文化逍遥。

良質な文化の紹介。

プリンター買い替え

2018年11月28日 | 日記・エッセイ・コラム
 長年使ってきたエプソンのプリンターがついに壊れてしまった。すでに、修理可能な期間も過ぎているので、10数年ぶりに買い替えた。



 カートリッジ式はインクが高くて無駄が多いので、タンク式を探して購入。キャノンのG1310というプリンターで、量販店で2万円程。ヘッドの付いているカートリッジは黒とカラーの2個だけ。インクは黒と、シアン・マゼンタ・イエローの3色、計4個のタンクに分かれている。最低限のインク色なので写真などの発色は今ひとつだが、文書の印刷にはこれで十分だ。近頃は、写真を印刷することはほとんどないし、必要な時には近くにヨドバシカメラがあるので、そこのコイン印刷機を使うことにしている。
 難点は、タンク式のためか全体に大きくなってしまっていること、あと音も比較的大きい。そのためか、あまり人気が無いらしく店頭には展示されていなかった。カートリッジ式と違ってインク交換時にヘッドも新しくなるわけではないので、その点耐久性に少し懸念がある。最近は、部品も生産終了後6年で無くなってしまう。廃棄物を減らすためにも、末長く使いたいものだが・・。

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第423回国立名人会

2018年11月25日 | 落語
 冬めいてきた11/24(土)、三宅坂の国立演芸場へ行ってきた。この日は、上方落語の桂福団治がトリをとった。他に、立川流から二人、浪曲が一人、など。国立演芸場が主催する公演なので、協会を超えて芸人さんが出演する。そこが、まあ、ここの名人会の良いところ、というか魅力でもある。



 福団治師匠は、さすがの熟練芸。実は、師匠には申し訳ないが、この日を逃すともう聴く機会も無いかもしれない、と思ってチケットを予約したのだった。この日、さらに印象に残ったのは浪曲の三味線を弾く「曲師」の方。伊丹秀敏という芸歴70年を超えるベテランという人らしいが、ここしかない、という絶妙のタイミングで安定した音が入り、撥さばきも卓越。ひとつの芸の極致。正直言って感動した。あやかりたい、と思った。
 休日の永田町周辺は人が少なくて、まるでゴーストタウンのよう。あまり行きたくない街なのだが、お金と時間をかけてもこの日の芸が聴けて良かった、と実感した一日だった。

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ドライアイにマスク

2018年11月21日 | 日記・エッセイ・コラム
 わたしは長年目を酷使してきたためか、正常眼圧緑内障の他にドライアイにも悩まされている。つまり、眼が乾くわけだ。加齢により涙が減少して、眼の潤いが無くなっていることもあるだろう。主な症状としては、コロコロするような異物感、霞み、眼精疲労、眼の奥の痛み、などなど。涙は、眼に必要な栄養分を運ぶリンパの様な働きもあるので、減少するとこのような様々な症状が現れるらしい。
 最近は、パソコンの普及と共にこのようなドライアイになる人が増え、薬局でも「人工涙液」という涙にちかい眼薬も市販されている。それも試してみたが、効果は一時的で、薬が効かなくなると逆に症状が悪化するようにも感じた。これも歳のなせる業か、と諦めていたが、偶然マスクをしている時に症状がかなり改善することに気付いた。眼鏡をしている人は経験があるともうが、マスクをつけると眼鏡が曇る。それだけ目の方に自分の吐く息に含まれす蒸気が出てゆくわけだ。それがドライアイを改善してくれるらしい。薬と違い副作用はないし、まあマスク代は掛かるが微々たるものだ。付ける際に、マスクを鼻にぴったりと固定せず、少し緩めにすると目の方に蒸気が行きやすくなる。わたしは、この方法で最近控えていた読書を少し再開している。やっぱ本は良いですよ。
 ドライアイに悩まされている人は、このマスクによる改善法を試してみる価値はあると思う。たとえ効果が無くても、買ったマスクは風の季節にでも使えばいいだけの話だしね。

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フォークソング・デ・ナイト、2018/11/16

2018年11月17日 | ライブ
 月に一度ブルース・セッションが行われている千葉のライブハウス「リンゴ」。この日11/16(金)、やはり月一で行われている『フォーク・デ・ナイト』というイベントに参加させてもらった。基本的には参加自由のオープンマイクといった感じで、参加した人達は参加費1000円(1ドリンク付き)を払い、思い思いの好きな楽曲を演奏する。バンド形式のグループもいれば、仲間内で伴奏を付けたり、わたしのように一人で弾き歌う人もいる。なかなか和やかで、リラックスして演奏出来るのが良いところ。
 実は、『フォーク・デ・ナイト』というくらいで、70年代以降の「フォークソング」を演奏する人がほとんど。なので、ブルース歌って雰囲気を暗くしたら悪いかなと思って参加するのを躊躇していたのだが、店のマスターが是非にとのことで、この日初めて演奏させてもらった。最近は、いつもエレキギターを弾いてばかりなので、たまには生ギターをマイクだけで演奏したいしね。もちろん、基本を忘れないためもある。

 3曲ずつ2度で演奏した。演奏曲は以下のとおり。
1.空の果てまで歩いていきたい
2.ストレンジャーブルース
3.夜明け前の静けさの中で
4.ウォーク・オン
5.もう一度もう一度
6.汽車の音が聞こえる

 聴いてくれた人達は、思いのほか喜んでくれたようで一安心。機会があれば、また参加したい。


使っているのは、カワセ楽器のオリジナルギター。

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加曾利貝塚、2018/11/11

2018年11月13日 | 考古・エッセイ
 例によって、墓参のついでに加曾利貝塚へ寄った。この日は、気温20度を少し上回る程度で自転車で走るのにはちょうど良い気候。


 特別史跡に指定されてから、発掘が再開されている。遺物に優劣を付けるのは疑問に思うが、国宝に指定されるような土偶や土器などが出土すれば保存の機運が盛り上がるので、それもいいかな、と思う。さらに、この周辺には20を超える貝塚があり、詳しい発掘調査はほとんどなされていない所もあるので、それに関する予算がつけばさらによい。


 復元された住居。縄文期には、石斧など使って木を切り出すより他に方法がないので、簡素な家を建てるのもさぞ時間と手間がかかっただろう。そして、それは数千年前ここで暮らした人々が生まれてから死ぬまで、ほぼ同じ光景の中で生活していたことを推測させる。その環境が、人の心の安寧に大きく寄与したことは確実、とわたしは思っている。現代人の抱える不安を考える上でも、縄文期の人々のあり方を考察しなおすのも一つの方法ではないだろうか。

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1963年イタリア映画『ブーベの恋人』

2018年11月10日 | 映画
 11/8(木)、千葉市生涯学習センターの無料上映会にて。
 白黒映画で、ブーベという青年役にジョージ・チャキリス、その恋人マーラ役にクラウディア・カルディナーレ。監督はルイジ・コメンチーニ、音楽はカルロ・ルスティケッリ。
 第二次大戦末期のイタリア北部、連合軍の北上するまでの一時期ナチスドイツ、ファシスト党の残党、そしてパルチザンの三つの勢力が混在する混乱期。主人公のブーベは、パルチザンの一員だったが、あるいさかいからファシストの男とその息子を殺害してしまう。戦後、他国に逃れていたブーベは恩赦を受けられず、殺人者として裁判にかけられることになる。そしてその間、恋人のマーラは彼を待ちつつも、親切にしてくれる男に出会い求婚され、心は揺れ動いて不安の中で生きることになる。微妙な女心をクラウディア・カルディナーレが好く演じている。ただ、大戦末期から戦後の混乱期のイタリアの状況は、なかなか理解しづらく、配布してくれた簡単な解説が無ければわからなかった点も多いな、と感じた。

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白石一郎著『江戸の海』

2018年11月07日 | 本と雑誌
 最近は目の疲労が激しく読書もママならないが、図書館には大きな活字の本が用意してあるので、たまにそれを借りてきて老眼鏡をかけて読んでいる。もちろん、大活字に変換されている本は多くは無いが、それでも目が弱くなってきた者には大いに助かる。自分もそういう歳になったんだ、とも感じて寂しい気もするが、弱い者に対する対策がある事に素直に感謝したい。

 さて今回読んだのは、歴史短編小説集『江戸の海』。著者の白石一郎氏は、1931年(昭和6年)11月の 生まれで、2004年(平成16年)9月20日に亡くなっている。わたしは初めて読んだが、海を舞台にした小説を書かせればこの人の右に出る者はいない、と言われるのも肯ける作品だった。海に生きる者たちの心象風景に優れ、読み終わった後に何故かホッとする。これは、テレビなどではけっして味わえない感覚だ。やっぱり本はいいなあ。次は、直木賞受賞作品の『海狼伝』を読んでみたい。

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ブルース・セッション、11/3

2018年11月04日 | ライブ
 秋めいてきた3日夜、千葉「リンゴ」での第一土曜恒例ブルース・セッションに参加してきた。
 アコースティック・ギターにピックアップを付けてあるエピフォンのFT-110を持っていったところ、独奏をやってくれと言われた。独奏曲は全く用意していなかったので戸惑ったが、なんとか3曲を一人で演奏した。バンド演奏を含めて、以下5曲のパフォーマンス。

1、パーフェクト・サークル(スライド独奏、オリジナル曲)
2、Crossroad Blues(クロスロード・ブルース)
3、Sweet home Chicago (スィートホーム・シカゴ)
4、Twelve Sticks(トゥエルブスティックス、Gary Davisのギター独奏曲)
5、今宵君と(オリジナル曲独奏)

 ホスト役のルイジアナギターズの斉藤店長から、他の人のバックもやってみたらどうか、と、いつも言われる。しかし、モダンブルースを盛り立てるようなバッキングをやることを考えたことも無いので、遠慮してきた。そもそも、モダンブルースの曲で親しみを感じて自分で歌ってみようか、と思ったものもほとんど無い。つまり、曲想を共有できそうにないのだ。無理にバッキングをやっても、せいぜい音を外さないようにするのが精いっぱいだろう。それでも、せっかくのお誘いでもあり、他所ではない機会なので、恥を覚悟で次回からやってみようか、と考えている。せいぜい自分なりに練習するか。

 11/6追記。
 演奏時の画像を斉藤店長が送ってくれた。オリジナルのスライド独奏曲「パーフェクト・サークル」を演奏しているところだが、急に頼まれたので、思い出しながら何とか演奏していて我ながら苦しそうではないか。次からは、予備の曲も用意しておこう。しかし、人使い荒くね?まいったね、どうも。


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クリップチューナー

2018年11月01日 | ギター
 ギターの調弦時に使うクリップチューナー(正確にはクリップ オン チューナー[Clip on tuner]と云うらしい)が、古くなってきたし、ひとつ失くしてしまったのであらたに購入することにした。


 右の白いのが今まで使っていたAW-2で、左が今回買ったAW-LT100G。ともにKORG社製。これを、ギターのヘッドなどに装着して使う。写真で、ほぼ実物の大きさ。
 今年に入ってから、ブルース・セッションに参加させてもらってるが、一人で演奏するのと違ってピッチを正確に合わせる必要に迫られる。つまり、バンド演奏ではクリップチューナーは、必需品ということだ。外に持ち出すと、壊れたり紛失することもあるので、あまり高額なものは使いたくない。なので、2300円ほどで、電池もボタン型ではなく単4で、100時間程度使えるものを選んだ。感度等は、ギターで使用する分には問題ないが、振動で拾うピエゾのみの駆動だ。わたしは尺八もたまに吹くが、その時には振動ではなく音で合わせなくてはならなので、マイク付きのものが必要になる。今まで使っていたAW-2は音でも拾えるので、引き続き大切に使いたい。
 それにしても、クリップチューナーも製品により随分価格に差がある。下は数百円から、上は万単位のものまで様々だ。知り合いに訊いてみたところでは、感度と正確さで、かなり差がある、とのこと。プロのミュージシャンで、ステージ上で瞬時にチューニングを補正する必要がある場合などで、やはり高性能なものが必要になる、ということだろう。ステージをこなすレベルの人達は、4000~5000円位のものを使っている人が多いようだ。

 ちなみに「AW-LT100G」のGは、Guitarの頭文字で主にギターの音域に感度を合わせてある。試しにベースに付けてみたが、やはり反応があまり良くない。これのベース用「AW-LT100B」もあるので、ベースで使う人はそちらを選ぶ必要がある。しかし、便利になったもんだなあ。若い頃12弦ギターを使ってライブ演奏した時には、ノーマルからオープン(あるいはその逆)にチューニングを替える時に時間がかかるので、休憩時間にチューニングを替えたものだった。時代は変る。

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