注文した料理が出て来るのに時間がかかるためだろう、いつもはないお通しが出てきた。わらびの茎の煮物とシラス。春らしい味わい。

料理が運ばれてきた。私と義弟はすきやき弁当。妻と妹は松花堂弁当。

「厳選すき焼き弁当」というのが正式な名称。A5ランクの肉を使っていますとのこと。

ごはんはお櫃に入ってきて軽く二膳分あった。義弟が店員さんにごはんのお分かりを注文したとき、私の分も注文した。「えっ、私はもういいのだが」と思ったが、結局、贅沢卵かけご飯(生卵+牛肉エキスたっぷりの割り下)でさらに二膳食べることになった。

彼岸の中日にはデザートにお萩(春の彼岸のときはぼた餅=牡丹餅と呼ぶ)が出てくる。小ぶりのお萩なのでペロリと食べる。

帰宅する妹夫婦とはここで別れ、われわれは腹ごなしの運動を兼ねて、上野公園を散歩することにした。

上野駅口から公園に入ったときは、先ずは西郷さんに挨拶だ。

テレビ局のクルーが何組が来ていた。

東京の桜の名所である。

彼らが撮っていたのはこんな風景であろう。まだ全体として5分咲きくらいだろうか。

満開は来週半ばくらいではなかろうか。個人的には、満開を少し過ぎて桜吹雪の頃が一番いいと思う。

桜並木よりも、芝生の上の桜がきれいだった。

宴会式のお花見ではなく、こうした少人数でのお花見なら何ら問題はあるまい。

上野公園といえば美術館などがたくさんあるが、動物園も含めて、軒並み休館・休園中である。

とくに目玉であったはずの「ハマスホイとデンマーク絵画」(東京都美術館)が休館中に会期が終わってしまうのは残念である。

「カレーの市民」たちも嘆いている。

そんな中、やっている美術館がある。上野の森美術館である。ここは国立でも都立でもない、私立(日本美術協会)の美術館なのだ。

「休館しない」という決断に敬意を払って観に行く。

「VOMA展2020 現代美術の展開ー新しい平面の作家たち」。「全国の美術館学芸員、キュレーター、研究者などが推薦した40歳以下の作家が新作を発表する」というユニークな企画展で、今年で27回目となる。

会場内での写真撮影OKである。

順路に従って歩くと、最初に出会う作品がこれ。大八木夏生「思い出を通り一遍、スッパ抜くパターン」

路上で撮影したスナップ写真を素材にした大胆な構図(デザイン)と鮮やかな色彩の4枚一組の版画作品。

広い展示室に出る。作品は大作が多い。

この部屋の奥に掛かっている作品。浅野友理子「くちあけ」。

作者がたびたび訪れる東北の山岳地帯や韓国の江原道で食されているトチの実やどんぐりがモチーフになっているそうだだ。

私が一番引きつけれらた作品がこれ。黒宮菜菜「Imageー終わりの道の標に」

タイトルは安倍公房の幻の処女作と同じである。

場所は部屋の中だろうか。森の中のようにも見える。人が横たわっている。

男なのか女なのか定かでない。生きているのか死んでいるのかも定かでない。

妻が一番引きつけられた作品がこれ。Nerhol「Remove」。

Nerhol とは田中義久と飯田竜太のアーティスト・デュオの名前であるが、「練る」と「彫る」を含意している。

連続写真を重ね合わせて、部分的に彫っている。妻は一枚の絵をたくさんコピーして重ねて立体感を出す、シャドーボックという作品を作ったことがあるので、親近感を覚えたのだろう。

別の展示室へ。

見覚えのある作品と出会った。立原真理子「香山のみちすがら」ほか。

以前、鵜木にあったギャラリー「hasu no hana」(現在は戸越公園に移転)で彼女の個展を観たことがある。

そのときのブログは→こちら

網戸に刺繍が施され、それが部屋の中で宙吊りにされていると、風通しのいい美的空間が生まれる。

図録で観るより実物で観た方がずっとよい作品。玉山拓郎「shapes」。

図録では作品の中に何も写り込んでいない。こうやって展示室に置かれてこそ面白さが発揮される。

一見するとフリマの古着のようだが。木村宙「TYPE647.62×56mmNATO~銃ハ撃ッタコトガアルガ、人ヲ撃ッタコトハナイ」

タイトルは国産自動小銃と弾薬の名称。自衛隊での射撃訓練の経験がモチーフになっている。

33名の作家の作品を観た。いずれも力作で、入場料600円は安いと思った。

館内のカフェで一服。

私はケーキと紅茶。妻はハーブティー。

期間限定の桜モンブラン。

こんな造りになっている。

桜も見れたし、若手芸術家たちの作品も観られて、よい散歩だった。

上野駅の公園口は場所がちょっと横に移動していた(以前は東京文化会館の前に出ていた)。

蒲田に戻ってくる。

ただいま、我が家の桜。

ほどなくして夕方になった。

夕食は妻は軽いもので済ませたいという。テイクアウトの「ちよだ鮨」に行って、妻用にサラダ巻を購入。私は「天味」によってしなそばを食べることにする。

天ぷら屋からラーメン屋に転業した「天味」。ここで食べるのは二度目だが、スープの色も味も濃くなったと感じた。ご主人にそれを言ったら、「返しのやり方を変えたので」とのことだった。ネットでは「スープが薄い」とか書かれることが多かったが、「薄い」というのとは違う、「淡麗」と呼ぶべき味わい深いスープで、私は好きだった。今回は私には塩分が多いと感じた。

我が家の桜も夜桜で観られるようになった。

2時半、就寝。