文化逍遥。

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ダイナミックマイク、LEWITT「MTP440DM」

2024年06月04日 | 楽器・エッセイ
 昨年、シュアーのヴォーカル用ダイナミックマイク「ベータ58」が故障して、ベーリンガーの安めのヴォーカル・マイクを買って使っていた。が、やはりシュアーの奥行きのある音質には届かず、ベータ57のグリルを換えてヴォーカル用に使うことにして、楽器用のダイナミックマイクをサウンドハウスで適当なものを物色して購入した。入手したのは、オーストリアのメーカーLEWITTの「MTP440DM」。シュアーのベータ57にしようか迷ったが、他のメーカーを試してみたくなり、こちらに決めた。11000円ほど。


LEWITTの「MTP440DM」。クリヤーな音質で、またアンプからの音圧にも耐えられるので、エレキギターの録音にも適している。付属のホルダーも使いやすい。


全体にこんな感じで録音している。


こちらは、シュアーのベータ57の先端部グリルをヴォーカル用に換えたもの。グリルは、ベータ58のものを捨てずにとってあったので、それを転用。35年くらい使っている。現在、BETA58用グリルボールだけでも5000円程する。捨てずにとっておいて良かった。

 ヴォーカル用と楽器用、その違いはマイク本体にあるというよりも、先端についているグリルがポップガードになっているかいないか、だ。ポップガードというのは、「パピプペポ」などの発音時に口から出る風圧に、対応するためのスクリーン。これがあるとないでは、かなり違う。楽器用マイクをヴォーカルで使う場合は、別にポップガードなどを使えばよい。あるいは、その方が音質的には良いかもしれないが、セッティングなどに手間とお金がかかる。目的にあったものを選んで使うことで、シンプルで持続性のある活動が出来る。

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